★★ユース代表2006年シーズン★★ (タイトル画像クリックでトップページへジャンプします)
【U-19日本代表】
-2007年U-20W杯カナダ大会(ワールドユース)を目指す世代-
■北朝鮮代表戦(11/12)
■韓国代表戦(11/9)
■サウジアラビア戦(11/6)
■イラン戦(11/2)
■タジキスタン戦(10/31)
■北朝鮮代表戦(10/29)
■メキシコ代表戦(8/15)

【U-16日本代表】
-2007年U-17W杯韓国大会を目指す世代-
■北朝鮮代表戦(9/17)
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■U-19代表2006 For Canada■
AFCアジアU-20(ユース)選手権決勝 2006/11/12 インド・コルカタ
日本代表 1(前半)1
0(後半)0
0(延前)0
0(延後)0
3(PK)5
北朝鮮代表
得点1:柏木(前半34分)柏木自らドリブルで相手をかわしパスの出しどころが無く左足でシュート!

GK:1林彰洋(5.5)
2試合連続でのPK戦、毎回神掛かったセービングが出来るはずもない。 5人全てに決められた。準決勝では相手を喰っていた印象だが、 今日はTV画面を通じてみても、セーブできそうな雰囲気は無かった。 120分の試合中は無難な守備を見せた。たまたま正面にシュートが来てくれたり、 まだ「ツキ」があるのかな?とは感じたが。 彼の課題はターゲットマンへのフィード精度。(怪我の)秋元との差はそこだ!

CB:4福元洋平(5.5)
頭脳的なカバーリングを見せる一方で、あり得ない様なケアレスミスを犯す。 彼の位置でのパスミスは即、失点に繋がる可能性が高いので、集中力を切らさ ずプレーして欲しい。また槙野の出場停止でコンビを組んだのが青山と、 イレギュラーな形であった。しかし経験がないわけでもなく、練習も重ねて いるため、直接的な弊害は感じなかった。 それより強引にドリブル突破された時の守備、場所と時間によって対応策が 変わってくる。その辺の共通認識を選手に徹底するキャプテンとしての仕事が、、。

CB:24青山隼(5.5)
本職のセンターバックではないが、その身体能力の高さと、センスの良さで 槙野不在を感じさせないパフォーマンスを見せた。ボランチやサイドバックの ラインからドリブルで侵入してくる相手に手こずっていたが、 なんとか凌ぎきった。しかし(槙野の代役云々ではなく)ボランチとの 受け渡しには問題があった。結果的に守りきったのと、連携の善し悪しは違う。 彼がCBに入るのは緊急事態なのだろうが、(槙野以外で)彼より良い守備人 がいない層の薄さが気になる。

SB:2内田篤人(5.0)
上下の運動量が素晴らしく、よくぞ戻ってカウンターを阻止したという場面 があった。しかしサイドバックの運動量は、攻撃参加で使って欲しい(苦笑)。 同じ事を何度も書いてしまうのは、毎回同じ課題に直面しているからだ。 逆サイドの堤が本来はCBの選手、一方の彼はU-17代表時代のSHからコンバート された選手。サイドバックの攻撃参加が効果的なのは数的有利を作れる事、 それによってフリーになれることだ。4-4-2の布陣で臨んでいる長所が出ていない!

SB:3堤俊輔(5.0)
彼をアウトサイダーとして評価するのは間違いかも?と思えてきた。 望まれている仕事は縦の活性化(攻撃面)ではなく、中に絞って守備する能力 なのだろう。3バックのストッパーの様な役回りが多かった。 しかしそれにしても危険なクロスボールを挙げられすぎだ。もっと相手との 距離を詰めて、クロスを入れられない(あるいは)、入れられても精度を 低くする様なプレーが必要と思う。

DH:26森重真人(5.0)
いわゆるアリバイディフェンスなのだと思う。彼は相手を止められそうな 場所に居ても寄せが甘かったり、玉際勝負に負けたりで(要するにプレーが 軽く見極めが悪い)、アンカーとしての役割を果たすことが出来なかった。 途中で気が付いたか?相手との距離を縮める守備を行ったが、今度はファウル で止めざるを得なくなった。彼のサッカーキャリアの中で、この大会が どういう影響を与えるのか解らないが、上(五輪)を狙うには力不足。 今後、「私の観る目が間違っていた」と思わせる様、成長して欲しいものだ。

DH:15柏木陽介(6.5)
第2ボランチとして彼にどこまでの(どういう)守備を監督が望んでいるか? 是非とも知りたいところ。彼が攻撃をコントロールする、いわゆる 司令塔であれば、すぐにでもフル代表で使ってみたいセンスの持ち主という 評価になる。相手DFにボールを奪われる事なく、周囲に使える選手がいないと 判断するやシュートに切り替える。それがゴールとなって追い付いたの だから素晴らしい。左右にボールを捌き、DF裏を狙ってスルーパスを出す。 優勝していればMVPは彼だったと思う。(フィールドプレーヤーでは)

SH:8田中亜土夢(6.0)
豊富な運動量で攻守に奮闘していた。それが効果的なものか?いつも私は 考えるが、今日はチームに貢献していたと思う。 得点には結びつかなかったが、左サイドからのセンターリングに2列目から 飛び出したプレーなどは良かった。それ以外でも相手DFラインの裏に抜ける 動きがみられ、今大会では最も良い出来だったのではないか? 彼は使われるタイプの2列目、、よって身体が切れていないゲームでは、 効果的な仕事が出来ない。彼のポジションならSB内田をもっと使ってあげる キープ力が必要と思う。

SH:7梅崎司(6.0)
ゴールに対する積極性は買いだ。相手GKのポジショニング良くなければ、 得点となったプレーが複数回観られた。その反面、自分がやらなければ、 という責任感からか?もっとフリーな選手がいるにもかかわらず、、、 というシーンも少なからずあった。 柏木に使われて良い仕事をするが、今後彼が伸びる方向性としては 他のプレーヤーを活かす能力UPだと思う。 PKのキックミスは、悔やむ必要なし。あれは「運」なのだから。

FW:17青木孝太(5.0)
スーパーサブで結果を残してきた選手をスタメン起用した場合、 往々にして機能しないケースがある。この試合における彼は、まさにその 典型だったと思う。前線からのアプローチも、プレッシャーになれている? 北朝鮮選手にとっては脅威と感じなかったかもしれない。コンビを組んだ 森島がターゲットマンタイプなだけに、彼は衛星のように動くか、 サイドで起点を作るか?そのバランスで勝負する必要があった。 目立たなかったのはMFに埋もれてしまったからと思う。

FW:9森島康仁(5.0)
もう少し彼の所でボールが収まれば、日本ペースで試合を進める事が可能 だったと思う。彼だけの責任ではないが、ボールに対する相性が悪いかった のか?身体能力を活かしたプレーを披露するには至らなかった。 少ないチャンスをモノにする、あるいは無理な体勢からのシュートを決める。 そんな無茶な事を言うつもりはない。今日の彼には決定機すら無かった 印象だ。内田のロングスローにピッチ外から入って競るプレーは面白いと感じた。 フリーの味方選手に、きっちりとボールを落とせれば、、、。

