★★五輪代表2007年シーズン★★ (タイトル画像クリックでトップページへジャンプします) |
---|
【U-22日本代表】 -2008年北京五輪を目指す世代- ■サウジアラビア戦(11/21) ■ベトナム代表戦(11/17) ■カタール代表戦(10/17) ■カタール代表戦(9/12) ■サウジアラビア代表戦(9/8) ■ベトナム代表戦(8/22) ■ボツワナ代表戦(8/5) ■中国代表戦(8/3) ■北朝鮮代表戦(8/1) ■マーレシア代表戦(6/6) ■香港代表戦(5/16) ■シリア代表戦(4/18) ■シリア代表戦(3/28) ■マレーシア代表戦(3/14) ■香港代表戦(2/28) ■米国代表戦(2/11) |
★★スポンサー・サイトにも訪れて下さい★★ |
北京五輪アジア最終予選グループC(6) 2007/11/21 東京・国立競技場 | ||||
---|---|---|---|---|
日本代表 | 0 |
0(前半)0 0(後半)0 | 0 | サウジアラビア代表 |
得点:なし |
||||
※祝!北京オリンピック本戦出場!(この試合でU-22日本代表は出場権をえました。) GK:41西川周作(6.0) 彼が弾いたボールに詰められ、あわや失点か?という場面。 青山敏のカバーリングによって救われた。ピンチと呼べるのは、この程度。 相手が苦し紛れに放り込んできたハイボールの処理にも、安定感ある対応を みせた。比較的ボールに触れる機会が少なく、彼には難しい試合だったかも しれない。 SW:5伊野波雅彦(5.5) 久しぶりのスウィーパーポジションに戸惑っていた印象も受けた。 カバーリングする役割の彼が、逆に(水本などに)救ってもらうシーンも あった。思いの外、相手攻撃陣に迫力が無かった事も幸いし、 無失点に抑えることが出来た。得意とするロングフィード、今日に関しては イマイチだった。 ST:3青山直晃(6.0) 存外、相手攻撃陣に鋭さが無かった為か?本領を発揮するまでもなく、 無失点で試合を閉じることが出来た。相手2トップに対し、水本と彼が マンツーで付いていたようだが、安定感あるプレーで、シャットアウト。 高さだけでなく、対人処理の巧さも披露した。五輪で多くを経験し、 フル代表入り(定着)に繋げて欲しい。 ST:4水本裕貴(6.0) 積極的に前に出て、早めの潰しを心がけていたようだ。 ボランチとのコンビネーションも良く、ピンチらしい場面は、ほとんど 作られなかった。伊野波が付ききれなかった選手のカバーリングも上手く こなし、スピードと強さを見せつけた。主将として、掛かるプレッシャーに耐え、 チームをまとめ上げた。もうワンランク上がる為(世界で闘う)には、 弱小クラブから飛び出す必要があるかも知れない。 DH:2細貝萌(7.0) 素晴らしいポジショニングと、読み、玉際の強さで何度も相手から ボールを奪取してみせた。サイドのカバーリングも見事。 危険なシーンを作られる一歩手前で、ダムの役割を果たした。 守備だけでなく、良い押し上げからシュート(惜しくも相手GKの好守に阻まれたが) まで行く場面もあった。「負けられない試合」で最も輝いていたの彼だったと思う。 間違いなく、この試合のMVPだった。 DH:6青山敏弘(6.5) 細貝とコンビを組んだ効果は彼のプレーに現れた。(ベトナム戦のように) ポジショニングを誤る事なく、的確な潰し、ディレイで、相手攻撃陣に 自由を与えなかった。GK西川が抜かれて失点か?と思われた場面での、 カバーリングは、チームを敗退の危機から救った。あの場面で失点していたら、 この試合は負けていた可能性が高い。ボール捌きには注文を付けたいが、 補って余りある守備を評価する。 WB:7水野晃樹(5.5) 慣れているはずのポジション(フォーメーション)だが、タッチライン際での 頑張りが不足していた。好守に渡ってプレーが軽い印象を受けた。 無理に仕掛けてボールを奪われ、カウンターという、お決まりのパターン。 前半10分頃から、(チームが)リズムを失った元凶が彼のプレーにあった。 相手DFも堅守ではあったが、あの程度で持ち味を消されてしまうようでは、 本戦で闘うのは厳しい。 WB:8本田圭佑(5.5) 左サイドで起点となるプレーを披露。ダイレクトパスで攻撃のリズムを 作った。長い距離を走って、ポストプレーヤーを追い越すシーンもあった。 しかし如何せん、クロス精度が低かった。単純にあげても、クリアされるという データがあったのかも?しかし、球種を変えてみるなどの工夫も欲しかった。 守備面で、ねばり強い対応を見せたのは評価したい。だが、彼の持っている 資質の半分も出せていなかった。私は彼に中田英寿を目指してもらいたい! OH:17柏木陽介(6.0) 豊富な運動量でボールに絡み続け、守備面での貢献は絶大だった。 また裏を狙うスルーパスも、(通らなくても)相手DF陣に与える脅威という 意味では効果的だった。しかし、(ベトナム戦よりは減ったが)確実に繋げ たい場面でのパスミスも観られた。チャレンジと、セーフティ。 その区別を意識しないで世界と闘った場合、痛い目に遭いそうだ。 また右足でのシュートをもっと練習すべし!何故か? チャンスは右足に回ってくる(苦笑)。 FW:11岡崎慎司(5.5) 負けられない試合で、彼の守備意識の高さ(そして実際の貢献度)は、 素晴らしいものだった。まるでFWではない様な、プレースタイル? サイドで起点を作るプレーなども有り、11人のひとりとして評価するなら 合格点を付けて良い出来だったと思う。しかし確実に決めておきたい シュートを外してしまった事のマイナスイメージは払拭出来ない。 カレン・ロバートでは無く彼!という絶対的信頼は勝ち得ていない。 FW:20李忠成(5.5) ファーストディフェンスをシッカリ行い、精度の高いフィードを挙げさせ なかった。それが中盤、最終ラインの選手を楽にした。 しかしボールをキープし、サポートを待つというFWに課せられた 攻撃的な部分。そしてDFを剥がしてシュートを放つ、といった強引さに 欠けた。「負けられない」だから通用したスタイルが、「勝たなければ」 で通用するか?ベトナムレベルとは違う相手に、苦労した。今のままでは、 オーバーエージにポジションを奪われるだろう。 【ベンチ入り】 GK:21山本海人、DF:12内田篤人、28小林祐三、MF:15上田康太、37梅崎司、FW:27興梠慎三、39森島康仁 (ページの先頭へ) |
北京五輪アジア最終予選グループC(5) 2007/11/17 ベトナム・ハノイ | ||||
---|---|---|---|---|
日本代表 | 4 |
3(前半)0 1(後半)0 | 0 | ベトナム代表 |
得点1:李(前半8)岡崎が倒されて得たFK。水野のキックはファーに走り込んだ李の頭に。 得点2:李(前半25)左サイドで本田圭が粘りボールを奪う。抉って難しい体勢ながら李にピンポイントクロス。 得点3:本田圭(前半41)ダイレクトパスに抜け出した岡崎がPA内で倒されPKをゲット。落ち着いて本田が決めた。 得点4:細貝(後半42)左サイドから水野のFK。早めのボールに細貝がニアで合わせた(ヘッド)。 |
||||
