★★ユース代表2004年シーズン★★ (タイトル画像クリックでトップページへジャンプします) |
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【U-19日本代表】 -2005年オランダワールドユースを目指した世代- (アジア3位で世界大会へ) ■シリア代表戦(10/9) ■韓国代表戦(10/6) ■カタール代表戦(10/3) ■ベトナム代表戦(9/29) ■マレーシア代表戦(9/27) ■ネパール代表戦(9/25) ■ブラジル代表戦(8/22) ■スウェーデン代表戦(6/2) 【U-16日本代表】 -2005年U-17世界選手権ペルーを目指した世代- (グループリーグ敗退) ■中国代表戦(9/8) ■タイ代表戦(9/6) ■北朝鮮代表戦(9/4) |
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AFC U-20チャンピオンシップ(3/4位決定戦) 2004/10/09 マレーシア | ||||
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日本代表 | 1 |
1(前半)1 0(後半)0 4(PK)3 | 1 | シリア代表 |
得点:船谷 | ||||
GK:松井謙弥(7.0) オウンゴールのシーン、彼としては出るに出られないボールでDFに任せるより仕方なかった。 弾けなかっただろうか?とは思うが、それ以上に彼は好セーブで何度もピンチを防いでくれた。 そしてPK戦を制しての3位獲得、これは彼の功績によるところが大きい。 SW:増嶋竜也(4.0) ロングボールをオウンゴールにしてしまったのは不運な結果ではない。 彼のラインコントロールがハッキリしない為、オフサイドを取れない事が遠因となった。 1対1での守備能力が低く、精神的にも脆い印象を受けた。主将には不向き?PKも練習しなさい!!! ST:柳楽智和(5.0) 彼の能力内で頑張っていたとは思う。しかしDFとしてやってはいけないプレーをふたつ露呈。 ロングボールは絶対にバウンドさせてはならない、最終ライン(カバーする選手がいない状況)で ボール扱いのミスをしてはいけない。改善出来なければ世界大会は無い! ST:水本裕貴(6.0) フィジカル面で中東と互角以上に闘える唯一のDF、特に高さで競り合うシーンでは負け知らずだった。 何度かタイミングの良い攻撃参加で状況の打開を計ったりと、今後に期待出来るプレーぶり。 ただ守備面で裏を取られないリスク管理能力がもっと必要だ。 DH:小林祐三(6.5) 彼が第一ボランチに入ることで最終ラインとの連携が上手くいくようになった。 ポジショニング、寄せ、カバーリングと前回大会主将の今野(FC東京)に最も近い選手。 フィード精度も高い、黒子に徹するDHの存在こそがチームバランスを良くするのだと思う。 DH:船谷圭祐(6.5) 小林が守備に専念してくれた事で彼は持ち味であるボール捌き、前線への攻撃参加に力を入れることが出来た。 兵藤と入れ替わりでゲームを作っていたが、彼の方がテクニックでは優れている。 ゴール前で落ち着いて決めた先制点は実に彼らしいものであった。 WB:中村北斗(5.0) クロス(パス)精度が著しく悪い。対峙した相手の守備力が低かった事もあって 何度か縦に突破する事ができたが、平山という絶好のターゲットがありながら「お粗末」な センタリングでチャンスを潰した。彼を右サイドで使う事は再考すべきだろう。 WB:苔口卓也(6.0) 類い希なる走力でライン際まで抉って正確なクロスボールを供出。中に絞っての強烈なシュートを含め、 彼の攻撃力が十分に発揮された試合だった。彼が積極性を持ち対峙する相手を攻撃で凌駕すれば 守備面での軽さをカバー出来るだろう。三都主にはなるな! OH→DH:兵藤慎剛(5.5) 豊富な運動量でコンディション不良を感じさせなかった。しかし守備面での貢献と裏腹に、 攻撃面では雑なスルーパスでチャンスを何度も潰してしまった。 ひとりで司令塔役を担うには力不足、ゲームメイクは船谷に助けられた部分が大きい。 FW:森本貴幸(6.0) ゴールという結果には恵まれなかったが、船谷の得点をアシストしたシーンに代表されるように チャンスメークで非凡さを披露。大型ストライカーとして周囲の期待を浴びているが、 兵藤などを司令塔で使うよりカレンと2シャドーを形成した方が良いのでは? FW:平山相太(5.5) 何度かゴールを目がけてシュートを放ったが、相手GKの好セーブもあって報われなかった。 ゴール前でのヘディングは相手に脅威を与えていたし、ポストプレーも韓国戦よりはマシだった。 しかし彼のコンディションが上がらなかった事が今大会一番の誤算だった。 FW:カレン・ロバート(−)−後半26分、森本貴幸に替わり出場− WB:寺田紳一(−)−後半39分、中村北斗に替わり出場− OH:中山博貴(−)−後半44分、船谷圭祐に替わり出場− (ページの先頭へ) |
AFC U-20チャンピオンシップ(準決勝) 2004/10/06 マレーシア | ||||
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日本代表 | 2 |
1(前半)1 0(後半)0 0(延前)0、1(延後)1 1(PK)3 | 2 | 韓国代表 |
得点:渡邉千、平山 | ||||
GK:西川周作(7.0) 彼は120分間、非常に反応良くゴールマウスを守ってくれた。2失点こそしたものの、 彼の好セーブがなければ後1.2点入れられていたのでは?と感じられた。 積極的な飛び出しも吉と出、彼自身のパフォーマンスとしては良い出来だったと思う。 SW→右ST→CB:増嶋竜也(5.5) 何故ラインをあんなにも深く取っていたのか?(オフサイドを取り損ねるリスクを考えても) 理解出来ない。アーリークロス対応にしても、ラインを上げないから逆に波状攻撃を受けて クリアばかりになってしまうのだ。カバーリングも一歩遅い印象を受けた。 右ST→左ST:小林祐三(6.0) 先制点を許したシーンは10番の対応に追われ8番の上がりを見切れなかった為だが、 彼の責任範疇を超えていると感じた。10番を前向きにさせない事が彼の仕事、 本来ならDHか増嶋が8番をケアするべきだ。身体を張った守備でよく頑張ったと褒めてあげたいくらい。 左ST→SW→CB:水本裕貴(6.0) 小さなミスも大きな代償を払う程のもではなく、ほとんどの場面で彼の強いフィジカル (高さを中心とした)が効いていた。