FW:16ハーフナー・マイク(5.5)−後半14分、森島康仁に替わり出場−
ヘディング勝負では100%に近い確率で相手を凌駕していた。足元のポストプレー でも、ほとんどをマイボールとしてキープ。しかしその後で味方を活かすパス などは観られなかった(つまり雑な仕事でボールを奪われた)。 彼のストロングポイントは194pの高さ、もっと彼の頭に向けて単純に挙げる作戦 をとっても良かったのでは?彼は中で準備していても良かったのでは?と感じた。 ベンチの指示では前線に張れ、、という事だったと思うが、実践できなかった。

FW:20伊藤翔(5.0)−後半31分、青木孝太に替わり出場−
左サイドを崩したドリブル突破に、高い攻撃力の片鱗を見せた。 しかし使われる時間、その使われ方自体に問題があったと思う。彼が活きる システムではなく、彼が無理矢理チームに合わせる、、そんな印象を受けた。 自分の形を見せられたら、そしてそれがチームメイト全体に浸透していたなら、 もっと良い仕事が出来たのでは?と思う。河原や青木の代わりではなく、 彼本来のプレー、、が観たかった。U-17代表時代からの成長を感じたかったが、 その機会は世界大会まで持ち越しとなった。

DH:14柳澤隼(採点対象外)−延長後半13分、森重真人に替わり出場−


【ベンチ入り】
GK:18武田洋平、MF:10山本真希、27香川真司、FW:11河原和寿

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AFCアジアU-20(ユース)選手権準決勝 2006/11/09 インド・コルカタ
日本代表 0(前半)1
1(後半)0
1(延前)0
0(延後)1
3(PK)2
韓国代表
得点1:森島(後半2分)香川がドリブルで中央突破、柏木が受けてヒールパス、森島がDFをかわしシュート。
得点2:青木(延前15分)柏木のドリブル、梅崎が右からクロス、森島のシュートこぼれ球を青木が押込む。

GK:1林彰洋(7.5)
延長後半の直接FKを決められた場面。完全に壁の作り方(指示)を 失敗した。具体的には1枚足りず、相手キッカーに右足で巻かれてしまった。 このミスと、前線へのフィード精度が著しく低かった事が減点対象となる。 しかしながら120分間、彼の神掛かったセービング無しには引き分けに持ち込め なかっただろう。そして主役となったPK戦での大活躍。彼はまたチームを 救ってくれた。

CB:4福元洋平(5.0)
槙野が退場してから顕著になったが、それ以前にもラインを下げすぎ の印象。中盤でプレッシングか掛からない為、押込まれてしまったのだが、 相手の最終ラインからビルドアップされたボールについては、 オフサイドを狙うべきだった。ベンチの指示で低めのライン設定をしたの だと思うが、それがセカンドボールを拾えず防戦一方になった原因だ。 身体を張って頑張ってはいたが、これでは世界と闘えない。 またクリアボールが短い事(これは日本選手全体に言えるが)、 縦に入れるパスでのミスが多いことが気になった。

CB:5槙野智章(4.5)
玉際へのアグレッシブな仕掛けは退場となって現れてしまった。 スピードで振り切られた相手を倒してしまった訳だが、良くみると相手は 足がついていかず転んだだけに見える。しかし決定的なシュートチャンスを 後ろからアタックしてしまえばレッドカードも致し方ない。 それまで良く攻撃を封じていたが、自らの退場でチームを苦境に追い込んだ。 次は出場停止、本職のCB柳川は帰国している。彼の退場は決勝にも 影響するのだ。

SB:2内田篤人(5.0)
縦への突破は2回程度あったか?GKが抜かれた後のクリアなど、 守備面で貢献したが、監督は攻撃力で押込んで欲しかったと推察する。 田中と上手く挟み込んで守備する事もあったが、奪ってからのパスが雑で、 すぐに相手ボールとしてしまった。随所にJリーグでの経験を感じる事 は出来たが、やはりもう一列前(梅崎と同じ高さ)で機能するタイプに思える。 鹿島でもSBを経験している事で守備意識は高くなったが、(U-17代表時代に 比べ)危険な香りのする選手ではなくなった。

SB:3堤俊輔(4.0)
守備専門の彼が、あれだけフリーでクロスを入れられてはCBもたまった ものではない!カワサレルのが恐いのか?寄せが甘く、しかもポジショニング が中途半端だった。縦に押し返す事も出来ず、可能性の低いパス(クリア?) を前目がけて蹴るだけの存在となっていた。前半のみで交替となったのは、 戦術的な理由だと思う。しかし彼のポジションで選手を替えるのは、 カードを1枚無駄に使うようなものだ。

DH:24青山隼(5.5)
最終ラインがズルズル下がって、前線からのプレッシングも掛からない試合で ボランチが出来る事といえば、、(苦笑)。相手攻撃の起点を潰す事など到底 不可能、コースを切ること、ディレイを掛ける事すら難しかった。 それでも最終ラインに押込まれても、彼は身体を張って奮闘していた。 槙野が退場してからはDFラインに入り、ヘディングの競り合いなどでも 優っていた。フィジカルで韓国相手に勝つ選手というのは貴重だと思う。 気持ち的には6.0を付けてあげたいが、彼ひとりで試合をしている訳では ないため難しい。経験を積めば、将来フル代表入りを狙える逸材だ。

DH:15柏木陽介(6.0)
ゴール前にポジションを移すと良い仕事をする。 後半立ち上がりの森島の得点をアシストしたヒールパスはセンスの塊だ。 彼だけが周囲と違うリズム感でプレーしている、いわゆるファンタジスタ系 選手と呼べる。レフティで有ることも手伝ってか俊輔や名波のイメージを 重ね合わせてしまうが、名波ほど守備力が無い為、第2ボランチは厳しい印象。 彼を含め、いまいる選手(梅崎、内田)の特性を活かすなら3-5-2がベスト。 押込まれて守備ばかりになるとマイナス面が際立ってしまう。

SH:8田中亜土夢(5.0)
後ろ向きで守備ばかりしていた印象。挟み込んで守備する事が必ずしも悪い とは言えない。しかしボールの出所にプレスを掛ける、積極的な守備から 攻撃の起点となって欲しいものだ。運良く?マイボールとなった場面でも、 焦ってパスを相手に渡してしまう。あるいはパスを出す基本的な資質に欠けて いるのか??このポジションは運動量を必要とするが、それだけでは駄目。 リズムを変えるプレーが出来るか?イマジネーションを働かせ、チャンスを 演出する要素が必要と思う。

SH:7梅崎司(5.5)
ドリブルで中央に切り込むシーンはあったが、味方のサポートを得られず ボールを失った。何とかリズムを引き寄せたいという気持ちがプレーに 観られたが(前線へのスルーパスなど)、彼一人でどうなるものでもなかった。 どんどん押込まれていき、最終ラインで守備する事も1度や2度ではなかった。 「全員で踏ん張って」と言えば聞こえは良いが、韓国レベルにこういう試合を しているようでは世界と闘えない。周りは唯一のフル代表経験者という見方を する。よって彼がこの年代で特別な存在と言われることも多いだろう。 しかし彼はJリーグで中堅以下のクラブ所属者だ。 能力に見あった期待を掛けるべき、いまの立場は少々重すぎる。

FW:11河原和寿(4.5)
韓国DFの上手いラインコントロールにオフサイドコレクターとなってしまった。 オフサイドに掛かるのはFWだけの責任ではないが、直線的な動きの多い選手が かかりやすい。彼もまた、ウェーブや動き直しに課題がある。 サイドに流れて起点を作るプレーも出来ず、ほとんどの時間を守備に費やされ、 FWの仕事が出来なかった。相手次第なのだと思うが、彼は出来不出来の 激しいタイプなのかな?と感じた。

FW:9森島康仁(6.0)
得点を奪うまでに5回以上もチャンスを潰し、その後も決めきれなかったFW をどう評価する??これは難しい問題だ。わたしは得点を取ったFWに関して、 余程の事が無い限り合格点を与える。2-1とリードした場面で彼は前線に残 っているべきと思うが、監督の考えは違っていた。守備における高さ が必要と感じたのだろう。しかしそれは守備一辺倒となり、結果的に同点を 許す事になった。彼が一人余っていれば、韓国DFも引きつけられたと思う。 そのような様々な観点から総合して、ギリギリ合格点というのが妥当か?