GK:41西川周作(7.0) 低くて速い嫌らしいボールを何度も入れられたが、安定感抜群の セービングを披露した。反応が実に速く、判断も的確だった。そして、 このチームでのコンビネーション不足を感じさせる事も無かった。 後半、攻め込まれ続けたシーンでは、彼の存在感が頼もしかった。 1点でも返されたらズルズルいっていたかも?影のマンオブザマッチと 言っていい。 CB:3青山直晃(6.0) 前半、相手エースに仕事をさせなかった守備は及第点を付けて良い。 単純に入れられるロビングに対して、常に勝利し、付け入る隙を与えなかった。 相手の嫌がるフィードを出せるようになれば、更に良いのだが・・。 後半に入り、レコンビンをフリーにした結果、危険なシュートを打たれた。 付いてはいるのだが、距離感が良くない時間帯があった。 CB:4水本裕貴(6.0) 前半に鼻骨骨折したらしいが、よく最後まで闘ってくれた。 接触プレーも怖がらず、前に出て相手を潰す守備を行っていた。 ポジショニングに優れ、カバーリングも無難だった。フィード精度が改善 されており、彼を起点としたチャンスも幾度か観られた。 課題はキャプテンとして、後半の良くないリズムを「声(コーチング)」で、 乗り切れるようになることか?サウジの攻撃に耐えられるか?は疑問。 SB:12内田篤人(5.5) ドリブルや仕掛けにキレが感じられなかった。不用意なトラップミスが多く、 (アーリーはともかく)クロス精度を論ずる以前の問題だった。 ボールが足につかない、相手に引っかけてしまうシーンが目立った。 守備面では頑張っていたが、これでは彼がSBに入る(逆サイドを守備的に している)意味が薄れる。水野とのコンビネーションは、どうしたものか・・。 中盤の選手が溜を作れなかった事も原因し、「らしさ」を発揮出来ずに終わった。 SB:5伊野波雅彦(5.5) 読みで勝負するタイプの彼、相手ボールを奪う迄は素晴らしい。 しかし攻撃に繋げる場面で、パスミスを連発した。サポートして欲しい所で、 上がっていない事もしばしば。守備固めでサイドバックに入ったはずが、 戻りきれずに裏を取られるシーンが目立った。ドリブルで攻め上がったものの、 (間合いが悪く)簡単にボールを奪われ、カウンターを受けた形。 17番はシャットアウトしたものの・・。 DH:6青山敏弘(5.5) 相手FWにつき、時には、最終ライン迄下がりマークする事もあった。 彼は「読み」で相手の先手を取り、守備するタイプだと思う。 波状攻撃を受けた後半のチームだと、身体能力的(主にスピード)に厳しい。 下がりすぎて前へのプレスが掛からなくなっていた。 またサイドへの散らしも、意識的に行う必要があった。 彼の位置でゲームをコントロール出来ないと、後半の様な展開になってしまう。 DH:17柏木陽介(5.5) 運動量豊かにピッチを動き回った。しかし守備を気にするあまり、本来彼が 持っている攻撃面での良さが消えてしまった。3列目から飛び出す動きも 若干観られたが、頻度としては、少なかった。 もう少し前をサポート出来れば、(後半になって)相手に主導権を握られる 事もなかったのでは?と思う。彼の観るべきスペースを空けすぎてしまった。 また、大切に繋ぎたい場面でのパスミスも痛かった。リズムを作りたいところ での軽率なプレーは、チームの勢いを減退させた。 SH:7水野晃樹(6.0) 「自分がやらなければ・・」という気持ちが強すぎたか?空回り気味だった。 ドリブル、パス、ともに可能性の低い選択を(無理矢理)していた印象。 今日の様なプレーでは、相手の脅威にはならない。ボールキープの場面で、 2度ほどハンドを取られ、リズムを掴み損ねたか?内田が上がれる様な 「溜作り」が必要だったと思う。しかしリスタートキッカーとしての才能 だけは、発揮してくれた。2アシスト、最低限の仕事は出来た。 SH→SB:8本田圭佑(6.0) 前半は彼が自由に動き回ることで、攻撃のリズムを作っていた。 正確なダイレクトパスに、味方を走らせるスルーパス。相手DFは全く付いて これなかった。アシストを記録した左足でのクロスは秀逸。追加点となるPK も落ち着いて決めた。しかし終盤のPKを外したのは痛かった。 カタールが敗れた為、「あれを決めていれば」とは、ならないが・・。 後半途中でSBに下がったが、左に張り付く事で良さが消えてしまった。 FW:11岡崎慎司(6.0) 彼が入り2トップとなったことで、パスコースが増えた。 前半は比較的ボールの収まりが良く、李からDFを剥がすような動きも 観られた。セカンドストライカーとしては、まずまずのプレーぶりだった。 PA内での突破をファウルで止められPKゲット。勝敗を決定づける3点目を 演出した。得点こそなかったが、チームに対する貢献度は高かった。 FW:20李忠成(7.0) クロスに対する身体の入れ方、タイミングが素晴らしい。 マーカー、キーパーとの駆け引きに勝利し、ヘディングで2得点を決めた。 時間的にも、これ以上無い形。試合展開を楽にした功績は大きい。 いままでFWの得点が無かったが、やっと軸となるFWが登場した感じか? 高さのない相手ゆえ、平山でも良かったと思うが、 とにかく失点したくない(しかも大量得点したい)試合で、彼のスタメン 起用は当たった。 SH:37梅崎司(採点対象外)−後半25分、伊野波雅彦にかわり出場− DH:2細貝萌(採点対象外)−後半30分、青山敏弘にかわり出場− FW:27興梠慎三(採点対象外)−後半34分、岡崎慎司にかわり出場− 【ベンチ入り】 GK:21山本海人、DF:28小林祐三、MF:15上田康太、FW:9平山相太 (ページの先頭へ) |
北京五輪アジア最終予選グループC(4) 2007/10/17 カタール・ドーハ | ||||
---|---|---|---|---|
日本代表 | 1 |
1(前半)0 0(後半)2 | 2 | カタール代表 |
得点1:青山直(前半43)水野の左CK。GKがクリアしたが本田圭にあたりこぼれる。青山直が反応しシュート! |
||||
GK:21山本海人(6.0) 同点に追い付かれた場面、セットプレーのマークは、きっちり 行われていた。しかし、トリッキーなヒールキックに、DFも彼も反応出来 なかった。何度か与えたセットプレーの1本を決められた形だが、その前の 好守で若干、集中が切れていたのかもしれない。 PKでの逆転は、彼にとってノーチャンスだった。 CB:3青山直晃(6.5) 良い時間帯にシュートを決めた。ゴール前でのポジショニングが良かった。 守備面では、対人処理が非常に巧い。高さでも、突っかけてくる相手に 対しても、抜群のフィジカルで、それをはね返していた。 水野とのCBコンビでは、彼がストッパー的な役回りとなるようだ。 ただイージーなパスミスの悪癖は修正されていない。 フル代表入り(定着)を目指すなら、全ての面で精度を上げる事だ。 CB:4水本裕貴(6.0) 前半は的確なポジショニングとスピードで、相手攻撃陣に自由なプレーを 許さなかった。しかし後半に入り、危険な位置でファウルを犯す場面も。 FK自体は、相手のミスに終わり事なきを得たが、アウェイである事を意識した 守備法が求められる。とは言え、全体的には悪い出来ではなかった。 2失点とも、セットプレー絡み。流れの中で崩される事は無かった。 SB:12内田篤人(5.0) 押込まれて守備に奔走する時間帯が続いた。そのため水野を追い越して、 というプレーは、ほとんど観られなかった。相手のサイドが積極的に 攻めてきた関係もあるだろう。しかしそれを押し返すだけのポテンシャル を持っているはずだ。無難な守備を見せていたが、彼をSBで使う意図は (しかも逆サイドは守備専の伊野波)攻撃にあると思うのだが? 後半、幾分良くなったのを観ると、水野との相性か? SB:5伊野波雅彦(4.0) 守備重視の為に彼がサイドバックに入ったはずが、ほとんど彼サイドを 突破されてピンチを招いていた。本職はボランチ、所属チームでは右SBに も入る。フィード力と統率力を買われ、スウィーパーもこなすユーティリティ。 