ギリギリのところで身体を張ることも出来、 中盤より前がもっとしっかりしていれば、2失点は無かったと思われる。 DH:高柳一誠(4.5) 攻守の切り替えが遅いから、簡単にバイタルエリアを開けてしまうのだろう。 攻撃的な兵藤、船谷とボランチを組んでいるのだから、黒子の意識を高く持ち守備をもっと大事に する必要があった。中盤で埋もれてしまった印象が強い、どうして彼を使い続けるのか? DH→OH→DH:兵藤慎剛(4.5) トップフォーム(高校選手権の頃)の彼からすると半分の力も出せていない。 チーム事情からDHとOHを行ったり来たりとなったが、どちらでもボールの配球に問題があった。 プレスを掛けられると前に出せなくなる、怪我以上に大学の緩い環境が問題なのではないか? WB→SB:中村北斗(5.0) ドリブルやフリーランで仕掛けられない以上、アーリークロスを正確に入れる形でボールを ゴール前に運ぶ必要があった。抜ききってからクロスを入れようとした為、 簡単にボールを奪われカウンターを喰らった。守備重視は結構だが、シュートで終わる意識も必要。 WB→SB:苔口卓也(5.5) 彼の位置からアーリークロスを入れられ続けた。守備的な選手ではない為、 あまり期待するのは酷だと思うが、もう少しプレスの掛け方を身につけるべき。 単純にゴール前の平山を狙って挙げたクロスが同点弾のアシストになった、この点だけは評価出来る。 OH:中山博貴(4.5) 平山が全く競り勝てない状況では彼がセカンドボールを前向きで拾う事も出来なかった。 それよりも圧倒的に攻め込まれDFがギリギリのクリアばかりしていた訳だから、 彼が守備に回らざるを得なかったのは致し方ない。とは言え、見せ場が1本のシュートだけでは? FW→OH:カレン・ロバート(5.5) 彼にとっては守備での負担が大きすぎた。ボランチよりも下がってカバーする事も珍しくなく、 相当な運動量を必要とした。気持ちのこもったドリブル突破からのクロスなどMFの選手と考えれば 十分に合格点をやれる出来だった。全く動けない平山のパートナー、ボールをキープ出来ない中盤、彼には気の毒だった。 FW:平山相太(6.5) 1得点1アシストの結果を残したのだから合格点以上となる。しかし(怪我があったとは言え)90分間、 全くハイボールに競り勝てなかった彼に、私は満足していない。 彼が半分でも競り勝てていたら日本のDFがクリアだけで精一杯という状況は作られなかったはず。 存在感は際立ったが、それ以上に周囲に迷惑を掛けた印象が強い。 DH:船谷圭祐(5.5)−後半21分、中山博貴に替わり出場− 梶山(FC東京)の代替え選手として急遽、マレーシアに入った彼だが、 ここに来てパス回しや攻撃参加のタイミングの良さで監督の信頼を勝ち得ている様だ。 守備面での不安があるものの、この試合の様に相手が疲れてから投入されるのであれば面白い存在となる。 FW:森本貴幸(5.5)−後半32分、高柳一誠に替わり出場− 彼の個人技(強引な突破から倒れながらもシュート)がロスタイムで同点に追いつく起点となった。 トラップしてからのボールをもっと大切にして欲しいし、もっと前線からチェイシングして 欲しいのだが何かをやってくれる雰囲気は貴重。彼を使える中盤が欲しい。 FW:渡邉千真(6.0)−後半41分、小林祐三に替わり出場− 少ない時間で最高の結果(同点弾)をチームにもたらした。高い身体能力がギリギリの場面で ヘディングに競り勝つという形で実を結んだ。ただ延長に入ってからは、積極性(自分で試合を 決めてやろうという気持ち)に欠け、FWらしさを感じることが出来なかった。 (ページの先頭へ) |
AFC U-20チャンピオンシップ(準々決勝) 2004/10/03 マレーシア | ||||
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日本代表 | 0 |
0(前半)0 0(後半)0 0(延前)0、0(延後)0 5(PK)3 | 0 | カタール代表 |
得点:なし | ||||
GK:西川周作(8.0) まさに彼の一人舞台という印象。延長を含めた120分間、何度も危ないシュートを防ぎ、 チームを敗北の危機から救った。PK戦以外では勝てなかっただろう格上の相手を下せたのは、 彼の優れた反応力にあったと思う。アジア杯での川口の姿がオーバーラップした。 SW:増嶋竜也(6.0) 中盤で主導権を取られ簡単にバイタルエリアへの侵入を許してしまっては後手に回らざるを得ない。 ラインを押し上げたくとも相手GKのキックがラインを混乱させるほど伸びてくるのでは致し方ない。 しかしタイマン勝負に弱く、フィード精度も悪すぎた。サイドを走らせるフィードを何故出せない? 平山ばかり狙っても駄目だ!! ST:小林祐三(6.5) 彼がスイーパーなのでは?と感じるほど、最後の局面で身体を張った素晴らしい守備を見せた。 パスミスやセットプレーで相手に前を取られる課題は残るが、右のストッパーは彼が適任と感じた。 彼の激しいプレースタイルがDHにあったら、、、と思えてならない。 ST:水本裕貴(6.5) 身体能力の高い相手に対し引けを取らなかった守備力は評価していいだろう。 高さでもスピードでも、そしてテクに翻弄される事もなかった。彼でなければ破られていただろうシーン もいくつかあり、良く踏ん張ったと労いたい。 DH:高柳一誠(4.0) 10番にマンマーク気味に付いていたが、スキルフルな相手に翻弄されピンチの連続だった。 彼の守備力を過大評価している大熊監督にも責任はあると思うが、それにしてもやられすぎ。 やっと止められるようになったのは相手が疲労した延長後半に入ってから(苦笑) DH:高萩洋次郎(5.5) 相変わらずの緩い守備でバイタルエリアをスカスカにしてしまったが、彼が攻撃参加した時に唯一 チャンスを作っていた事実にも目を向けるべきだ。彼に変えて中山(兵藤がDHに下がる)という 判断は間違っていると私には思えた。小林をDHに上げるなら解るが、、。 WB:中村北斗(5.5) PKのキッカーとして2番目に登場した彼、監督の信頼が厚い証拠と感じた。 恐らく彼が全くサイドを突破出来なくとも、監督はバランサーとしての守備力を評価しているのだろう。 1.2度仕掛けてみたものの、やはり相手のテクには叶わない、、当然だ(苦笑)。 WB:苔口卓也(5.0) 守備面で予想外に頑張ったものの、攻撃面での見せ場は中に絞ってのシュート以外作れなかった。 