SB:27香川真司(5.5)−後半00分、堤俊輔に替わり出場−
後半から投入され、彼の思いきったドリブル突破が同点弾の起点となった。 監督采配ズバリ的中!だったが、その後はDFラインにへばりつく事が多く、 身体能力の高いとは言えない彼には厳しい展開だった。 ユーティリティな選手とは言え、どこまで寄せて良いのか?あるいは、 どこの場面では絞って守らないといけないのか?など、難しかったと思う。 攻撃力でサイドを有利に出来れば一番なのだが、中盤でセカンドボールを 拾われ続ければ、そうも行かない。

FW→SH:17青木孝太(6.5)−後半18分、河原和寿に替わり出場−
左利き故にサイドに開いてチャンスメイクする事も出来る。 槙野退場以降、延長に入ってからは左SHにポジションを移したようだ。 ただ彼にFWとしての意地があったか?押込まれながらも、一発のカウンターで シュートを決める事が出来た。闇雲に打たず、狙い澄まして落ち着いて、、 という部分にストライカーの片鱗を感じた。サウジ戦に続いての得点ゲット、 完全にラッキーボーイとなった。スーパーサブを意識している訳では無く、 スタメンで出たいのだろうが、流れを変える存在として今は貴重だ。

DH:26森重真人(4.5)−後半42分、田中亜土夢に替わり出場−
槙野が退場処分を受けた為、ボランチから青山が一列下がった。 その位置に彼が入ったわけだが、もう少し危機察知能力を高めて欲しいものだ。 簡単に言えば守備が軽い、、玉際が緩い(苦笑)。 もっと出来る選手だからこそ、メンバーに残ったのだと思う。 フィジカルは決して弱くないが、見切りを付けるのが早すぎる。 大丈夫だろうと対応が遅れたり、中途半端なポジションにいたり。 途中出場でゲームに入りきれなかった感じだろうか?

【ベンチ入り】
GK:18武田洋平、MF:10山本真希、14柳澤隼、FW:16ハーフナー・マイク、20伊藤翔

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AFCアジアU-20(ユース)選手権準々決勝 2006/11/06 インド・バンガロール
日本代表 1(前半)0
1(後半)1
サウジアラビア代表
得点1:河原(前半7)柏木の右サイドからのFK、ニアサイドに飛び込んだ河原がヘディングで合わせる。
得点2:青木(後半44)柏木がゴールでシュート、相手DFに当りこぼれたボールを青木がダイレクトシュート。

GK:1林彰洋(7.0)
クロスバーに救われるシュートがあったりと、運も彼の味方をした。 しかし、触らなければゴールネットを揺らされていたシーンは数えきれず。 彼のセービング無くして、今日の勝利は無かったと思う。 一方的に攻められる展開となった後半は特に、最後の砦として存在感 を示した。190pの長身と反応スピード、ふたつの要素が見事に調和していた。 どうしても得点を奪ったFWが目立つものだが、私は彼こそが「マンオブザマッチ」 に相応しいと考える。

CB:4福元洋平(6.0)
やはり彼がDFラインに居ると居ないとでは、安定感がまるで違う。 高い集中力を持って試合に入れたのは、彼の存在が大きい。 槙野が安心して相手を潰しにいけたのも、彼がカバーしてくれるという信頼 あっての事だろう。後半、ハイボールを入れられ中盤を省略されてからは、 気迫でゴール前に立ちふさがった。身体もあるし、クレバーだし、国際経験を 積んでフル代表の主力になって欲しい選手だ。その資質は十分に持っている。

CB:5槙野智章(6.5)
ボランチやサイドの選手と組んで、挟み込む守備を徹底していた。 玉際に強く、身体の入れ方も上手い。そして常に相手より早くボールに絡んだ。 TV画面越しに観るこちら迄、気持ちの強さが伝わってくるファイター(闘える選手)。 凡ミスが無い(少ない)のもDFとしては価値がある。 所属の広島で出番は無いが、この大会を通じて経験値を高め、上を目指して欲しい。

SB:2内田篤人(5.5)
グループリーグでは観られなかった縦へのドリブル突破。相手との力関係 (守備が弱い)を早い時間帯で示した事が、先制の起点となるファウルを誘った。 その後、何度か突破するも中の選手とタイミングが合わない。 やはりこの大会を通じて、コンディションはまだ完全では無いのだろう。 ハイボールで徐々に押込まれていった後半は、守備一辺倒となった。同サイドの 田中がボールをキープ出来ないと、彼にとっては厳しい。

SB:3堤俊輔(5.0)
攻撃的なサイドハーフ梅崎をサポートするだけが役割か?彼を追い越して相手の 守備を外すプレーが観られれば、こんな低い採点とはならないのだが、、。 守備専門の選手ならば、せめてしっかりと守って欲しいものだ。 要らぬファウルを冒し、FKのチャンスを与えてしまった。 これはスピードについて行けない為、そうなってしまうのだと思う。 このチームには安田(ガンバ大阪)がいないのだから、せめて守備くらいは、、。

DH:24青山隼(6.0)
前半は激しく素早い寄せで相手攻撃陣に自由を与えなかった。 アンカーとしての役割を十分に認識し、スペースを空けない様に注意していた と思われる。攻撃参加こそなかったが、ハーフ、サイドバック、センターバックの それぞれと数的優位を作って守りきった。後半は流石に押込まれたが、 この大会で初めて彼の強さ(将来性)を披露出来たと思う。 目立たないが、黒子に徹した彼の存在あってこその勝利だった。

DH:15柏木陽介(6.5)
河原の先制点をアシストしたFK精度は素晴らしかった。 サウジアラビアのCBが高く強いことから、ニアにスピードあるボールを入れた。 得点は河原だが、正確にコースを狙えるキッカーが居ることは日本にとって 大きな武器となる(そういう意味では中村俊輔に近い)。 ボランチ(2.5列目)の彼にマンマークが付いていた。これは相手監督が彼をチームの 中心選手と評価したからだろう。そんな事もあって流れの中で(いつもよりは)自由 は無かったが、青木の決勝点の前のシュートなど、ここぞと言うときに顔を出した。 ゴール前でのイマジネーションなど、楽しませてくれる選手だ。