ただ、どの位置でもスペシャルな活躍が出来ていない。 攻められているのに、(人数が揃っている)中に絞って、本田に守備を任せる のは間違っている。ロスタイムで痛恨のハンド・・日本を奈落に突き落とした。 DH:2細貝萌(5.5) 彼は高校時代にボランチとしてU-18代表の経験がある。当時は攻撃も得意な 選手に映った。本田圭と良いコンビネーションを築いていた記憶がある。 この試合でも視野が広く、サイドの選手をよく見ていた。ボールを散らす能力も あり、中盤のコンダクターとして十分なパフォーマンスを見せた。 マンマーカーで試合に入ったが、適正はボランチにある。10番が前線に入ると、 バイタルエリアが空くというのは如何なものか? DH:6青山敏弘(5.0) 細貝がマンマーク気味についていた時間帯、どうしても中盤の構成力が不足 した。彼の場合、バランサーとしての能力は高いが、確実に相手攻撃を潰せる 守備力は無い。他者と連動してボールを奪うスタイルの為、組む相手 (ボランチだけではなくSBやSHとの関係も含め)によって、パフォーマンスが 変わる。主体的にボールに絡む事(攻守両面で)が出来れば、梶山の穴を 感じさせずに済むのだが・・。負傷開けからか?終盤足がとまってしまった。 SH:7水野晃樹(5.0) アウェイでの闘いという部分を考慮しても、もう少し縦に勝負して欲しかった。 4バックのハーフなのだから、守備はサイドバックを信頼しても良かったのでは? またCKで見せたキック精度からして、FKも(柏木に任せるのではなく)蹴る べきでは?と感じた。右足を負傷し、前半のみの出場となったが、それが 精彩を欠いた直接の原因では無いだろう。「らしさ」を発揮出来ず、ベンチに下がった。 SH:8本田圭佑(5.5) プレーエリアを左サイドに限定されていたのだろうか?タッチライン際で ボールが来るのを待つシーンが多く観られた。フィジカルの強さを活かし、 突破を計るも、無理な体勢でのクロスが多く、シュート迄に繋がらなかった。 彼が中にチャレンジした時に、チャンスが生まれた事を考えれば、 サイドに閉じこめておくのは得策では無い。ただ彼自身、シュートを打てる 場面でパスを選択したりと、いささか積極性に欠けた。 OH:17柏木陽介(6.0) 強引なドリブル突破は、相手にとって嫌なスタイルだったと思う。 しかし開始するポジションが低すぎて、シュートに直結するようなシーンは、 あまり観られなかった。下がってボールを受けてくれるのは、DFにとって 有り難い。ただ裏を返せば前線での駒不足に繋がっていた。 積極的なプレーで攻守に貢献したが、FW李をフォローする仕事に物足りなさ を感じたのも事実。また「とどめを刺せた」シュートを決められなかった。 FW:20李忠成(5.0) 身長で劣っていないのに、フィフティのロビングボールに、ほとんど 競り勝てなかった。得点シーンの前、数分間は身体を張ったポストプレーで、 ボールを落ち着かせる事に成功した。しかし試合を通じて、1トップに 耐えうるフィジカル、スピードは持っていない印象を受けた。 必要以上の守備で、スタミナを浪費していた感もある。 彼に必要なのは、ゴール前にいること。シュートを放つこと! SH:14家長昭博(5.5)−後半00分、水野晃樹に替わり出場− ドリブルで活路を見出そうとしていた。特に柏木との連携が素晴らしく、 お互いに解り合っている様な雰囲気だった。ゴール前を目指しての 突破は、(相手も)ファウルでしか止められない。水野を下げた采配は、 そこそこ成功したと言えよう。ただ内田との関係は、それほど密では なかった。彼が人を活かせるようになれば、プレーの幅も広がるだろう。 減点は宇宙開発のシュートと、要らぬイエローカード。印象が悪い(苦笑)。 DH:39森島康仁(採点対象外)−後半22分、李忠成に替わり出場− DH:15上田康太(採点対象外)−後半43分、柏木陽介に替わり出場− 【ベンチ入り】 GK:41西川周作、DF:28小林祐三、33安田理大、FW:9平山相太 (ページの先頭へ) |
北京五輪アジア最終予選グループC(3) 2007/09/12 東京・国立競技場 | ||||
---|---|---|---|---|
日本代表 | 1 |
1(前半)0 0(後半)0 | 0 | カタール代表 |
得点1:梶山(前半6分)右サイド水野からのFK。カーブがかかったボールに競り合い、上手くヘッドで合わせた。 | ||||
GK:21山本海人(6.5) 判断力に課題はあるが(つまり出る、引くなど)、反応力は素晴らしい。 攻められる展開になると、彼の出番かな?と思う。 本来は、これらとコーチングの3つの要素がGKには必要。ただアジアの枠 では、反応力が求められる様だ。必ずしもDFラインとの連携は良くなかった。 しかし失点されておかしくない場面を、よくセーブしてくれた。 語彙不足で申し訳ないが、神懸かっていた。 CB:3青山直晃(6.0) 縦に入れるフィード精度が悪い。彼の位置から出すグラウンダーを奪われると、 シュートまで直結するので非常に危険だ。守備面では、良いポジショニングで 相手のフィードをカットしたりと奮闘した。後半途中から、一人少なくなり、 かなり崩された。ボールサイドに寄りすぎて、マーキングしきれないことも。 しかし最後のところで踏ん張ったくれた。 CB:4水本裕貴(6.5) 退場者を出してから、数的不利な状態で攻め込まれた。 問題はボランチの守備の軽さ、サイドバックの絞りの遅さにあった。 しかし彼は、最後の砦、キャプテンとして、落ち着いて対応してくれた。 抜群の判断力、身体の強さ。一度シュートブロックし、こぼれた ところに再チャレンジしてクリアするあたりは、流石だなと感じた。 SB:12内田篤人(5.5) 1ライン下がってのSBであった事が原因か?早い段階で先制した事が原因か? 前への推進力が無く、守備重視の印象を受けた。水野が右に開いてしまう為、 彼の入り込むスペースが無かったのか?。後半になって幾分改善されたが・・。 守備面で簡単に飛び込むシーンが観られ、ねばり強くプレーしてもらいたい。 また中に絞って守備すべきシーンでサボっていた様にも感じた。 SB:5伊野波雅彦(5.5) 4バックにしたいが、安田や家長の守備力では心許ない。それが彼を左SBで 起用した監督の狙いだろう。恐らく彼に(現代サッカーで望まれる)攻撃参加 は、期待していなかったと思う。スペースを埋めて、時に絞って守備を行う。 時折オーバーラップを見せるも、効果的ではなかった。守備が意外に軽い! DH:16本田拓也(5.0) プレスが緩いというか遅いというか・・。第一ボランチである彼の守備能力 の低さが気になった。私には、彼の良さが、未だ持って解らない。 カウンターを受け、遅らせる守備をすべきなのに、潰してファウルを取られる。 ミスが多いし、経験値も低い。嫌な位置でFKを与える事しばしば。そして退場か・・。 DH:10梶山陽平(6.0) ゴールキーパーの突進を怖がらず、ヘッドで押込んだ先制点。 結果的には、これが決勝点になったのだから評価したい。 ゲームメーカーとしての存在も頼もしい。しかし、綺麗なプレーに固執しすぎる。 受け手に必要以上のスキルを要求するパスに意味があるのか? 家長の突破を後方からサポートする動きなども欲しい。 SH→FW:14家長昭博(6.0) 彼のドリブル突破は魅力的だが、味方が彼のキープ力を信頼しすぎか? プレーを観て、任せてしまう印象だ。それ故か?奪われた時の、 切り替えが全体的に遅くなる。簡単に人を使ったパスと、ドリブルの頻度が バランス良く、織り交ぜられた時にチャンスが生まれるようだ。 