DFラインから直接平山に向けてフィードを送るという無策な攻撃パターンの犠牲になったとも 言えるがフリーランをしボールを要求する動きが必要だったと思う。 OH→DH:兵藤慎剛(4.0) 相手ボランチとの対決にほとんど敗れ、中盤の主導権を取られた。平山をサポートする動き、 FWを追い越して流れの中でボールを受けるプレーは皆無だった。 オフサイドにかかりカレンのゴールを帳消しにしたりと散々な出来、リスタートのキック精度も最悪だ。 FW:カレン・ロバート(6.0) 開始早々のチャンスを決められなかったのは痛いが、オフサイド判定(彼の位置は違った)で ノーゴールとなったシュートを含め動きの質は高かった。そして執拗なチェイシング、 中盤に下がり身体を張っての守備でチームを救った。シャドーの選手としては合格点。 FW:平山相太(4.5) フィードボールにほとんど競り勝てない彼を初めて観た気がする。相手DFは同じ程度の身長であったが、 彼よりはるかに身体能力が高くボール落下地点の予測も正確だった。 DF裏にすり抜けられない彼がFWにいる意味を感じられない試合だった。 3戦目で温存された事が逆に彼のコンディション向上にストップを掛けたか? OH:中山博貴(5.0)−後半11分、高萩洋次郎に替わり出場− 中盤の高い位置でボールをキープしサイドに展開する事を期待されての投入だったと思うが、 溜を作ることは出来ず守備に追いやられた。相手ペースの中で埋没してしまう格好で、 彼がピッチに入ったことのプラス面はあまり感じられなかった。 DH:船谷圭祐(5.5)−後半42分、兵藤慎剛に替わり出場− ボールをサイドに散らし攻撃のリズムを引き寄せたかった。しかし自分が前線に飛び出すこと はあっても、人を使ってというプレーはほとんど観られなかった。 ボランチラインでカットしてから攻撃に転ずる場面では、もう少しイマジネーションが必要だ。 FW:森本貴幸(5.0)−延長前半06分、カレンに替わり出場− 平山の1トップでボールを集中させてしまった結果、彼が良い体勢でボールにタッチ出来る シーンが限られてしまった。それでも平山が高さで勝てればセカンドボール対応という事も 可能だったが、それも無い中で彼としては、苦手な守備をするしか無かった。 ドリブルを始める場所も低くシュート迄持って行けなかった。 (ページの先頭へ) |
AFC U-20チャンピオンシップ(3) 2004/09/29 マレーシア | ||||
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日本代表 | 1 |
0(前半)0 1(後半)0 | 0 | ベトナム代表 |
得点:森本 | ||||
GK:西川周作(5.0) 彼の特徴でもある積極的な飛び出しが裏目に出た。FKでゴール前に入れられたボールに対して目測を誤ったか? 触ることが出来なかった。DFとのコミュニケーション不良とも言えるが、 彼を使った場合の危険性を改めて思い知らされた。失点しなかったのが不思議だ。 SW:増嶋竜也(5.0) サイドからアーリークロスを入れられた際のクリア処理が拙い。短かすぎるし、外に押し出す鉄則も守れ なかった為、セカンドボールをミドルシュートで狙われる結果となった。 最終ラインからのフィード、リスタートの精度が低く、ほとんどが相手ボールとなった。 ST:吉弘充志(5.0) 今大会初出場ということもあってか?DHとのマークの受け渡しが悪い印象を受けた。 それは相手FWとの距離感、DHが抜かれるかも知れない、その場合はどの程度詰めていればいいのか? コンビネーションを計る必要がある。ハイボールでの高さは信頼できた。 ST:柳楽智和(4.5) 守備における身体の使い方が悪い。(相手に)先にボールに入られてしまう為、 抜かれてしまうか後追いで倒してしまうのだ。彼のポジション特性を考えれば、 あまりファウルで止めて欲しくはない。理解しがたいイージーミスも多く、スタメンは再考する必要有り。 DH:高柳一誠(4.5) 一言でいえば攻守のバランスが悪い。攻撃の起点となるプレーがある反面、 相手の起点を潰すプレーが無い。彼がOHかアウトサイドの選手であれば許される事も、 守備的な仕事をより要求されるポジションでは致命傷になりかねない。ファウルをしない守備力が必要。 DH→OH:船谷圭祐(5.5) ボランチを本職としている選手なのか解らないが、ボール捌きは十分に及第点をやれる出来だった。 押し込まれた時の打開力が足りないのは気になったが(身体もプレーも軽すぎる)、 合宿に参加しないでいきなり召集されてもやれることは限られるだろう。 右WB→左SH:中村北斗(6.0) いつもの(良く言えばバランサー)プレーに戻ってしまった。(中の選手との関係で) 上がるタイミングが掴めない試合展開で、サイドを崩してのクロスボールはほとんど観られなかった。 しかし左に回って守備面の強化に貢献した。彼はボランチで使うべき選手だ。 WB:渡邊圭二(4.5) 彼のサイドを突破されて再三ピンチを招いた。トップ下まであがり攻撃に絡むシーンもあったが、 それ以上に守備面での拙さが目立った。サイドで主導権を取れなかったのは彼だけの責任ではないが、 稀に抜いたときのセンタリング精度が著しく低かった。 OH→右SH:寺田紳一(4.5) 緩いボランチ2人を気遣っていたか?は不明だが(事実スペースを与えてしまっていた)、 下がりすぎの印象を受けた。森本がボールをキープしてもサポートに入る事が出来なかった。 前半彼がゲームをコントロールしきれなかった為、シュート迄行けなかった。 FW:渡邉千真(5.0) ボールが入れば無難にポストプレーをこなし、良い繋ぎ役となっていた。 しかし彼は中盤の選手ではなくFWとして投入されている事を忘れているのでは?と感じた。 平山の替わりとして彼を考えるのはタイプが違うだけに可哀想、前を向いて勝負する選手ではないか? FW:森本貴幸(6.5) ボールを引き出す動きからゴールに向かうプレーの質が高い。キープするだけのテクニックも 備えており、彼をサポートする選手がいれば良い攻撃が出来ただろう。 とは言っても単独で突破し何度かチャンスを作ったし、速い振りのシュートで得点を決めたのだから 合格点以上は付けられる。欲を言えばもっとシュートを打てたか? FW:カレン・ロバート(6.0)−後半12分、渡邊圭二に替わり− 足元ではなく動きながらボールを受けようとする彼が入った事で、攻撃に流れが出来た。 FWなのか?トップ下なのか解らなかったものの、忠実なフォアチェックで相手の起点も遅らせた。 FWとしてどうなのか?という評価だと厳しいが、OHと考えれば合格点を出せる。 DH:高萩洋次郎(6.0)−後半23分、森本貴幸に替わり出場− 相手のスタミナが切れてから投入された事もあり、いつものような守備で後手を踏むシーンは 観られなかった。サイドに流れながらボールを受けるのが得意の様で、ボールタッチも柔らかだ。 DHよりもWBで使った方が活きるのではないか?と感じた。 GK:松井謙弥(評価対象外)−後半42分、西川周作に替わり出場− (ページの先頭へ) |