SH:8田中亜土夢(5.5)
とにかく縦横無尽に中盤を走り回った。攻守両面、その活動量の多さでチーム に貢献した。おそらく監督は彼のパフォーマンスに満足していたと思う。 しかし私は、彼のポジションでは得点に絡む仕事が必要と考える。 FWが空けたスペースに飛び込んだシーンも数回あったが、まだまだ少なすぎる。 右の梅崎にはドリブル突破がある。右の彼は何を(攻撃的な)武器に闘うのか? それが見えてこないので、どうしても6.0を付けるに至らない。

SH:7梅崎司(6.0)
スピードに乗ってタッチライン際まで抉るドリブル突破を見せた。 もう少しクロス精度が高ければ、フィニッシュ(シュート)まで行けたと思う。 攻守両面において、彼のキープ力、身体の入れ方の上手さは活きていた。 中に絞ってシュートというプレーも観られ、徐々にではあるが、 本来のパフォーマンスに近づきつつある印象だ。 後半疲れて(守備に)戻りきれなくなった事もあるが、概ね合格点の出来だ。

FW:11河原和寿(6.5)
両サイドに流れて起点を作る動きは、チーム内でコンセンサスが取れていた。 高い相手CB、森島をオトリに使い、彼がサイドに流れる。このチームにおいては 戦略的に非常にフィットしていたと思う。田中など攻撃的MFが守備重視になってし まう事も、想定内。彼の攻守に渡る運動量があったから可能だった。 前半早々の先制点、柏木のFKに飛び込んだシーンは素晴らしかった。 ニアサイドを狙う、まさにゴールハンターと呼ぶに相応しい動きだった。 プレースタイルがフル代表の佐藤(広島)に似ている印象。

FW:9森島康仁(5.0)
相手の強いCBに相当苦しんでいたようだが、身体を張り続けた。 こぼれ球をマイボールにするポストプレーは出来ずじまいだった。しかしチームには サイド攻撃を中心に考えながらも、彼を目指してビルドアップする意思統一もあった。 減点したのは、無得点に終わった為もあるが、相手にPKを与えてしまった 自陣PA内でのファウルが理由。身体をぶつけて良い場所と、拙い場所がある。 バランスを取りたがるレフェリーの性質を冷静に見極める必要があった。

FW:17青木孝太(6.5)−後半18分、河原和寿に替わり出場−
後半終了間際に決勝点を奪った。まさにストライカーの面目躍如だったが、 得点を奪う前にも、その予兆はあった。柏木とのワンツーで飛び出したシーン。 守備を十分に意識しながら、攻撃に入った時の切り替えが素晴らしかった。 正直、交替は伊藤翔ではないのか?と監督采配を疑ったが、見事にハマッタ。 こぼれ球に反応し、ダイレクトでシュートに行った時点で勝負有り。

SH:10山本真希(採点対象外)−後半32分、田中亜土夢に替わり出場−
DH:26森重真人(採点対象外)−後半47分、柏木陽介に替わり出場−


【ベンチ入り】
GK:18武田洋平、DF:13柳川雅樹、MF:14柳澤隼、27香川真司、FW:16ハーフナー・マイク、20伊藤翔

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AFCアジアU-20(ユース)選手権グループG(3) 2006/11/02 インド・バンガロール
日本代表 1(前半)0
0(後半)2
イラン代表
得点1:梅崎(前半22)柏木がゴール前に溜を作り、絶妙なスルーパス。走り込んできた梅崎が落ち着いてシュート。

GK:1林彰洋(6.0)
ハイボールには絶対の自信を持っているようだ。 2失点を喰らったが、どちらも彼にセーブチャンスは無かったと思う。 それより、同じくらいか、それ以上のピンチを防いだ事を評価すべきだ。 不安定なDFラインで苦労が絶えなかったろうが、決勝トーナメントでは、 気持ちを切り替えて目標を達成(ベスト4入り)して欲しい。

CB:13柳川雅樹(3.5)
PA内及び付近に放り込まれたロングボール。相手が走り込んでいるにもかかわらず、 バウンドさせてしまう守備は拙い。ピッチ状況を考えれば(イレギュラーバウンド するかも?)、ヘディングでクリアすべきだ。また、ドリブルで仕掛けられた時に、 スピードについて行けず抜かれたシーンが複数回あった。しかも失点に繋がった。 そしてクリアが短い(中途半端)。判断スピード、反射神経、テクニック、 いずれにおいても改善すべき点多し。

CB:5槙野智章(5.0)
一方的に攻め込まれる展開が続き、(前半は踏ん張ったが)後半になって 力尽きた感じ。彼自身はフィジカルで勝てなくとも、上手く身体を入れたり、 頭脳的なプレーで守備陣を支えた。しかしコンビを組んだ柳川との相性、 ボランチとのコンビネーションは悪かった。 福元に替わりキャプテンマークを巻いた為、彼への風当たりが強いかも? 失点すると別のチームになってしまう癖を変えたいが、 コーチングだけでは難しいかもしれない。

SB:2内田篤人(4.0)
守備の得意でない彼を使い続けるのは、その攻撃力で相手を押込んで欲しいからだ。 にもかかわらず、低い位置をとり続け、背走するだけの存在となっては意味がない。 中盤でゲームを作れないから上がれない訳だが、そうなると3-5-2のウィングバック で使うのが妥当と言える。今のままではフィジカルが弱すぎて国際試合には使えない という評価が定着してしまう。

SB:14柳澤隼(4.5)
今はやりのポリバレントな選手。要するにどのポジションでも60点(合格点)を 取れるという事だが、90点取れない事の裏返しでもある(苦笑)。 U-18代表時代には攻撃的なドリブル突破で「本山(鹿島)二世」と感じたが、 いつの間にか守備のユーティリティとなってしまった。ボールに対する身体の 入れ方は上手いが、イラン選手のフィジカルに対抗するには、線が細すぎた。

DH:24青山隼(4.5)
それ程に守備が軽い選手とは思わないが、事実上の1ボランチで(しかもグループ 最強と思われる)イラン攻撃陣を抑える事は難しかった。真ん中をケアすると、 サイドに展開される。慌ててフォローに行っても間に合わない。クロスを入れられ DFが弾いてもセカンドボールを拾える位置に彼はいない(苦笑)。 自信を持っている前線及びサイドへのフィードも、こういう試合内容では披露 出来ずに終わった。

DH:15柏木陽介(5.5)
いわゆるトップ下、司令塔の位置まで上がった時に仕事をする選手。 テクニックはチームナンバーワン、ボールキープもスルーパスも上手い。 何より優れているのは、シュートに至るまでのアイデアを持っていること。 梅崎のゴールをアシストしたパスはファンタジスタと呼ばれるに相応しい 見事なものだった。しかし反面、守備に不安があり、コンビを組む選手 (今日は青山)に大きな負担を強いてしまう。3-5-2の前目なら、彼はもっと活きる!