よって彼自身もまた、持ちすぎに注意する必要がある。 SH:7水野晃樹(6.0) 身体を張って得たFKを、梶山のヘッドに合わせ先制点を演出した。 世界的にもリスタートでの得点確率が高くなている。彼の右足は、シュート力と ともに、U-22代表の武器。守備面でも粘り強い動きを見せ、貢献した。 あとは人を使うプレーの取得か?SB内田の良さ(突破力)を引き出して 上げられるようになれば、次のステップが見えてくるだろう。 OH:17柏木陽介(6.0) 彼の運動量とスタミナには驚かされる。ファンタジスタタイプだが、 (守備を含めた)泥臭いプレーを厭わない。ドリブルもパスも、この世代では 一級品だ。惜しむらくはフィジカルが弱い。アジアレベルではファウルを取って もらえるが、今後に向けた課題になると思う。イマイチ合わない前線での連携、 時間が解決してくれるだろうか?。 FW:39森島康仁(6.0) 1トップだが、前線に張るだけでなくポストプレーで、しっかりボールを 収めることが出来た。ファーストディフェンダーとしても、良く動き回り、 フル代表のFWに欲しいくらいのパフォーマンスだった。ドリブルで相手を なぎ倒すフィジカルも魅力。ただ後半は、シュートまで持っていくには、 数的に厳しかった。得点は奪えずとも、合格点を付けていいと思う。 DH:6青山敏弘(5.5)−後半11分、梶山陽平に替わり出場− 梶山の負傷により回ってきた出場チャンス。サウジ遠征前まではレギュラー だっただけに気持ちが入っていたと思う。後半、最初のピンチでシュート ブロックに入った守備は素晴らしかった。しかし前への気持ちが強すぎて、 DFラインとの連携が拙かった。前にいく守備は絶品なのだが・・。 DH:28小林祐三(採点対象外)−後半27分、水野晃樹に替わり出場− DH:20李忠成(採点対象外)−後半48分、森島康仁に替わり出場− 【ベンチ入り】 GK:31林彰洋、DF:33安田理大、FW:9平山相太、11岡崎慎司 (ページの先頭へ) |
北京五輪アジア最終予選グループC(2) 2007/09/08 サウジアラビア・ダンマン | ||||
---|---|---|---|---|
日本代表 | 0 |
0(前半)0 0(後半)0 | 0 | サウジアラビア代表 |
得点:なし | ||||
GK:21山本海人(7.0) 彼自身は相手の、素早いリスタートへの準備が出来ていたと思う。 しかしセットプレーにおけるコーチング(ポジショニング指示)等も、 キーパーに課せられた役割だ。集中力を切らした味方に注意を喚起する 必要があった。シュートに対する反応力は素晴らしく、何度も危ない 場面を救ってくれた。被シュートの強烈さを思えば、MVPは彼だ。 SW:5伊野波雅彦(6.0) スピードに乗って攻めてくる相手攻撃陣を何とか身体を張って止めていた。 カバーリングが遅れる場面もあったが、2ストッパー、GKに救われた。 彼の場合、負傷開けで(Jでの試合を経験せず)そのまま臨んだ事が、 どう影響するか?心配だった。しかし、減点対象となるプレーは見あたら なかった。ライン設定が低かったのも、アウェイを考えれば致し方ない。 ST:3青山直晃(6.0) PAに入られて厳しく行けず、スピードとテクニック(個人技)でかわされる シーンがあった。しかし概ね、しっかりブロック出来ていたと思う。 ボランチとWBの守備力に難のある選手構成の中、必死に耐えたという印象だ。 攻撃面では、フィードの精度を高めて欲しい。また終盤、不用意な横パスを 狙われるシーンがあった。時間帯とポジション、ゲームをクロージングする 能力を養いたい。 ST:4水本裕貴(6.5) ヘディングの競り合い(接近戦)や、スピードに乗った相手への対応。 非常に安定感ある守備で、DFラインを支えていた。 本田圭の裏スペースを良くカバーし、ギリギリのところで相手のチャンスを 潰してくれた。やはりフル代表経験者ということで、落ち着き、自信の ようなものが見て取れた。欲を言えば、相手が1トップになった後半、 攻撃に参加するようなプレーがあっても良かったのでは? DH:16本田拓也(5.5) ポジショニングに問題は無く、前には強い。しかし併走したり、追いかける 守備が緩く遅い。簡単にかわされるシーンが目に付いた。早い時間帯に イエローを受け、それが影響したのかもしれない。コンディションが万全で ない青山敏の代わりに、スタメン起用された。ただ重責を果たしたとは言えない。 決定的なミスは無かったが、次戦も続けて使われるようなアピールは 出来なかった。 DH:10梶山陽平(5.5) 相変わらずスロースターター?置かれた状況を把握しないプレーは、改善して 欲しいものだ。例を挙げるなら、相手選手が接近していた中での、 本田圭への浮き球パス。トラップが難しい上に、完全に狙われていた。 味方を探しているうちに詰められるのも危ない。 後半になって持ち直し、ゲームをコントロールしはじめた。 サイドへのボールの散らしや、DF裏を付くスルーパスなど、彼らしさを みせてくれた。時間的な、「むら」を減らす事が課題だ。 WB:12内田篤人(5.5) 前への意識が高く、後半、何度か素晴らしい縦への突破を披露した。 ただ、味方がワントップと言うことも影響してか?決定的なクロスを供出する には至らなかった。逆に彼の裏スペースに走られ、ストッパーが苦労していた。 時に、リスクを冒しても勝負にいく事は必要だ。しかし、アウェイを考えれば、 観ていて「怖さ」があった。クラブではSBが本職なだけに、守備意識は高く持って いたようだが・・・。意識と行為は一致しないこともある。 WB:8本田圭佑(5.0) 相手が4-4-2であり、彼サイドに2人配してきた。序盤は、それを彼ひとりが観る 形になってしまった。ボランチの一枚がサポートするなり、2シャドーがSBを 観るなりしないと数的不利となる。守備が上手いとは言えない彼、接近しすぎて カワサレ、不用意に手を使って止めてるシーンが目立った。攻撃面で、起点となる プレーもあったが、良かった点はライン際まで走りクロスを挙げた事くらいか? (システム的に)サイドに封じ込められると、彼の良さは半減する。 OH:7水野晃樹(5.0) 彼はボールを持って仕掛けてこそ、力を発揮するドリブラーだ。 そんな彼が、2シャドーの一角に入っても、チームにとってプラスに働く事は、 ほとんど無かった。森島の落としに反応する様なプレーは一度きり。 ドリブルを簡単に奪われ、カウンターを喰らうシーンもあった。 同じように足元で勝負する家長と並べた反町采配は、見事に外れたと言って 良いだろう。惜しいヘディングシュートが1本あったが、気の毒にも、 前半のみの出場となった。 OH: 14家長昭博(6.0) 右サイドにポジションチェンジし、ドリブル突破のあと素晴らしいクロス を供出した。彼のキープ力は、前線に選手が上がるための時間を作る効果がある。 ドリブルで相手をかわし、森島に出したスルーパスも見事。惜しくも得点には 至らなかったが、彼がトップに近い位置でプレーする事の強みを感じた。 ただ、どフリーのヘディングシュートを決めきれなかったのは頂けない。 最近、クラブで90分プレーしていない割に、悪くない出来だった。 FW:39森島康仁(6.0) 1トップを張るだけのフィジカルと運動量を兼ね備えている。 味方との距離の問題で、あまりマイボールにはならなかった。 それでもロングボールの競り合いに負ける事は無かった。 家長のスルーパスに走り、相手DFを背負いながらシュートまで持ち込む 辺りにもストライカーとしての、資質の高さを感じさせた。 本田圭からのドンピシャクロスは決めて欲しかったが、十分に平山を 焦らす出来だった。 OH:17柏木陽介(6.0)−後半00分、水野晃樹に替わり出場− スキルの高い選手でありながら、ボール際にチャレンジする姿勢は買い。 後半45分だけという時限出場が、積極的な動きを可能としていたのか? 90分間闘う選手とはフレッシュさが違って当然だが、それを差し引いても、 彼がピッチに入った事で、中盤より前が活性化された。 難しい体勢から挙げたクロス、家長にピッタリあっていた。ホームに戻っての カタール戦に期待したい。 DH:6青山敏弘(採点対象外)−後半31分、梶山陽平に替わり出場− FW:9平山相太(採点対象外)−後半42分、森島康仁に替わり出場− 【ベンチ入り】 GK:31林彰洋、DF:28小林祐三、33安田理大、FW:11岡崎慎司 (ページの先頭へ) |