AFC U-20チャンピオンシップ(2) 2004/09/27 マレーシア | ||||
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日本代表 | 3 |
2(前半)0 1(後半)0 | 0 | マレーシア代表 |
得点:苔口、高萩、森本 | ||||
GK:西川周作(6.0) 守備機会は1.2度、後はセットプレーだけだったが、落ち着いて処理出来た。 フィードもミスする事なく無難にこなしゲームを変に断ち切ることは無かった。 ただCKのマーキング指示がしっかりと出来ていない印象がある(これは増嶋の仕事なのかもしれないが)。 SW:増嶋竜也(6.0) 第1戦よりは安定感を取り戻し、危険なシーンでは数的優位を保つ為に奔走した。 セットプレー時のマーキングでヒヤッとさせられたが、その他はまずまずの出来と評価して良いだろう。 プレースキッカーとしては、もう少し精度を上げて欲しいが無理な注文か? ST:柳楽智和(5.0) 相手の粘っこいボールキープに手こずった。しかし最も気になったのは前半セットプレー後、 相手と小競り合いを演じ既にプレーが始まっていたにも関わらず、ゆっくりと自陣に帰ってきた事。 妙な横パスのミスや、ゴール前での不用意なファウルも犯す怖い選手だ。 ST:水本裕貴(5.5) 体調を崩しているのか?どこか本調子ではない印象を受けた。高さで負けることはなかったが、 スピードで振り切られスライディングも届かなかった。 簡単なクリアミスを犯すなど、受け身の守備になっていた感じ。 彼らしいアグレッシブなプレーは観られなかった。 DH:小林祐三(5.0) トップ下と最終ラインが開きすぎないようにバランスを取る必要があった。 堅実な守備と正確なフィードを期待して彼をこの位置で使ったと思うが、球際での緩さを感じた。 繋ぎのパスを簡単に相手に渡してしまうなど、攻撃面でもリズムを作り損ねた印象だ。 DH:高萩洋次郎(6.5) ハイリスク・ハイリターンな選手だ。前回指摘したように攻守両面でイージーミスが多く、 特に集中力を欠いた場面では失点の危機を作ってしまった。しかし攻撃的センス(イマジネーション) は素晴らしい、DHで使う事がチームにとってプラスなのか?は難しいが。 WB:中村北斗(6.5) 彼に対する評価を変えなければならないか?タイミングの良い突破で何度も相手DFラインを切り崩し、 攻撃の起点となるプレーを見せた。仕掛けにおいても(このレベル相手と言うこともあってか) ほとんどを成功させた。守備面での貢献は言うに及ばず素晴らしい。 WB:苔口卓也(6.0) 先制点はチームに勇気を与えたが、それ以上にプレッシャーも与えてしまった印象。 彼自身も素晴らしい得点以降は、攻撃的にボールに絡むことが出来ず、しばらく守備に追い やられる時間が続いた。右サイドの中村ほどに突破出来なかった事も問題だ。 OH:兵藤慎剛(5.0) 足首を痛めた為に前半だけの出場となったが、私なら怪我が無くとも替えていただろう。 相手のマークは厳しかったが、FWに決定的なパスを出せず、サイドの選手を上げる「溜」も作れなかった。 ボランチとの絡みもあってか、ボールタッチ数が著しく低かった。 FW:カレン・ロバート(4.5) コンビを組む平山に合わせようとしすぎているのではないか?また彼の動きを中盤より下の選手が見て くれずパスが出てこない、故に若干孤立している印象だった。 創造性を失わせる現在のポジションこのチームにおいて彼は悪循環に陥っているのではないか? FW:平山相太(7.0) 第1戦よりもかなり動けていた印象。ゴール前で落ち着いたポストプレーを披露し、 苔口の先制点をアシストした。更にハイボールに競り勝ち高萩のゴールも演出した。 数字(アシスト)を残してくれている以上、(若干の)動作の鈍さは目を瞑るしかないか? OH:中山博貴(6.0)−後半00分、兵藤慎剛に替わり出場− 彼がトップ下に入った事でサイドの選手を上手く使えるようになった。 最終パスの精度がまだ本調子ではないものの、攻撃にいいリズムを与えるプレーを何本か見せた。 守備面においても労苦を惜しまず、良い寄せでボール奪取に成功する場面があった。 FW:森本貴幸(6.5)−後半12分、カレン・ロバートに替わり− マイボールの時にゴールエリアに入っていくスピードが速く、得点も取るべくして取ったという印象だ。 高萩のハンドでゴールをひとつ損した形だが、よく気持ちを切らさずにプレーしたと思う。 平山とのコンビも問題なく、あとはどれだけ長くプレー出来るか?だ。 DH:高柳一誠(評価対象外)−後半29分、小林祐三に替わり出場− (ページの先頭へ) |
AFC U-20チャンピオンシップ(1) 2004/09/25 マレーシア | ||||
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日本代表 | 3 |
2(前半)0 1(後半)0 | 0 | ネパール代表 |
得点:苔口、平山、中山 | ||||