SH:8田中亜土夢(5.0)
ピッチ全体を走り回れる運動量は主に守備に費やされた。SBと2人で 相手を挟み込みボールを奪うなど、サイドハーフとしては忠実な守備を 見せた。しかしその後のプレーが雑。FWを走らせるパス精度が高くない。 焦ってしまうのか、出しどころが無く可能性の低いプレーを選択せざる を得ないのか?また自らFWを追い越す動きが無い。2列目で使うには イマジネーションも不足している。

SH:7梅崎司(6.0)
前半、攻撃的には柏木のスルーパスに走った先制点の場面しか印象にない。 ほとんどの時間帯、守備においやられ、自分のストロングポイント(突破力) を披露出来なかった。負けなければ良いというチーム状況も、守備重視と なった原因かも?彼のパフォーマンスは後半スタミナ切れとともに落ちた。 苦しいときにこそ、年長者(一学年上)がチームを引っ張らないとならない!!

FW:17青木孝太(5.5)
ストライカーというよりはチャンスメーカーと呼んだ方がいい選手。 少ない日本の攻撃において、積極的なドリブル突破で存在をアピールした。 ただチャンスメーカータイプの選手は他にもいる。やはりFWとして召集された からには、得点という結果が欲しい。前線からの守備意識といい、 ジェフ在籍の選手らしいといえば、そうなのだが、、、。

FW:9森島康仁(5.0)
ヘディングの競り合いは五分五分だったが、味方の居るスペースに ボールを落とせなかった。DFが苦し紛れに出すロングフィードを全てマイ ボールにしろ、、という方が酷だったと思う。彼のパフォーマンスそのものは 良くも悪くもなかった。90分間の内なら仕事をしたかもしれないが、 前半のみの出場では厳しかったと思う。

FW:16ハーフナー・マイク(5.0)−後半00分、森島康仁に替わり出場−
一方的に攻められた中で、彼にボールが渡るのは苦し紛れのクリアボールだけ。 中盤からのサポートも無く、彼が落としたセカンドボールは簡単に相手に 奪われた。意図を持ったビルドアップなら彼の高さは活きたと思うが、 今日の様な使われ方では、採点するのが可哀想だ。 しかし減点材料はセットプレー時の守備の軽さ、、逆転弾は彼の注意力不足だ。

DH→SH:10山本真希(5.0)−後半14分、柏木陽介に替わり出場−
ファーストタッチが(ゴール前フリーでの)シュート。 しかし青木が折り返したパスをふかしてしまった。サッカーに「タラレバ」は 無いが、彼のシュートが決まっていれば、その後の展開も変わっていただろう。 このチームは劣勢に立たされたときに、巻き返しが出来ないと彼は分析していた 事がある。悪いリズムを変える存在になって欲しいのだが、、。

DH:27香川真司(採点対象外)−後半31分、梅崎司に替わり出場−


【ベンチ入り】
GK:18武田洋平、DF:4福元洋平、3堤俊輔、MF:、26森重真人、、FW:11河原和寿、20伊藤翔

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AFCアジアU-20(ユース)選手権グループG(2) 2006/10/31 インド・バンガロール
日本代表 2(前半)0
2(後半)0
タジキスタン代表
得点1:森島(前半8)梅崎のクロスをファーで山本が折り返す、ゴール前に走り込んみシュート。
得点2:森島(前半33)山本の左CK、ニアに飛び込みヘディングで合わせた。
得点3:柏木(後半12)梅崎のシュートがDFに当り伊藤へ渡る、マイナスの折り返しにゴール前で合わせた。
得点4:森重(後半24)梅崎からの横パスを受けPA外からミドルシュートを豪快に決める。

GK:1林彰洋(6.5)
守備陣(特にボランチ)の寄せが甘く、枠内に強烈なシュートを何本も 浴びた。落ち着いて処理し、事なきを得たが、彼の安定感無くして この試合の勝利は無かったと思われる。長身GKの泣き所(低い弾道のシュート) にも見事な反応を見せ、秋元の代役とは思えない活躍ぶりだった。 この試合のマンオブザマッチは(2得点の森島ではなく)彼だと思う。

CB:4福元洋平(5.5)
結果的に完封したのだから評価されていいのかもしれない。しかしライン統率 すべき彼が、相手攻撃陣の圧迫に負けてズルズルとラインを下げてしまった 事は残念。要らぬファウルで警告対象になったりと、必要可否が解っていない 印象を受けた。主将の彼が浮き足立っては、チーム全体に影響する。 交替で入った(試された)柳川はイージーミスの多い選手、彼が試合から外れる ようなら日本にとって最大のピンチとなる。

CB:5槙野智章(6.0)
最終ラインで身体を張り、よく頑張っていたと思う。精彩を欠く内田の サポートをシッカリ行った上で、自分の役割も忠実にこなしていた。 ボランチと挟み込むDFが出来れば楽だったと思うが、それでも守備陣の中では 抜群の安定感を披露した。福元にかわりキャプテンマークを巻き、 冷静な頭脳と熱いプレーでチームの勝利に貢献した。

SB:2内田篤人(5.0)
如何せんコンディションが悪すぎる。彼の持ち味は積極的な攻撃参加だが、 味方が良い時間帯で得点してくれた事も守備重視のプレーに拍車を掛けたか? 自ら突破することで相手を下げるのではなく、待って守備したため、自由を 与えてしまった。守備重視なら、(必ずしも勝利する必要のない次戦では) 香川を使った方がいいだろう。 早くインドに慣れ、本来のパフォーマンスを披露してもらいたい。

SB:3堤俊輔(5.0)
攻撃参加するSBが良いとは必ずしも言えないが、彼の様にずっと低い位置に いて、受けの守備をするSBを私は好まない。押し上げが無いから、 攻められるのだし、自分たちの時間を長くキープ出来ないのだ。 梅崎に縦パスを出す事しか、彼の攻撃的プレーは無いのだろうか? また焦ってクリアするため、中途半端なものになってしまった。それを奪われ、 攻められ続けるという悪循環!

DH:26森重真人(5.5)
前半から(可能性の低い)ロングシュートを打ち続け、後半になって報われた。 4点目を奪い勝利を決定付けたが、守備面での拙さと相殺したら合格点は 絶対に付けられない。アンカーたる彼は相手のシュートレンジを考慮し、もっと 寄せを早く、そしてコースに身体を入れる必要があった。また攻撃の起点となる べき繋ぎのパスでミスを連発。焦って出した縦を奪われカウンターを喰うシーン を何度見せられたか??両サイドへ効果的な配球も出来ずに終わった。 相手が世界標準のチームなら3.4点決められていたと思う。

DH:15柏木陽介(5.5)
伊藤からマイナスのクロスを受け、落ち着いてゴールを決めた。 2トップがサイドに開いた後のスペースに上手く入り込んだ時点で勝負あった感じ。 数字的な結果を残している為、表面上は活躍した様に見えるだろう。 しかしながらゲームをコントロールする役割を担う彼が、イージーなパスミス を連発していた事を見過ごすわけにはいかない。テクニックに自信を持つことが 必ずしも悪いとは言わないが、ピッチ状況や周囲など、総合的に判断して欲しい。

SH:10山本真希(6.0)
2アシストを記録する活躍を見せた。ゴール前の森島に戻したパスなどはライン ギリギリ、彼の執念を感じるプレーだった。リスタートのキック精度も良く、 ターゲットマンがいるチームにあっては、貴重な存在だと思う。 しかしボランチラインでボールが落ち着かなかった為、守備に押込まれるシーンが 長く続いた。守備を救ったというべきか、一緒にドツボにはまったというべきか? その判断は難しいところだ。