北京五輪アジア最終予選グループC(1) 2007/08/22 東京・国立競技場 | ||||
---|---|---|---|---|
日本代表 | 1 |
1(前半)0 0(後半)0 | 0 | ベトナム代表 |
得点1:青山直(後半46)柏木の右CKをニアに飛び込み、ヘディングシュート。 |
||||
GK:21山本海人(6.0) 試合終了間際に受けた直接FK。完全に裏を取られたが、良く反応し 無失点に抑えた。しかし壁の作り方、キック精度の判断ミスという 見方も出来る。自作自演の・・とまでは言わないが、最後に見せ場を 作ったかたちだ。今日のGKには、加減評価無しが妥当と思う。 CB→ST:3青山直晃(6.5) スピードで振り切られるシーンが一度あったが、概ね問題の無い守備を 披露。前半終了間際には、セットプレーから見事なヘディングシュートを 決めた。試合全般にわたって、早い潰しを心がけていたようだ。 このレベルの相手で守備陣を採点するのは無理がある。 「虎の子の点」を決めたことで0.5の加点評価とした。 CB→ST:4水本裕貴(6.0) 前半は2バック、相手が2トップで来てからはストッパーに入った。 正直言って、この試合において彼の存在感など必要なかった。 青山同様に早い潰しを心がけ、実践していた。終盤になって押込まれたが、 彼を中心に踏ん張った。無失点なら負けない典型的な試合だが、 彼の(フル代表での)経験値は頼もしい。 SB→SW:2細貝萌(6.0) 相手攻撃陣(枚数)との絡みか?予想された3バックの中央ではなく、 右サイドバックか、3ボランチの右といったポジショニングを取った。 彼の展開力を起点にして攻撃が始まるケースが多かった。 ただ前半はミスパスが多く、攻撃を切ってしまうシーンが目立った。 後半になって攻撃参加すると彼の良い面が出た。そして最後はDFライン に入り、しっかりとゲームを締めくくった。 DH:16本田拓也(5.5) 梶山とのボランチコンビでは、彼が中盤でバランスを取る役割を担う。 しかし完全に引いて守って、という相手に対して、攻撃的なアプローチ が不足していたのでは?と思う。例えばミドルシュートを放ち、相手DF を引き出すなどのプレーがあっても良かったのでは? 黒子に徹するだけで評価されるレベルの相手ではないと思うが? DH:10梶山陽平(5.0) 上手いポジショニングで相手ボールをカットし、そのまま攻撃に繋いだ。 守備から攻撃への切り替えは、なかなか良いレベルにあったと思う。 しかしリトリートして守る相手に対し、遅効のゲームメイクは、全く持って 効果的ではなかった。後半になると思った通り、ゲームから消え始めた。 90分を通して、プレーレベルを維持して欲しいものだ。大器は認めるが、 未完の・・・で終わる可能性大か? WB:7水野晃樹(5.5) 縦に突破しクロスを挙げる能力、中に仕掛けてボールキープするする能力。 ともに素晴らしいレベルで、相手守備陣を撹乱していた。 また前半は、広い視野から繰り出されるサイドチェンジのパスが効果的 だった。後半になって、相手が彼を(危険な選手と)ケアしてきた為、 決定的な仕事は出来なかった。しかし彼を上手く使える選手が、中に揃えば、 結果も変わってくるはず。ただ今日に限ってはクロスが雑だった。 WB:8本田圭佑(6.0) いわゆるサイドアタッカーのスタイルではないが、流れを止めず、流れを 作り、良質のクロスを供出していた。また、強靱なフィジカルを武器に 中に絞ってゴール前で仕事をするといったプレーも観られた。 彼個人のプレーレベルに問題は無かったが、中の選手とのコンビネーション は、あまり密度が濃くなかった。というより、中で決めてくれないと!! OH:17柏木陽介(6.0) 豊富な運動量でスペースを作り、スペースに入る動きを見せた。 彼の動きだしにパスの出し手がついていけないシーンもあったが、 概ね、チームにフィットしてきたと思う。彼を起点にして、チャンスが 生まれるといったシーンも幾度かあった。 また、リスタートのキック精度が高く、先制点のアシストとなるCKは 見事だった。初めての試合で、まずまず合格点の出来だと思う。 FW:20李忠成(5.0) 常に平山のポジションを意識しながら、平山を活かすプレーに 徹していた。ベンチから与えられた指示なら、致し方無いが、 もう少しFWとして「シュート」への拘りがあっても良かったのでは? と感じた。無難なポストプレー、サイドに開いてのチャンスメイク。 一度だけ良いヘディングシュートを見せたが、 これだけでは代表落ちしたカレン・ロバートが可哀想だ。 FW:9平山相太(5.0) 強引なボールキープからシュートまで持っていく姿にストライカーの 意地をみた。前半の彼には、(いままでに無い程の)強い意志が、 プレーから感じ取れた。しかし後半になると、躍動感は影を潜め、 いつもの?「のらりくらり」が始まった。 決めて欲しい場面で決められず、彼への期待感は薄れていった。 どんな環境なら彼は覚醒するのか?もう一度、海外クラブか? OH:14家長昭博(採点対象外)−後半31分、柏木陽介に替わり出場− FW:11岡崎慎司(採点対象外)−後半33分、李忠成に替わり出場− 【ベンチ入り】 GK:18松井謙弥、DF:12内田篤人、28小林祐三、33安田理大、MF:15上田康太 (ページの先頭へ) |
U-22 4カ国サッカートーナメント(プレ北京五輪)#3 2007/08/05 中国・瀋陽 | ||||
---|---|---|---|---|
日本代表 | 0 |
0(前半)0 0(後半)1 | 1 | ボツワナ代表 |
得点:なし |
||||