GK:松井謙弥(5.0) 守備機会がほとんど無かった彼を採点するのはどうか?と思うが、それ故にフィード(カバーのキックを含む) などセービング以外の面が評価対象となる。初戦ということもあってか浮き足立っている印象で、 もっと精度の高いボールを蹴りたいところだった。 SW:増嶋竜也(5.0) 単純に入れられたボール処理に安定感が無かった。失点に繋がる事は無かったが、 見切りが早すぎてピンチを招いたり、集中力を切らしているのかな?と思われるシーンも多かった。 ほとんどの場面で落ち着いていたが、彼本来のパフォーマンスには程遠かった。 ST→DH:小林祐三(6.0) 彼を脅かす攻撃が無かった事もあり、守備力を評価するに相応しい試合では無かった。 しかし精度の高いフィードボールを平山に当てるなど、 攻撃の出発点としてのプレーに合格点を上げて良いと感じた。DHに入って上手いポジショニングで中盤を安定させた。 ST:水本裕貴(6.0) 増嶋のポジショニングが浅すぎた事もあって彼がカバーするといったシーンも観られた。 彼の特徴である高さを披露するには至らなかったが、スピード面で十分機能した。 何度か攻撃に絡もうと、高い位置まで上がったが、コンビが構築されていない印象を受けた。 DH:高萩洋次郎(4.5) 身体的に恵まれたボランチは、攻守の繋ぎ役よりも積極的にトップに上がり(またはサイドに流れ) プレーする事を好んだ。何度かタイミングの良い押し上げをみせ、 大器の片鱗を感じさせてくれたが細かいプレー精度が攻守ともに雑だ。これは致命的な欠陥になる。 DH:高柳一誠(6.5) 前回のキャプテン今野(FC東京)に近いタイプと大熊監督は評しているが、読み(ポジショニング&ボール奪取)や 前への推進力で大きく劣る印象を受けた。しかし先制弾の起点となるスルーパスを通すなど数回 に1度の精度がビッグチャンスを生んでいた。 WB:中村北斗(6.0) 攻守のバランスが良く、攻め終わった後の戻りも速かった。平山の欲しい所にボールを送る事が 出来る点(クロス精度を含めて)も、監督が彼を右サイドで使う理由なのか? 仕掛けが巧いタイプではないが、この試合では良く突破に成功しチャンスを演出していた。 WB→FW→WB:苔口卓也(6.0) 元々FWである事が高柳のスルーパスに抜け出す感覚を身体に覚えさせていた。 先制点となるゴールは、彼の高い攻撃力を実証した形だった。 しかしウィングプレー(サイドを突破しチャンスを作る)で冴えを見せられなかったのは今後の課題、終盤は良かったが、、。 OH:兵藤慎剛(5.5) トップ下からDFラインまでをカバーし精力的なプレーを見せてくれた。 中盤でいて欲しい所に顔を出すセンス(及び運動量)は、この世代では他の追随を許さない。 しかし(平山とのコンビも含め)チャンスに直接絡んでいたか?というと、そうでもないという評価。 FW→左WB:カレン・ロバート(5.0) 随所に巧い!とうならせるプレーを見せる。しかしキープ力に優れた面を披露した次の瞬間、 簡単にボールを奪われたりと安定感が欠如していた。動きの質は悪くなかったが、 FWとしてシュートを放つ意識が低くサイドに回された。やはり彼は中盤で光る選手か? FW:平山相太(6.5) 序盤はゲームに入りきれず眠っていた印象だが、先制点を奪うプレーで目が覚めた様だ。 怪我開けで身体にキレは全く感じられなかったが、それでもこのレベルであれば キープ力を含めて輝きを放つ。試合を重ねてトップフォームに戻せれば、、と言ったところか? OH:中山博貴(7.0)−後半12分、高萩洋次郎に替わり出場− ファーストタッチがシュート、しかもゴールとなったのだから積極性を評価したい。 平山の落としたボールを狙っていた事が良い結果に繋がった。 トップ下の仕事もダイレクトパスなどを上手く織り交ぜて流れを断ち切らなかった。最終パスの精度も高かった。 FW:森本貴幸(6.0)−後半24分、カレン・ロバートに替わり− クロスボールに対しゴール前に入るスピード、スキルフルなボールキープと、 落ち着いたプレーを披露した。しかし彼の欲しい所にピンポイントで合わせてくれる司令塔はいなかった。 平山とのコンビは意外にしっくり来ており、得点まであと一歩という感じだ。 ST:柳楽智和(評価対象外)−後半34分、高柳一誠に替わり出場− (ページの先頭へ) |
SBS杯国際ユースサッカー(3) 2004/08/22 日本平スタジアム | ||||
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日本代表 | 0 |
0(前半)0 0(後半)0 3(PK)4 | 0 | ブラジル代表 |
得点:なし | ||||
GK:西川周作(7.0) 読みが狂っても反応スピードで取り戻せるだけの瞬発力がある。どうやらこのカテゴリーでは 松井が第1GKのようだが、相手によって使い分ける事が可能な程にレベルの高い争いをしている。 格上相手にPKを想定すると彼なのかな?と思う。 DF:増嶋竜也(6.5) 落ち着いたラインコントロールを見せ、相手攻撃陣のカウンターを未然に防いだ。 カバーリングだけでなく自ら相手と対する守備力も備え、安定感のあるDFリーダーに成長した。 ジャーンや茂庭を追い抜く気持ちで精進すれば、フル代表も狙える存在となるだろう。 DF:柳楽智和(5.0) 後ろにサポートが無い中で簡単に飛び込んでかわされるといった拙い守備が見られた。 抜かれた後もゆっくりと小走りでDFポジションに戻るという緩慢なプレー。 スピードに対する処理が悪く自分のマークする相手に前を取られ慌てて倒してしまうシーンもあった。 DF:水本裕貴(6.5) スピード、高さ、強さ、全ての対人処理に優れている。相手のレベルがどれ程だったのか? (疲労感を抱えている選手が多かった)疑問は残るが、この世代のストッパーとしては随一の能力 を持っていると感じた。フル代表を目指すためにも世界での経験が必要だ。 MF:小林祐三(5.5) 高校時代は最終ラインを任されていた選手だが、ボランチの方が彼に合っているだろう。 しかし球際に弱いのとサイドのカバーリングに慣れていない印象を受けた。 コンバートにはもう少し時間が掛かるだろう。五輪代表今野(FC東京)のプレーを参考にして欲しい。 MF:兵藤慎剛(6.0) スタメンではボランチに入りユーティリティさをアピール、運動量も豊富で攻守に良い動きを見せた。 たがDHの割にはフィジカル面で弱い印象も受けた。やはりゴールに近いポジション、 セカンドストライカー的な役回りの方が活きるのではないか?と思う。 MF:中村北斗(5.5) 明神(柏・元日本代表)を右サイドで使うとこんなプレーをするんだよなという印象。 中に絞っての守備力は高いが、スピードで突破されそうになると存在価値が下がる。 自ら突破しライン際まで抉るプレーは見られず、どうしても全体に守備的になってしまう。 MF:寺田紳一(5.0) 左サイドに入ったが彼も本来はセンターポジションの選手。相手の突破を遅らせる守備や、 中まで追い込むプレーは安定していた。しかし右サイドで中村を使うなら彼の位置には攻撃的な選手が必要。 後半はトップ下に入ったが、決定的な仕事を披露するには至らず。 MF:中山博貴(5.0) トップ下の位置に入ったが、前向きでFWを使う仕事は見られなかった。自らFWを追い越すプレーや サイドに流れて起点を作る動きも出来ず、こぼれ球をシュートにいったシーンだけが印象に残った。 ダイレクトにボールを捌くのは悪いことではないが、溜が出来ない。 