SH:梅崎司(6.0)
3得点に絡んだ事からも解るように、彼の積極性がチームに与えた影響は大きい。 守備も献身的に行い、時には最終ラインまで戻った。前の試合では無かった左サイド の(縦への)突破が観られた事で、相手DF陣は意識を横にズラされた。 しかし反面、連携不足なのか疲れなのか?考えられないような軽いプレーもあり、 今後に課題を残した。ベスト4入り(ワールドユース出場権獲得)を争うQFまで にコンディションを高めて欲しい。

FW:11河原和寿(4.5)
シュートを打てるポジションにおらず、森島とのコンビネーションも悪かった。 予測が上手くいかなかったか?セカンドボールに反応する事も、ほとんど無かった。 攻守における活動量が全般に少なく、初戦の疲れが残っているのかと感じた。 身体のキレで勝負するタイプの彼に、それが無かったのだから、前半のみの出場 となったのは致し方ないだろう。

FW:9森島康仁(6.5)
前半のキレキレぶりはエースストライカーになれる資質を感じた。 山本の折り返しに反応し得点、CKに上手くヘッドで合わせ得点。決定力不足が 嘆かれている日本代表にあって、際立った存在感を示した。 しかし後半は別人のようだった。ロングボールにヘディングで競り合うシーンで しか彼を観なかった気がする(苦笑)。1試合で確実に得点を決めれば、 89分間眠っていても評価されるポジション故、合格点とするが、、、。 体調不良のハーフナーが戻ってきてもレギュラーか?と問われれば、「NO」 かもしれない。

FW:20伊藤翔(5.0)−後半00分、河原和寿に替わり出場−
梅崎のシュートがDFに当り彼に渡った。落ち着いてキープし、マイナスのパスを ゴール前の柏木に送った。このプレーが追加点のアシストとなり試合の行方が 決まった。しかしそれ以外に特筆すべき事は見あたらず。ラインとの駆け引きで 勝負するのか?ドリブルか?あるいはポストになるのか? 彼のストロングポイントが何であるのか解らないまま試合は終了した。

CB:13柳川雅樹(採点対象外)−後半24分、福元洋平に替わり出場−
SH:14柳澤隼(採点対象外)−後半35分、梅崎司に替わり出場−


【ベンチ入り】
GK:18武田洋平、MF:8田中亜土夢、24青山隼、27香川真司、FW:16ハーフナー・マイク、17青木孝太

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AFCアジアU-20(ユース)選手権グループG(1) 2006/10/29 インド・バンガロール
日本代表 1(前半)0
1(後半)0
北朝鮮代表
得点1:河原(前半34)ドリブルしながら相手DFとGKの位置を確認しPA外からミドルシュート。
得点2:柏木(後半37)河原からの浮き球を巧くトラップし、左足でシュート。

GK:1林彰洋(6.0)
秋元(横浜FM)の離脱で急遽、正GKの役が回ってきた。 190pの長身を活かし、ハイボールには抜群の安定感を見せた。 飛び出すタイミングも合格点。しかしセットプレー時の指示や、 味方へのフィードに課題を残した。

CB:4福元洋平(6.0)
主将として初戦の難しいゲーム展開を、よく我慢したと思う。 90分の内、ラインを統率出来なかったのは1.2度あったか? オフサイドに掛けられず、突破を許した。 しかし、ほぼ完璧に北朝鮮攻撃陣を封じ込んだ。 いくらベンチの指示とはいえ単純に放り込み過ぎて、(ピンボール ゲームのようになり)攻撃のリズムを作れないといった拙い点は修正すべきだ。

CB:5槙野智章(6.0)
積極的な寄せで相手攻撃陣に自由を与えなかった。 チーム立ち上げ当初からの(福元との)コンビネーションは、悪くなかった。 また攻撃重視のSB内田を上手くカバーしていた。 PA外から数度、シュートを打たれたが、北朝鮮のレベルでは恐くなかった。 ただ強引にPA内へ仕掛けられた時の対応、、レフェリーによっては ファウル(PK献上)を取られていたかも?

SB:2内田篤人(5.0)
現地入りしてから体調を崩した影響があったのだと思う。 普段見せるアグレッシブな攻撃参加は影を潜め、守備に追われる事も 多かった。鹿島でレギュラーを張っている自信は、随所にみられたものの、 いかんせん身体にキレがなかった。彼を起用した監督の判断に問題が あったのかもしれない。

SB:3堤俊輔(5.5)
本来はセンターバックの彼がサイドで使われる功罪が出た試合。 中に絞って、上手く相手をブロックした反面、、出てきて欲しい ところで上がっていないものだから(攻撃に)厚みを加えられなかった。 サイドバックというよりは、ストッパーの様なスタイル? 監督が守備重視と(ガンバの安田ではなく)彼を選択したのだから、 こういうプレー内容も仕方ないのかもしれないが、物足りない。

DH:24青山隼(5.0)
フィジカル面で見劣りしない彼が、どうしても軽く感じてしまう。 玉際での粘りは悪くない、問題はポジショニングにあるのではないか? 寄せが遅かったり、最終ラインとの距離を空けすぎたり、アンカーという 立場をもっと自覚すべきと思う。 攻撃的な柏木とのコンビは、彼に掛かる負担が大きい。 しかし、それを乗り切ってこそ世界が見えてくるのだ。 左右に散らすパスの精度も悪く、本来の力を出し切れず終わった印象。

DH:15柏木陽介(6.5)
ファンタジスタ系の彼は、ボールが足にフィットせず苦労した様子。 難しい事をしようとして簡単にボールを奪われ逆襲、というシーもあった。 しかしそれを相殺して余りある攻撃的センスと(河原との)コンビネーション。 良いタイミングで前線に絡む戦術眼、思いっきりの良さは買いだ。 河原からの浮き球を巧いトラップで処理し、ゴール(追加点)に結びつけた事 でチームが楽になった。

SH:10山本真希(5.0)
前半の早い時間帯に強烈なシュートを枠内に入れた(GKのナイスセーブで防がれた) 事で乗ってくるか?と思われた。しかしバランスを考えすぎたのか? 下がり過ぎの印象で、攻撃の中心選手としての存在感は薄かった。 チーム立ち上げ当時は、周囲の選手に経験値で優っていた彼だが、 清水で試合に出られない事で伸び悩んでいるのだろうか? 落ち着きを持たせるようなプレー、チャレンジするプレーのメリハリが必要と思う。

SH:8田中亜土夢(5.0)
活動量豊富な汗かき屋さん。ただ運動量が攻撃面で効果的に働いていたか? というと、そうでもない印象。挟み込んで守備陣を助けるシーンはあったが、 前線で大きな仕事をみせる事は少なかった。FW河原の仕事を本来ならば、彼に 求めたい。新潟での試合出場が召集の、そして柳澤をサブに追い込んだ決め手 なのだろう。しかし、走り回るだけの選手は恐くない。 ピッチ状態の問題もあるが、ドリブルの巧い柳澤を使った方が、、と感じた。

FW:11河原和寿(7.0)
この試合のマンオブザマッチは間違いなく彼だろう。 攻守両面において素晴らしいパフォーマンスを披露した。 前線からのフォアチェックのみならず、必要ならDFラインまで戻って守備を 助けた。気が付くと前線にいて、、攻撃を作る。 先制点のミドルシュートはストライカーとしての資質。追加点をアシストした 浮き球のパスはチャンスメーカーとしての資質の高さを感じた。 ただ小さくまとまっている印象があり、世界で通用するか?は疑問だ。