GK:18武田洋平(5.0) ミドルシュートで失点。あのシュートは素晴らしかったので、 彼を責めることは出来ない。ただミドルがある、と解った時点でも ポジショニングに問題を感じた。前に出すぎていた印象だ。 またキャッチングにも課題あり、国際経験が乏しい為か? 今回参加していない松井、林が入ってきたらチームに残るのは厳しい。 CB→SW:6福元洋平(6.0) 彼はスウィーパーよりも2CBの一人(シーンによって役割が変わる) の方が合っているようだ。自ら行く場面と、カバーリングする場面の 切り替えが出来ていた。つまりマンツーよりも、ゾーンで守る方が やりやすい印象。年少ながらキャプテンマークを巻き、声でも味方を 牽引していた。 ST:3千葉和彦(6.0) 押されながらも自分たちのリズムで守備していたと思う。 しかし後半早々に交替を命ぜられた。失点の責任?、原因は彼に あるのか?シューターにプレスを掛けるには難しい位置だったと思う。 私の印象としては悪くはなかった。監督は彼の寄せが遅れたと判断したの だろうが・・・。 SB:2一柳夢吾(5.5) 中国戦よりは前への意識が高かったように見えた。 しかし逆サイドに較べ、明らかにポジションが低い。対峙する選手が、 強烈で無かったのだから、SHを追い越しての攻撃参加が観られても よかったのでは?ストッパーも出来るユーティリティだが、 攻撃面で武器を持たないと、内田(鹿島)、中村(福岡)とは争えない。 SB→ST:5田中裕介(6.0) 中国戦の反省からか?変に飛び込まず、じっくりと我慢の守備を披露。 サイドバックらしく、攻撃面でも数回、タイミング(今ビネーーションも) の良い飛び出しを見せた。ライン際まで抉ってクロス・・というプレーも 出来る。守備的な4バックを組む際の左SBとしては、最適な選手だろう。 DH:19青山隼(5.5) パワーボランチとしての片鱗は見せてくれた。しかし中盤での寄せが いまひとつ悪く(遅く)、可能性は低いものだったが、ミドルシュートを 何本も打たれた。これまでも身体能力の高い相手と闘ってきたはずだが、 ボツワナを多少嘗めていたのかも知れない。 DH:10枝村匠馬(5.5) やはり彼のベストポジションは2.5列目だなと感じた。 スキルで相手をかわしチャンスを演出せねばならないトップ下よりも、 フリーで攻撃参加(シュートも含め)出来る位置が合っている。 守備面に多少目を瞑るなら、彼の攻撃力は魅力になる。 ただボール捌き(ゲームコントロール)が、あまり上手く無い印象。 SH:7増田誓志(5.5) 菅沼やボランチとポジションを変えながら相手の目先を変えていた。 PA内に入っても落ち着いたプレーを披露。得点にならなかったが、 カレンのヘディングシュートをアシストする落としがあった。 ただ彼の場合、これなら誰にも負けないという武器を持っておらず、 「何となく良い選手」というイメージ。運動量があれば、もっとチャンスを 作れると思うが・・。 SH→WB:14菅沼実(5.5) サイドを疾走し、中に絞ってドリブルを仕掛ける姿は、 このポジションに向いているなと感じた。 豊富な運動量で、どこにでも顔を出す。もう少しクロス精度を上げれば、 監督からも「計算出来る選手」と評価されるだろう。 Jリーグで見せるような得点力を見せられれば、代表に定着出来る。 FW:17李忠成(5.5) 相手GKも好守に阻まれたが、可能性を感じるシュートを打っていた。 同じクラブ(柏)に所属する菅沼とのコンビは、さすがに合っている。 後は誰とでも合わせられる多様性を身につける必要がある。 カレン、岡崎、平山と、タイプの違うFWと組んだ場合、彼は色々 な引き出しを持たねばならない。Jリーグで7点奪っているが、 国際試合で決めきれない・・。 FW:11カレン・ロバート(5.0) 彼の無得点記録は続いたまま、後半早々に交替を命ぜられた。 GKのいないゴールマウスに押込むだけのヘディング。 決まらないはずのないシュートが相手DFのクリアにあった。 ここまで得点に見放されたFWをピッチに残す訳にもいかないだろう。 CB→ST:4河本裕之(6.0)−後半5分、千葉和彦に替わり出場− ボツワナは元々PA内まで侵入してくるタイプのチームでは無かった。 その上、1点を奪ってからは、至る所で時間稼ぎをし、時計を進める 戦略を採ってきた。そんな中で最終ラインに入った彼の仕事は、 ほとんど無かったと言える。可もなく不可もなく6.0だ。 FW→OH:12岡崎慎司(6.0)−後半12分、カレンロバートに替わり出場− ボールを収め攻撃の起点になることも、ドリブルで前への推進力を 高める事も出来る。決して華麗なプレーをするタイプではないが、 いわゆる「頑張れる選手」のひとりだと思う。代表で生き残るには、激戦区の MFよりFWだろうが、それには「得点」という結果が欲しかった。 レフェリーに阻まれた「幻のゴール」は、彼にとって悔しいものだったろう。 SH→WB:13安田理大(6.0)−後半12分、増田誓志に替わり出場− 彼がDFラインの一人ではなく、ハーフに入ると得点の臭いがしてくる。 終盤に見せた左サイドの突破。彼のアグレッシブなプレーが、岡崎の プレー(幻のゴール)に繋がった。横パスで相手を揺さぶりながら、 縦に入ってリズムを変える。彼の特徴が十分に出ていたと思う。 DH:15上田康太(採点対象外)−後半17分、青山隼に替わり出場− FW:9平山相太(採点対象外)−後半29分、一柳夢吾に替わり出場− 【ベンチ入り】 GK:1西川周作、MF:8梅崎司 (ページの先頭へ) |
U-22 4カ国サッカートーナメント(プレ北京五輪)#2 2007/08/03 中国・瀋陽 | ||||
---|---|---|---|---|
日本代表 | 0 |
0(前半)0 0(後半)0 | 0 | 中国代表 |
得点:なし |
||||
GK:1西川周作(6.5) 中国攻撃陣のシュートミスに救われての無失点試合だった。 しかし彼でなければ・・というシーンが幾度もあった。 彼の良さは「反応の素早さ」だけでなく、プレーエリアの広さにある。 上手いポジショニングでスウィーパーの仕事も確実にこなした。 また精度の高いキックは、一瞬にしてチャンスを作った。 SW:6福元洋平(5.5) ライン設定があまりに深すぎて、前線とボランチの間を空けすぎた。 その為、波状攻撃を喰らった。マイボールになった時に、一度ライン を上げてから、下がるなどの「小刻み」な設定が必要だった。 オフサイドを狙っても取ってくれないと踏んだのかもしれない・・。 得意だというフィードの精度がイマヒトツ良くなかった。 ST:4河本裕之(5.5) 中国に有利な判定しか出ない事は解っていたと思う。 あまり強く守備に入ってもファウルを取られる、かと言って自由にさせても、 という葛藤の中プレーしていたのでは?守備の間合いが取れず、 ボール保持者に近づきすぎて、簡単にかわされるシーンがあった。 簡単にアタックせず、ねばり強い対応が必要だった。 ST:5田中裕介(5.5) 中央で身体を張った守備を見せるも、引き出された時の守備が軽かった。 ボールを保持する相手との距離感にも問題があり、反転されるとファウル (そうではないプレーがほとんどだが-苦笑-)で止めるしかない感じだった。 所属クラブでは左サイドバックで起用されている。ストッパーはあまり 向いていない様に感じた。まぁ気の毒なシチュエーションではあったが・・。 DH:19青山隼(5.0) 身体を張った守備でハードワークしていたが、どの程度でファウルを 取られるのか?最後までレフェリーの(中国贔屓の)基準を掴みきれ なかった。そのためバイタルエリアへの侵入を簡単に許した。 ボールを上手く奪った場面では、縦パスの精度を欠き、カウンターを喰らった。 彼にとっては難しい試合での初スタメン、同情する。 DH:15上田康太(5.0) このメンバーでは彼がゲームメイクしなければならない。中盤でボールを 落ち着かせ、サイドへのバランス良いパス供給が必要だった。 しかし下がりすぎてしまい余裕の無い状況でのパス出しが目立った。 ピッチをワイドに使うプレーも無く、攻撃パターンを読まれていた。 WB:14菅沼実(5.0) 押されっぱなしの試合で、彼が攻撃で輝く事は、ほとんど無かった。 守備に追いやられる時間が続き、それでも良く頑張っていたと思う。 数回、飛び出しを見せるも、精度の高いパスは供給されずに終わった。 彼は個人で打開する力を持っているが、通用しなかったか? WB:13安田理大(5.0) 第1戦より攻撃的な位置に入ったが、縦への突破は、ほとんど 観られなかった。本人は敢て(理不尽なファウルを取られる)ドリブル を封印していたようだが・・。