FW:カレンロバート(5.5) キープ力がありボールを持ったときに何かをしてくれる期待感を抱かせる。 しかしFWとしての強引さ、どんな方法でもゴールをゲットするのだという意識が感じられない。 イマジネーション豊かなプレーは、むしろチャンスメーカー(司令塔)向きとも思える。 FW:豊田陽平(5.0) セットプレーで競り勝つ高さはあるが、ゴールマウスにコントロールする程の強さと正確性はない。 185センチある割にはスピードがあり、ラインを突破するようなプレーも出来る。 この世代では絶対的なエース平山がいる為、彼のスタイルは活きるかもしれない。 FW:渡邉千真(5.0)−前半33分、豊田陽平に替わり出場− DFラインからのロングフィードにはなかなか競り勝てなかった。高校生ながら恵まれた体格 をしているが、もっと厳しい環境に身を置いた時に伸びるか?が疑問。ボールをきっちりと 足元に収める事が出来ないので、奪われてカウンターを狙われてしまうのだ。 MF:苔口卓也(6.0)−後半00分、中山博貴に替わり出場− 後半投入された直後に見せたスピード豊かな突破力、彼が左に入ると攻撃に幅が出来る。 クロス精度もそれなりのものを持っており、武器を活かした戦術を取るべきと私は考える。 監督は彼に守備を求めているが難しいだろう。最後の2トップ起用の意図が解らない。 FW:田中佑昌(5.0)−後半19分、カレンロバートに替わり出場− 前線で起点となるタイプでは無いだけに、苔口との2トップでは難しいと感じた。 しかし守備はしっかり行う、中盤の選手とはさんでボールを奪った。 FWは激戦区だけに自分のカラーをしっかり出しきる必要があるが、この試合ではそれが見えなかった。 MF:森下俊(評価対象外)−後半29分、寺田紳一に替わり出場− DF:吉弘充志(評価対象外)−後半35分、柳楽智和に替わり出場− (ページの先頭へ) |
ツーロン国際フットボールトーナメント(1) 2004/06/02 フランス・ツーロン | ||||
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日本代表 | 1 |
1(前半)0 0(後半)1 | 1 | スウェーデン代表 |
得点:原 | ||||
GK:西川周作(5.0) 相手の拙攻に救われて守備機会が余り無かったのも事実、彼の能力を判断するには材料が 乏しい試合だった。しかし噂に聞くとおり前に飛び出す(過ぎる)傾向にある事は確認出来た。 失点シーンのパンチングはもっと高くすべきだったろう。そして声も出ていない。 DF:増嶋竜也(6.0) 1人余ってカバーリングに専念する(スイーパー)より、相手選手にプレッシャーを 掛けてコースを切る守備をする。ボランチが弱いチーム事情もあってか、彼が引きずり出され てしまうシーンが多く見られた。所属チームで出場機会に恵まれれば伸びる素材と思う。 DF:柳楽智和(5.0) ポジショニングも良くないが、単純なフィードボールをミスして速攻を喰らうシーンが目に付いた。 高さ、速さにもついて行けない様で、もう少しレベルの高いところで経験を積む必要性を感じた。 嫌なところ(時間帯、場所)でファウルを犯すプレーも改善すべき。 DF:水本裕貴(5.5) もう少しボールにアタックしてもいいのでは?と感じた。サイドに流れた選手にアプローチする事なく、 真ん中に絞ってヘディングで勝負!というプレーぶり。監督の指示なのだろうが疑問を感じた。 高さで勝負出来る唯一の選手だが、ジェフで経験を積めるか? MF:高柳一誠(4.5) それなりの運動量で中盤の底を前後左右に走り回るのだが、ボランチの割にフィジカルが弱い印象。 170センチそこそこで強靱な外国人選手からボールを奪える程、世界は甘くない。 ディレイは掛けられるが、奪ってから起点になるプレーが全く出来ていない。 MF:梶山陽平(5.0) 攻撃面に重きを持った第2ボランチに入っていたが、あまりに守備が緩すぎる。 そして守備に気持ちが行きすぎて攻撃に転じたときにミスを犯してしまう。どっちつかずの 2.5列目で使うよりは司令塔で出場させるか、ベンチ要員にするか?選択すべきだろう。 MF:中村北斗(5.5) 本来のポジションはボランチ。右WBも器用にこなしていたが、ライン際を疾走する様な攻撃力は 持ち合わせていないようだ。守備力が有るためバランサーとしては悪くないが(クロスボールも 得意では無いように見え)、相手に脅威を与える選手ではない。 MF:苔口卓也(5.5) 守備を期待されても彼のスピード豊かな攻撃力が削がれるだけと思うが、監督の考え方は違うようだ。 所属チームで左SBに入った経験があるためだろうが、彼の力を伸ばす方向性と逆ではないか? A代表の三都主みたいな選手を作っても意味が無いと思う。 MF:兵藤慎剛(5.5) 高校時代に平山と2トップを組んでいただけに、トップ下のポジションに入ってもスルーパスを 出すよりゴールが見えればシュート!というタイプだ。足元のテクニックに優れ適応力も ありそうだが、溜を作って他の選手を活かすプレーは出来ないのかな?と感じた。 FW:原一樹(6.0) 早い時間帯にこぼれ球をシュート、先制点をもぎ取った。前を向いてドリブル突破を計るのが得意の様だ。 しかしスピードはあるが緩急をつけられない為、徐々に(相手DFに)動きを読まれていった。 タイプ的にはFWよりも攻撃的な右WBの方が機能するのではないか? FW:カレンロバート(5.5) フィジカル面に優れ、無難にポストプレーをこなしていた。しかしFWの強引さがなく、 トップ下から両サイドに流れて最終パスを供出するプレーの方が向いている印象を受けた。 間違いなく良い素材なので、FW以外でのポジションも試しておく必要があるだろう。 FW:豊田陽平(評価対象外)−後半22分、原一樹に替わり出場− FW:森本貴幸(評価対象外)−後半40分、カレンに替わり出場− (ページの先頭へ) |
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AFC U-17チャンピオンシップ(3) 2004/09/08 日本・藤枝 | ||||
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日本代表 | 3 |
1(前半)1 2(後半)0 | 1 | 中国代表 |
得点:青山、伊藤、オウンゴール | ||||