FW:9森島康仁(5.0)
U-21代表候補にも選出された彼だが、名前が先行しているのかもしれない。 大型ストライカーといっても、機敏に動けない事の裏返しのような印象を受けた。 ポストプレーでも、強引にマイボールにしてしまう強さはなく、 ターゲットマンとしては、些か力不足の印象。 競り合いでの身体の入れ方など、習得すべき技術は少なくない。

FW:16ハーフナー・マイク(採点対象外)−後半25分、森島康仁に替わり出場−
SH:14柳澤隼(採点対象外)−後半33分、田中亜土夢に替わり出場−
FW:17青木孝太(採点対象外)−後半40分、河原和寿に替わり出場−


【ベンチ入り】
GK:18武田洋平、DF:13柳川雅樹、MF:7梅崎司、20伊藤翔、26森重真人、27香川真司

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SBSカップ国際ユースサッカー(3) 2006/08/15 静岡スタジアム
日本代表 0(前半)0
1(後半)3
メキシコ代表
得点1:平繁(後半44)PK、40分ハーフのためロスタイムに得点

GK:1杉山力裕(5.0)
2失点目の直接FKは壁が視線を邪魔したか?反応が著しく遅かった。 それ以外では防げた点は無いと思うが、今まで、この世代でゴールマウスを 守ったキーパーの中では安定感に欠ける印象。DFラインとの連携も合格点 を付けられる出来では無かった。

CB→ST:5槙野智章(5.0)
最終ラインの統率を任されていたようだが、ドロー狙いでも(ラインが) あまりに深すぎた。アンカー役の青山との間に距離が生まれ、いわゆる バイタルエリアを相手に使われてしまった。試合に入る際、監督から、どういう 狙いで闘うか指示があったはず。恐らく安全第一、優勝という結果を求め 「ドローでも可」だったのだろう。それが裏目に出たか?

CB→ST:13柳川雅樹(4.0)
本番では選出されるか微妙な立場にいる彼は、守備力をアピールしたかっただろう。 しかしボールばかりに目が行き、選手を全く掴めていなかった。 何もかも中途半端な印象で、特にスピードと読みは最悪だな、、と感じた。 福元(大分)が加わればサブだろうし、この試合のようなパフォーマンスでは 召集自体、厳しい。

SB→DH:17香川真司(4.5)
鹿島でレギュラーを獲得している内田のバックアッパーを探しているのか? 本来中盤の選手だが、運動量と守備力を買われてのサイドバック起用だろう。 今大会の過去2戦がどうだったか?は解らない、しかしこの試合に関しては不合格。 突破出来ない、相手の攻撃も抑えられなかった。彼サイドで多くの起点を 作られ、主導権を与えてしまった。

SB:3堤俊輔(5.0)
このチームでは昨年からずっと左SBを任されている。ストッパータイプの 彼が左にいることで守備は安定するが、攻撃参加がほとんどなく、サイドハーフ は孤立してしまう。昨年のSBS杯でも同じ事を書いた記憶がある(苦笑)。 起用意図は理解出来るが、チームにとって効果的な選手かは疑問だ。 ドローでも良い試合、吉田監督が消極的になった結果が彼の起用にあらわれている。

DH:6青山隼(4.5)
ドローでも優勝というチームの置かれた立場に拘りすぎた。もっと激しくアタック すべきところで、なんとなくそこにいるアリバイディフェンスを見せたり(苦笑)。 DFラインとの距離感も問題、バイタルエリアのケアが出来ていなかった。 彼の仕事は相手に前を向かせないこと、、自由にプレーさせたら、いつまでも パスを繋げられてしまう。U-17代表時代の屈辱(アジア予選敗退)をバネにして 欲しいのだが、、、あまり成長の跡が見られない???

DH:14横谷繁(4.5)
攻守の切り替えが遅い。ファーストアタッカーになるシーンでは、緩くディレイを 掛けるだけ。あれでは簡単にかわされてしまう。青山とのコンビも上手くいかず、 セカンドボールのほとんどを相手に拾われた。彼はボール捌きも期待されていると 思うが、(パス精度が低く)意図の伝わる展開は無かった。 自ら攻撃に加わった時も、迫力に欠ける印象。

SH→DH:10山本真希(5.0)
エースナンバーを与えられた彼も、所属クラブではサブにも入れない。 トップチームでの試合勘というのは大事、それはプレッシャーのかかる場面で 目に見えて解る。チャレンジのパスでミスするのは仕方ない、しかし安易な 横パスを奪われたり、、というのは致命傷になる。センスは抜群なのだが、 彼を見るたびに評価が下がってしまう。

SH:7安田理大(5.0)
このチームではSBとしての起用もあるが、ベストポジションはサイドハーフか? ただ思っていたほどドリブルに威力がある訳でも無いようだ。大分でレギュラーを張る 梅崎の控えだろうが、追い抜くチャンスを無駄にした印象。交替で入った平繁が、 なかなか良い突破を披露しただけに、監督は考えるだろう。

FW→SH:9小澤竜己(5.5)
シャドーストライカータイプの彼は色んな所に顔を出し、チャンスメイクを 行った。決定的なクロスに合わせられなかったFWとしての嗅覚不足は否めないが、 前線での運動量は守備面での貢献度も高かった。 召集のたびにMF登録だったりFW登録だったりする彼、レギュラーで使うのが いいか?は解らない。しかし相手が嫌がるプレーをする。

FW:11森島康仁(4.5)
決めるべき所で結果を出さないと、(FWは激戦区なだけに)次は召集されない 可能性がある。高さで競り負けるシーンは無かったが、ポスト役として2列目の 上がりを待つ程のキープ力は無かった。U-21代表への飛び級が話題となった 彼だが、森本(カターニャ)やハーフナー・マイク(横浜)が持っている様な「何かやって くれそうな」期待感は無い。

FW:12伊藤翔(採点対象外)−後半10分、青山隼に替わり出場−
ボールを持った時の存在感はあるが、オフザボールの動きに課題を残す。 彼の高さを活かした攻撃をしたいのか?それならどう彼は動くべきなのか? チームとしての約束事が感じられなかった。彼だけの問題ではないと思う。 しかし自分のストロングポイントが何か?そしてチームにどう貢献出来るか? 考えたプレーが必要だ。

SH:15平繁龍一(採点対象外)−後半11分、安田理大に替わり出場−
クラブの先輩である前田俊介に似たプレースタイルを持っている。前線でかき回す 事も、サイドでスキルフルな突破を企てることも可能。後半疲れが出たときに 彼の様なタイプが投入されると相手は嫌だろう。PKは彼自身がPA内で倒されて 得たもの、日本人らしいアジリティを持った選手だ。

ST:2佐野克彦(採点対象外)−後半25分、堤俊輔に替わり出場−
FW:16長沢駿(採点対象外)−後半35分、14横谷繁に替わり出場−


【ベンチ入り】
GK:18武田洋平、DF:4大島嵩弘、、MF:8長谷川アーリア・ジャスール

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SBSカップ国際ユースサッカー(1) 2006/08/12 草薙陸上競技場
日本代表 1(前半)0
2(後半)0
韓国代表
得点:小澤(前半13)(後半11)、森島(後半28)