またレフェリングに苛立ち、カードをうけたり、 不必要な(逆サイドまでの)チェイシングを行うなど、精神面での 未熟さを露呈した。 OH→DH:16谷口博之(5.0) 前で勝負したいFW陣と怖がって下がりっぱなしの(ボランチを含めた) DF陣の間で、ポジショニングに苦悩していたようだ。 得意の攻撃は3列目からノーマークで上がってこそのもの。 最初からトップ下にいては、力を発揮出来ない。気持ちの強さも災いしたか? プレー以外でカードをもらう(次戦出場停止)様では・・。 FW:17李忠成(5.0) 平山が競って落としたボールに反応したかったが、中国DF陣の方が 出足は良かった。後半は幾分改善されたが、自分が何をしたらいいのか? (どの選手をみたらいいのか?)解らなかったようだ。ラインと駆け引き したくても(押されっぱなしで)出来ない歯がゆさはあったと思う。 FW:9平山相太(5.5) ハイボールの競り合いに完勝。しかし味方とのコンビネーションが悪く、 落としたボールを繋ぐ事は出来なかった。足元のボール扱いも、懐が深く 柔らかいタッチでボールをキープした。ストロングポイントであるヘッド、 クロスボールに飛び込む惜しい場面はあったが、結果は得られなかった。 守備面を含め、存在感はあったと思う。 OH:12岡崎慎司(採点対象外)−後半17分、青山準に替わり出場− OH:8梅崎司(採点対象外)−後半18分、李忠成に替わり出場− DH:10枝村匠馬(採点対象外)−後半27分、谷口博之に替わり出場− 【ベンチ入り】 GK:18武田洋平、DF:2一柳夢吾、3千葉和彦、MF:7増田誓志、FW:11カレン・ロバート (ページの先頭へ) |
U-22 4カ国サッカートーナメント(プレ北京五輪)#1 2007/08/01 中国・瀋陽 | ||||
---|---|---|---|---|
日本代表 | 2 |
2(前半)0 0(後半)1 | 1 | 北朝鮮代表 |
得点1:河本(前半22分)左CKからニアで森島がすらし、河本が落ち着いて右足で押込んだ。 得点2:梅崎(前半29分)梅崎がドリブルで仕掛け、谷口とのワンツーを受けシュート。 |
||||
GK:1西川周作(6.0) この世代のキーパーとしては、図抜けた「経験値」を持っている。 上背は、あまり無いが、「A代表川口ばり」の反応力でチームを救った。 特にロスタイムに打たれた危険なシュートを良くセーブしたと思う。 ハンブルする場面もあったが、概ね安定感のある守備で北朝鮮を PKでの1失点に抑えた。 CB:3千葉和彦(5.5) 元来彼は中盤底の選手だったかと思う。CBもこなせる恵まれた体格を 武器に、クラブでも代表でも最終ラインを任されている。ビルドアップを 考えても悪くない起用だと思う。しかしこの試合では、長い単純なパスで 裏を取られるシーンが目立った。主力クラスが戻ったら召集外か? CB:4河本裕之(6.0) 得点を奪ったシーンは、CKをニアで競った森島の落としに上手く反応した。 予測と、相手よりも早く身体を入れる重要性を示した形。 守備面ではインターセプトの能力が高い。課題は、奪ったボールを、 どう展開するか?にある。可能性の低いプレーを敢て選択してしまう傾向が みられる。 SB:2一柳夢吾(4.5) スピード勝負で仕掛けられると対応出来ない。縦に走られ、良質のクロス を入れられた場面も観られた。相手を押込んでサイドを支配するタイプ では無いだけに、(攻守相殺して)守備面での強さがもっと欲しい。 中途半端に上がってボールを奪われるのは、最悪のプレーだ。 SB:13安田理大(5.5) 持ち味の縦への突破力を披露。攻撃力で相手を押し込めれば、 守備での負担が軽くなる。そして彼はスピードがある為、裏を取られても 追い付く事が出来る。決して上手いとは言えないが、重心を低くし、 ねばり強く守備する姿に好感を持てた。しかしPKを与えた守備は、軽率 だった。 DH:15上田康太(5.5) 左サイドに「個人技」に秀でた選手がいる為か、どうしても偏った展開に なってしまった。それでも「個」の力で打開出来てしまうのは、 良いことなのか?どうか・・。縦に入れるボール、右サイドで起点を 作らせるパスなどが(もう少し)有っても良かったのでは?と感じた。 それから彼自身のミドルシュートなどもあったら・・・。 DH:16谷口博之(5.5) セカンドボールへの寄せが遅れ、北朝鮮の選手たちに先手を取られて しまった。上田との関係からすれば、身体的に強い彼が、守備的に ならざるを得ない。しかし彼はゴール前に上がってこそ活きる選手 ではなかろうか?梅崎のゴールを演出したヒールパスには落ち着きを感じた。 ゴール前で嫌なファウルをしすぎるのは、マイナスポイント。 SH:10枝村匠馬(5.5) ボランチ2人が攻撃に特性を持っている選手だから?せっかく攻撃に 力を注げるポジションで起用されても、能力を発揮出来なかった。 どこか、バランスを取ってしまった様な前半だった。後半になって、 ゴール前での仕事が増えた。スペースへの入り方など、センスはいい。 ただパサーでもドリブラーでもない彼、チャンスメーカーとしては 中途半端な印象。 SH:8梅崎司(6.0) 相手陣内では「個の力」が絶対に必要!と思わせる追加点だった。 自らドリブルで仕掛け、ワンツーで再びパスを受けてシュート! (パスを)回しているだけではリズムが変わらない、それでは相手が 慣れてしまう・・というのを実践で示した。PA付近での仕事に 絶対的な自信を持っているようだ。ただ後半消えている時間が長かった。 FW:岡崎慎司(5.0) 森島が競った後の・・と思っていたが、むしろ彼がターゲットになり、 ポストプレーをこなすシーンが目立った。ゴールに背を向けて機能する タイプでは無いだけに、あまりフィットしていない印象を受けた。 後半7分のドリブル突破は、良いコンビネーションだったが・・。 ほとんどシュートを打てる状況になかったのが気になる。 FW:森島康仁(5.0) 「らしい」と思えるプレーは1度か2度のシュートシーン。 多くの時間、彼はFWなのだろうか?というスタイルで、守備を行っていた。 守備意識は悪くないが、シュートを打てるポジションにいないというのは、 拙い。まだ彼の特徴を周囲の選手に覚えられていない感じ? FW:11カレン・ロバート(採点対象外)−後半23分、岡崎慎司に替わり出場− SH:7増田誓志(採点対象外)−後半23分、枝村匠馬に替わり出場− FW:9平山相太(採点対象外)−後半31分、森島康仁に替わり出場− SB:6福元洋平(採点対象外)−後半41分、梅崎司に替わり出場− SB:19青山隼(採点対象外)−後半42分、一柳夢吾梅崎司に替わり出場− 【ベンチ入り】 GK:18武田洋平 (ページの先頭へ) |
北京五輪アジア2次予選(6) 2007/06/06 東京・国立競技場 | ||||
---|---|---|---|---|
日本代表 | 3 |
2(前半)0 1(後半)1 | 1 | マレーシア代表 |
得点1:長友(前半28分)左サイドから上田がDF裏にクロス、中に詰めていた長友がヘッドで押込む。 得点2:鈴木(前半33分)ロングフィードからのこぼれ球に鈴木が胸トラップ、(ミドル)ボレーシュート。 得点3:萬代(後半7分)細貝のロングパス、走り込んだ長友がPA内で倒されPKをゲット。 |
||||