GK:権田修一(6.0) この年齢の割には安定感のあるGKと感じた。キャッチングも堅実だし、 パンチングで逃げる場合の判断も的確だ。予選突破が決まっていたこともあって中国攻撃陣 に迫力は無かったが、それでもキッチリと自分の役割をこなすことが出来た。 CB→FW:吉本一謙(5.5) つまらない判断ミスで先制点を与えてしまった。大丈夫だろうという心の隙間につけ込まれた訳だが、 CBというポジション柄、絶対にやってはいけないプレーであった。しかしこれ以外のシーンでは 良いポジショニングを続け何度もピンチを未然に防いでくれた。 CB:大島嵩弘(6.0) 左サイド金子の守備を上手くカバーしつつ、中の守備も安定してこなした。 中盤が前にかかって攻めた事で、何度かカウンターを喰らう事になったが、落ち着いて対応出来た。 最後の場面で身体を張れるのはCBとして重要なプレー、もっと上を目指して頑張って!! SB:松井陽佑(5.0) ライン際を突破し内田との関係で相手を崩すといったシーンは一度も見られなかった。 やたらとアーリークロスが多い、しかも相手DFが準備万端整っているところで(苦笑)。 それからパス精度が著しく低い、もっと受け手を思いやるプレーが必要なのではないか? SB:金子拓也(6.0) 彼の左足はスペシャルだ。フル代表の俊輔と比較する事はナンセンスだが、将来性を感じるに 十分なキックを披露した。課題の守備面も前の2試合と比べれば格段に良くなっている、 恐らく意識付けの問題なのだろう。上手く成長してくれたらフル代表の武器になる。 DH→CB:青山隼(6.5) 失うものがなくなって初めてチャレンジする気持ちを前面に押し出す事が出来た。 積極的に相手バイタルエリアに侵入し、シュートを試みる。そして中盤をコンパクトに収めた結果、 セカンドボールを拾うことにも成功した。同点弾は彼本来のパフォーマンスだろう。 DH:鈴木達矢(6.0) 中盤から押し上げてセカンドボールを拾うことが出来た。中盤のダイナモと表現されることの 多い選手だが、やはり攻撃的センスを伸ばして谷澤(柏)や長谷部(浦和)の様な選手に成長して欲しい。 汗かき屋さんが報われるようなチームであれば強くなれるはず! SH:内田篤人(5.5) 仕掛けても相手の寄せが速く3人に囲まれボールを奪われた。後方からのフォローがあれば 一度後ろにはたいて、フリーランで再度ボールを受ける事も可能なのだが? 前方にスペースがある時は非常に速い突破から良質のクロスを供出する。コンビネーションの問題? SH→FW:喜山康平(6.0) 彼の左SH起用は成功したと言える。足元の技術がしっかりしておりボールキープも突破も 出来るチャンスメーカーとして機能した。FWでの能力値が高い事は前の試合で実証済み、 この位置でも戦力となるのは今後Jに戻った時に活きてくるだろう。自信を持って良い! FW:小澤竜己(5.5) 身体的にさほど恵まれている訳ではないが、ボディバランスとボールテクニックに優れている為、 トップの位置でボールをキープ出来る。胸トラップから反転してシュートを放つ一連の動作に 無駄が無くストライカーだなぁと感じさせてくれた。今後に期待したい。 FW:伊藤翔(7.0) 彼のヘッドは長身の中国DF相手にも十分通用していた。DFラインからのフィードボールに 競り勝ち小澤をスペースに走らせた。ポストに当たる芸術的なシュートを放ち、後半になって 逆転弾となるボレーを落ち着いて決めた。左サイドでのウィングプレーも見事だ。 FW:平繁龍一(評価対象外)−後半24分、小澤竜己に替わり出場−> 後半30分以降はパワープレーに入った事もあって彼が前線で目立つ仕事をする状況にはなかった。 とはいえ、上手く足技を駆使して相手DFを翻弄しシュートを放つなど、「らしさ」はみせてくれた。 出場時間が短いこともあって採点は控えたい。 SH:堂柿龍一(評価対象外)−後半29分、内田篤人に替わり出場− SB:倉田秋(評価対象外)−後半40分、松井陽佑に替わり出場− (ページの先頭へ) |
AFC U-17チャンピオンシップ(2) 2004/09/06 日本・草薙 | ||||
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日本代表 | 1 |
1(前半)1 0(後半)1 | 2 | タイ代表 |
得点:堂柿 | ||||
GK:権田修一(6.5) 抜群の反応でゴールマウスからボールをかき出した。彼に何度も救われた日本だが、 セービングの確かさと裏腹にフィード面での雑さが目立った。 何となくその辺を狙っている印象で、味方へのパスなのだという意識が感じられない。 キック練習をもっとやるべし!! CB:吉本一謙(6.0) ギリギリのところで上手くカバーリングに入っていた。相手の速さにもついて行ける守備、 身体を張ったDFで青山が抜けた後は主将としてイレブンを鼓舞した。 パワープレーでFWに入れる点を考えればクラブの先輩、増嶋(FC東京)にひけを取らないと私は評価する。 CB:大島嵩弘(4.5) ほとんどの時間、落ち着いてプレー出来ていた。しかしPKを与えたPA内での不用意な飛び込み(ファウル)、 2点目のきっかけとなったCKでのマーキング不良は頂けない。慎重に行くべき所、 集中しなければならない所の見極めが出来ていない。伸びしろはあるが? SB:松井陽佑(4.0) 倉田を追い越して攻撃に絡むシーンは皆無。ほとんどが縦に長すぎるパスで可能性を感じさせる ものでは無かった。相手8番の仕掛けに対し、飛び込んでしまい簡単にかわされたシーン、 目を覆いたくなった(溜息)。精度の高いクロスを入れられない守備力も必要。 SB:金子拓也(5.5) 左足で素晴らしい精度のボールを蹴る。リスタートのキックだけでなく、 サイドチェンジや前方へのアーリークロスなどスクエアのパスが正確だ。守備面での上積みがあれば (市原の)トップチームへの昇格も可能だと思う。武器を磨きつつ課題を修正して欲しい。 DH:青山隼(4.0) 守備一辺倒、しかもポジショニングが悪い為、いて欲しいところにいない。 1.2回身体を張ったDFも見せたが両サイドにボールを散らせる訳でもなく、 前線をサポートし押し上げられる訳でもない。よって途中でベンチに下げられても致し方ないと感じた。 DH:鈴木達矢(6.0) 運動量が豊富なのは第1戦と変わらぬ感想、若干その質も良くなった。 攻撃に転じたときのドリブル突破に見るべきものがある一方で深い位置からのパス捌きが 遅くて右に偏りすぎる。スキルの高い選手だとは思うが、DHがベストポジションでは無い印象。OHかSHだ。 SH:倉田秋(5.0) ライン際まで抉るタイプの選手ではない。