■U-16代表2006 For Korea.Rep■
AFC U-17アジア選手権大会(決勝) 2006/09/17 シンガポール
日本代表 0(前半)2
2(後半)0
0(延長前半)0
2(延長後半)0
北朝鮮代表
得点1:柿谷(後半12分)中盤から受けたパスを浮き球で相手DFをかわし右足アウトサイドでシュート。
得点2:端戸(後半33分)柿谷からのスルーパスを左に流れながら左足でシュート。
得点3:河野(延後8分)自らドリブル突破、水沼のヒールパス(壁パス)をゴール前で受け左足シュート。
得点4:河野(延後14分)カウンターに抜け出し、自らドリブルシュート。

GK:1廣永遼太郎(6.0)
2失点は彼にとってノーチャンス。それ以外の守備機会はほとんど無かったが、 延長前半、相手7番にフリーで打たれたシュートを止めた功績は大きい。 ゴールデンゴール方式では無いが、先に得点されていたら勝ち目は無かった。 この試合における勝敗の分かれ目は彼のファインセーブにあったのかも?

CB:2金井貢史(4.5)
センターを任されるほどの身長が無い(173p)のは致命的。 中西(横浜)の様に運動能力でカバーするタイプでも無いようで、 対人処理の弱さが目立った。高さで勝てない、カバーリングも遅い、、では 世界大会で通用しないと思う。事実、2失点目は彼の(相手7番に対する) 対応の悪さが原因だった。延長でも危険なシュートを打たれた。 横浜ユースでの(甲斐との)連携を優先したのか、早生まれで学年が上と いう点を買ったのか?選手起用の意図が知りたいところ。

CB:4甲斐公博(5.5)
相手のミドルシュートが身体に当たって(コースが変化し)失点という 不運な面はあったが、概ね良い守備を見せていた。 サイドバックが突破を許しても、彼が上手く身体を入れて、事なきを得た 場面が幾度と無くあった。しかしパワープレーで来られた際、耐えきれる程の 強さと高さは持っていない。北朝鮮レベルで感じてしまう体力差は 世界と闘う時に不安だ。寄せが甘くスルーパスを出されるシーンもあった。

SB:5高橋峻希(5.0)
水沼が右サイドにいる4-2-3-1システムの為か?は判断付かないが、彼ほど 攻撃に参加しないSBを私は観たことがない。監督がこれで良しとしている なら問題無いのかも知れないが、わたしは彼を評価出来ない。 犯してはならない場所で致命的なミスをするなど、守備専門の割には どうなんだろう?と疑問だ。

SB:7山崎正登(5.5)
直接失点に繋がるような守備の拙さは無かったが、(ほとんど攻撃に顔を 出さないサイドバックの割に)対人処理において軽くて緩い印象を受けた。 最近では背番号とポジションが合致しないケースも増えてきたが、7番という 番号が示す様に本来は攻撃的な選手なのだろうか? 相手に疲労が見え始めた後半、ようやく攻撃参加する姿が見られたが、 攻守にわたり中途半端なプレーが目立った。

DH:6岡本知剛(6.0)
タイミングの良い攻撃参加と正確なボール捌きを持っている。 しかしセカンドボール対応(バイタルエリアのカバー)や、勢いよくドリブル 突破してくる相手への対応に課題を残した。世界大会で身体能力の高い国を 相手にするとなると更なる成長が必要だろう。これから身体的に逞しくなるか? 今のまま(174cm/63kg)なのか?どちらにせよマケレレ(フランス代表)を 手本にすれば良いだろう。素晴らしい運動量を持っているのだから、、。

DH:10山田直輝(5.5)
エースナンバー10を背負っているだけあって、時折みせるスルーパスにセンス の良さを感じた。しかしこの試合では第2ボランチで守備も(ある程度)期待 されていたのだと思う。ディレイで遅らせるくらいの守備技術は必要だ。 本来もっと前目の選手なのだろうか?しっかり繋ぐべきパスをミスする場面も みられ、性格的に雑なのか?スキルを過信してのものなのか?気になった。

OH:11水沼宏太(6.0)
右サイドを主戦場としながらも、攻守におけるバランスの良さと活動量の豊富さ が光った。相手GKとDFの嫌がるエリアにクロスボールを供出する精度の高さも 魅力。また勝ち越し点をアシストしたプレー(トリッキーなヒールパス)に代表 される、「今、何処で、どういうプレーが必要なのか?」を理解している点も 素晴らしい。(この年齢で)これだけ落ち着いた状況判断が出来れば、 トップチームへの昇格は間違いないところ。

OH:16齋藤学(5.5)
FW登録の選手ながら左に張っている時間が長く、ウィングの様なプレー スタイルだった。柿谷とのコンビネーションで、いくつかのチャンスを演出。 そして自らカットインしてゴール前に入るプレーなどもあった。 水沼とポジションチェンジしたり試行錯誤は感じられたが、今から、、という時 に交替を命ぜられた(?)。彼のストロングポイントは何か?解らなかった。

OH:8柿谷曜一朗(7.5)
線が細い(華奢)事をマイナス要素に感じさせない、身体のしなやかさがある。 テクニックは、この世代では「群を抜いた存在」だ。Jリーグでプレーしている 選手に入っても遜色ないのでは?(いや、誰よりも上手いかも?)と思う。 ボールキープ時のボディバランス、攻撃のアイデアと視野の広さ、いずれを 取っても「中村俊輔の再来か?」と感じさせる程の衝撃を受けた。 得点シーンのボール扱い、アシスト時の相手を惑わす(視線と逆の方向に出した) スルーパス。「彼はスーパーな選手」、これからどう成長するか楽しみだ。

FW:15大塚翔平(5.5)
通常1トップに耐えうる選手では無いと感じた。 ビルドアップのボールに競るのだが、ほとんど勝てない。確かに相手は180p以上 あるDFだが、マイボールに出来れば、、というシーンが何度もあった。 PA外からの強烈なシュートが2本、ストライカーとしての片鱗はみせたが、、、。 延長に入り、相手DFが疲労してからクサビも受けられるようになった。 巧さはあるがFWとしての怖さは感じられなかった。

FW:17端戸仁(6.5)−後半26分、齋藤学に替わり出場−
日本ペースで試合が進もうか?という時に交替出場。リズムに上手く乗り ファーストプレーでいいクロスを挙げた。気を良くしたか?は解らないが、 柿谷のスルーパスに上手く左に流れながら左足でシュートを決めた。 一度のチャンスを逃さないストライカーらしさを発揮した。

OH:14河野広貴(採点対象外)−延長後半00分、に替わり出場−
投入した彼が2得点(決勝点と追加点)、ベンチ采配がピタリとはまった。 2本のゴールは、いずれも落ち着いて決めた見事なもの。 特に追加点となったシーン、GKのタイミングをずらして左足で、、、 ベビーフェイスに似合わぬ憎らしいプレー(驚)。

DF:12濱田水輝(採点対象外)−延長後半14分、柿谷曜一朗に替わり出場−


【ベンチ入り】
GK:18原裕太郎、DF:3山地翔、MF:9八反田康平、19田中裕人、24山浦公裕、FW:13比嘉厚平

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