2008 /1/23
開けて4日から、ヤマ仕事してます。放置されて、過密もやし状態になった杉やヒノキを間伐して、横に倒した丸太を二本重ねて、両脇を杭でとめて、土砂が流れないようにする、というお上から下された、森の再生事業計画の、末端アルバイトというわけです。寒々と冷えきった林にヒカリが差し込んでくるのは、いいもんです。現場監督もいないし、空気もいいし(寒い時はひじょーに寒い)、チマタ離れた山の現場はよろしいです。チェーンソーの爆音の合間に、鳥のさえずりが耳にシミます。トリと言えば、先日訪れた友人宅のベランダはすごかった。ひまわりの種をてのひらに乗せて、じっとしていると、ヤマガラが次々とやってきて種をもっていくのだ。はたはたっと飛んで来て、手の指先に止まるんだけど、ヤマガラくんたちの、細くてしなやかだけどしっかりしてる足指の感触が、こそばくてイジョーに気持ちいいのだった。ヤマガラくんってのは、頭のてっぺん剃り上げた江戸の町人みたいな柄からして笑っちゃうんだけど、他のトリたちとはなんか違う、愛くるしさ、頭のよさ、人なつこさを感じる。さしずめ、山のイルカってことで、どうだ。東京の明治神宮の森でも同じように手にやってくるという新聞記事を読んだ事があって、あこがれだったんだけど、はからずも突然実現してしまって、うれしかったです。昨日は現場は25cmもの雪がうつくしーく積もっていてお休み。今日も雨で、ゆっくりです。
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