かといって自ら仕掛けて相手を抜くだけのテクニックも無い為、 アジアレベル(しかもトップクラスではない)のDFにも潰されてしまう。 攻守のバランスは良い、ただ何かひとつ攻撃的に武器となるものが必要だと思う。 SH:堂柿龍一(6.0) 先制ゴールのシーンだけが良かった。FWでも無いのにCFの番号9を付けている意味がやっとわかったが、 それ以外のプレーは疑問符ばかりだった。ゴール前での絶好機にシュートを枠に飛ばせない、 得点は奪ったものの、もう少しゴール前で落ち着きが有れば、、、。 FW:平繁龍一(6.0) ドリブル突破の能力は高いが、スペースが無いと活きない様だ。トップ下がいないチーム事情とも 関係しているのだろうが、中盤まで下がってプレーを始める為、どうしてもゴール迄遠くなる。 スルーパスにはセンスを感じた、彼はFWよりもトップ下タイプだと思う。 FW:喜山康平(6.0) 多少ルーズなフィードに対してもボディバランスの良さで対応し、上手くマイボールにした。 長身と言える程では無いが、ポストプレーをしっかりこなし、スペースへの飛び込みも可能性を 感じるものだった。同じヴェルディの森本と組んだら面白いはずだ(残念)。 FW:小澤竜己(5.5)−後半16分、青山隼に替わり出場− 右サイドハーフに入ったが、途中から前線に張るようになった。テクニックに優れ状況判断も 良いので、どこのポジションでも無難にこなしてしまう。ただ彼に良質もボールが入ってこない中では どうしようも無い。トラップ後、振り向きざまのシュートは流石だ。 FW:伊藤翔(評価対象外)−後半26分、喜山康平に替わり出場− SB:中野遼太郎(評価対象外)−後半32分、松井陽佑に替わり出場− (ページの先頭へ) |
AFC U-17チャンピオンシップ(1) 2004/09/04 日本・藤枝 | ||||
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日本代表 | 0 |
0(前半)0 0(後半)0 | 0 | 北朝鮮代表 |
得点:なし | ||||
GK:権田修一(6.0) まず気になったのがCBへのコーチング不良。相手に背を向けてボールをキープする 味方に対して、もっと多くの情報と的確な指示を与えるべきだったと思う。 キャッチングなどは問題なさそうなので、早急にコンビネーション面を改善して欲しい。 CB:吉本一謙(6.5) 183センチという恵まれた体格を活かしての強い守備を見せてくれた。 マーキングが上手くともカバーが出来ないDFが多い日本人にあって、どちらの能力も 兼ね備える彼は松田(横浜)の再来と言っても良いだろう。この試合でも落ち着いたプレーを披露していた。 CB:大島嵩弘(6.5) 味方左サイドを破られて何度も危険なセンターリングを入れられたが、なんとか身体を 張ってはね返した。不利な体勢での1対1も、落ち着いてボールにアタックしピンチを防いだ。 相手攻撃陣に迫力が無かったぶん救われたが、中国の高さと強さに通用するか疑問。 SB:渡邉昌成(5.0) 後半になって足がつり交替となったが、さほど前後の運動量があるとは思えなかった。 中に絞っての守備機会、突破を許しての後追い守備などが祟ってスタミナ切れを起こしたのだろう。 前にいる内田を追い越してクロスを挙げるといったプレーが是非とも必要だ。 SB:金子拓也(5.0) 貴重なレフティという事で左SBを任されているのだろう。リスタートのキックを担当している様 に「そこそこ」の精度は持っている。しかし流れの中でライン深くまで抉るプレーはなく、 アーリークロスで勝負するタイプの様だ。だとすればもっと守備力が必要だ。 DH:青山隼(4.5) 攻守の要としてキャプテンを務める大型ボランチ。前評判が非常に高い選手だったが、 DHとしてはプレスの掛け方が遅くて緩い、球際にも弱い印象を受けた。序盤に背中から落ちて 治療を受けていたが、その辺がプレーに(精彩を欠いた)影響していたのだろうか? DH:鈴木達矢(5.5) 運動量は豊富だが、問題はその質にある。2回ほど前線迄攻め上がり素晴らしい ミドルシュートを放ったが、DFラインとの関係でズルズルとポジションを下げられてしまった。 相手に「走らされた」時間が長く続き、DHの割には守備が軽すぎる印象も受けた。 SH:内田篤人(6.0) 右サイドハーフだが、どちらかと言えば3バックにおけるWBの方が機能する選手に思えた。 スピードがあってドリブルで仕掛ける技術を持っている。司令塔的な選手がセンターに いて彼を使えるようだと活きるのではないか?ライン際まで抉ってのクロスは効果的だ。 SH:中島良輔(4.0) テクニックに優れ、、というアナウンサーの紹介に「?」を付けたくなるようなプレーぶりだった。 後ろにSBが控えているのだから、もっと攻撃的なアプローチが必要と感じた。 FWがボールを受けた時のサポートが全く無い、最も悪いのはボールの奪われ方だ。 FW:小澤竜己(5.5) エースナンバー10を背負うだけあってボール扱いが非常に巧い。しかしFWとしてはボールに 絡む回数が少なすぎて、リズムを構築出来なかった様だ。オフサイド判定に泣いたシュート もあったが、多くの時間を守備に追いやられ、無念の途中交替となった。 FW:伊藤翔(5.0) 彼の所でボールが収まらないと攻撃に厚みが出来ない。個人技でマイボールにしてしまう 強さもあったが、もっと確実性を高めて欲しいところだ。雨による悪コンディションも プレーに影響したのだろうが、全体的に存在感が薄くゴールへの臭いは感じられなかった。 FW:平繁龍一(5.0)−後半10分、小澤竜己に替わり出場− 突破力のあるFWという噂を聞いたが、むしろフォアチェック(守備面での)を期待して 投入された感じが強い。相手を引きずった状態でドリブル突破出来るのが魅力だが、 一歩間違えると逆襲を喰らう危険性がある。森本不在はこの世代にとって痛いのかもしれない。 SH:倉田秋(5.0)−後半15分、中島良輔に替わり出場− 左に流れる伊藤やボランチ鈴木との関係で良いパス回しの起点となったが、リズムを劇的に 変える存在には成り得なかった。守備面ではスタメンの中島より使える印象、ただOHとしては、 もっとFWを使ったり自らゴールエリアに侵入したりするプレーが不可欠だ。 SB:松井陽佑(評価対象外)−後半30分、渡邉昌成に替わり出場− (ページの先頭へ) |
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