GK:1山本海人(5.5) 能力を試される様なシーンは、さほど無かった。ただセットプレー時の マーキング指示や、守備範囲の徹底(どこまで自分が出るのか)など、 キーパーに求められる要素をクリア出来ていたか?TV画面からでは解らない。 スローイングの精度(距離も出る)は、他のGKを凌ぎ、攻撃の起点となる。 長所は伸ばしていって欲しい。PKを取られてもおかしくないプレーが一度あった。 SW:19一柳夢吾(5.0) 積極的な潰しは悪くない。しかし危険な位置(FKを与える)でファウル を犯す守備方法は頂けない。3バックの中央でラインを統率する役割も 担ったが、何回かマレーシア選手に裏を取られた。またコーチングも出来て おらず、バックパスを奪われた。彼はストッパー向きではないだろうか? 潜在能力は高そうだが、J2ですらレギュラーを穫れていない事も気になる。 ST:2細貝萌(5.5) 攻撃参加した時の迫力は、流石にJ1優勝チームの(準レギュラー)選手と 感じた。ストッパーも出来るが、ボランチとして成長して欲しい。 U-18代表時代に本田(名古屋)と中盤を形成した試合を見たことがある。 その時のコンビネーション、構成力には目を見張るモノがあった。 しかし1試合に1.2度、集中力が切れてしまう傾向がある。中盤だとリスクは 少ないが、最終ラインでスタメン・・は難しいかもしれない。 ST:4田中裕介(5.0) 所属チーム(横浜FM)では左サイドバックに入ることが多い。センターバックも 経験済みだが、それほど対人に強い印象は無い。相手との力関係を考慮すれば、 (細貝のように)もう少し攻撃参加しても良かったのでは?と思う。 そして失点の危機を作った一柳への横パス。失点のキッカケとなったファウル。 場所と時間帯を考えれば、絶対にやってはならぬプレーだった。 DH:8小椋祥平(5.5) 前評判通り、対人処理は非常にねばり強い。しかし守備面でアグレッシブな割に、 攻撃に繋げる部分、あるいはボールをサイドに散らすバランサー的な部分では あっさりしすぎ(偏りすぎ)の印象。縦に急ぎすぎて、ボールを失うシーンも あり、結果が欲しい気持ちが逆効果だったかもしれない。 このポジションは激戦区だけに、いまのレベルでは残れないと感じた。 DH:17鈴木修人(6.0) 強烈なミドルシュートを持っているのは、ボランチとして武器になる。 ショートコーナーから思い切って放ったシュートが、数分後のゴールに 繋がった。何本か打っている内に合ってくる・・典型を観た気がする。 大学生としては、最初で最後のチャンスだったかもしれず、「俺が俺が・・」 というのも理解出来る。しかし、もう少しサイドを使う余裕が有れば、 もっとアピール出来たはずだ。 WB:6長友佑都(6.5) 攻守に彼のスピードが活かされた試合だった。1点目は左サイドからの クロスに判断良くゴール前に詰めた結果、得られた。 3点目(萬代がPKを決めた)は、彼の積極的な突破から生まれた。 見た目に派手な活躍をしたと思う。しかし一方で、結果を求めすぎてか? サイドで待ちきれず、(不必要に)中に絞ってしまう場面も観られた。 (怪我で出遅れている)中村北斗(福岡)とポジションを争う事になるが、 何試合か観てみたい選手ではある。 WB:15上田康太(5.5) センターを務めた選手のバランス感覚の問題で、彼のボールタッチは著しく 少なかった。スタメンの中では(五輪予選でもJリーグでも)経験の多い方に 分類だれるが、このメンバーとは合っていなかった(笑)。 先制点をアシストするクロスを出すなど、決定的な仕事が出来る彼。 ボールに絡めず中に入って本領を発揮した。キープ力に優れている為、 トップ下で起用しても面白いのでは? OH→DH:10枝村匠馬(5.5) 背番号10は期待のあらわれだったか?それとも他に付けられる選手が いなかったからか(苦笑)。中盤ならどこでもやれるユーティリティ性が 「仇になった」印象。ボランチとFWの間で、どこか中途半端なプレーに 終始してしまった。彼の場合、3列目から飛び込む攻撃力を活かした方が いいのではないかと思う。後半、相手に疲れが見えてから、スペースを 使えるようになった。 FW:11岡崎慎司(5.0) コンビを組んだ萬代との距離が遠すぎた印象。中盤に下がり過ぎて、 ここぞという時にゴール前に居ない、、というのいは拙い。 FW登録でありながら、所属チーム(清水)でトップ下をやっている事が 影響しているのかもしれない。枝村とポジショニングが重なってしまう 場面もあり、アピール出来なかった。 FW:9萬代宏樹(5.5) ロングフィードに対し、ほとんどの場面で競り勝っていた。課題は味方に良い 繋ぎが出来るか?という部分だろう。また長身の割に足元の技術が高く、 スピードも有る。ラインをすり抜けるプレーも巧いし、ポジショニングも悪く ない。何度かあったキーパーとの勝負(1対1)で得点を決めていれば、 平山(FC東京)のライバルとして世間に名を広める事が出来たが・・・。 DH:14杉山浩太(5.5)−後半16分、小椋祥平に替わり出場− 中盤で落ち着きを持たせたい。パスを両サイドにバランス良く配球して欲しい、 などの狙いで投入されたのだと思う。しかし彼が入っても、チームのドタバタ 感は改善されなかった。それどころか、PKを取られてもおかしくないDFライン でのミスもあり、彼のゲームメーク力が活かされる事はなかった。 FW:18興梠慎三(採点対象外)−後半23分、岡崎慎司に替わり出場− OH:7増田誓志(採点対象外)−後半34分、鈴木修人に替わり出場− 【ベンチ入り】 GK:12 松井謙弥、DF:3千葉和彦、MF:13菅沼実、16本田拓也 (ページの先頭へ) |
北京五輪アジア2次予選(5) 2007/05/16 香港 | ||||
---|---|---|---|---|
日本代表 | 4 |
2(前半)0 2(後半)0 | 0 | 香港代表 |
得点1:李(前半7分)細貝がファーサイドにクロス。梶山がヘッドで落としたボールを李が左足ボレー。 得点2:平山(前半47分)本田圭のCKから。中央で梶山キープ、本田圭が中央のクロスに中央で平山がヘディング! 得点3:本田圭(前半7分)山がファウルを受けて得た右45度のFKのチャンス。本田圭が再びブレ球で直接シュート! 得点4:水野(前半15分)平山が左サイドの家長にパス。家長のラストパスに走り込んだ水野が押し込んだ。 |
||||
※この試合はTV観戦していないため、選手採点は出来ません。日本のグループリーグ1位通過が確定。 GK:12西川周作(−) DF:5伊野波雅彦(−) DF:2細貝萌(−) DF:3青山直晃(−) MF:16本田拓也(−) MF:10梶山陽平(−) MF:18水野晃樹(−) MF:8本田圭佑(−) MF:14家長昭博(−) FW:17李忠成(−) FW:9平山相太(−) MF:13菅沼実−後半20分、水野晃樹に替わり出場− MF:7増田誓志−後半25分、本田圭祐に替わり出場− FW:11カレン・ロバート−後半32分、平山相太に替わり出場− 【ベンチ入り】 GK:1山本海人、DF:19一柳夢吾、MF:6青山敏弘、15上田康太 (ページの先頭へ) |
北京五輪アジア2次予選(4) 2007/04/18 シリア・ダマスカス | ||||
---|---|---|---|---|
日本代表 | 2 |
2(前半)0 0(後半)0 | 0 | シリア代表 |
得点1:水野(前半17分)右サイドでパスを受けた水野が中にカットイン、左足でミドルシュートを決める。 得点2:本田圭(前半43分)水野の左CK。相手DF、GKがかぶった所を本田が胸トラップ、左足ボレーを決める。 |
||||
GK:12西川周作(6.0) 前半は好セーブでチームを救った。 押込まれ続けた後半、味方DFとのコミュニケーション不良を露呈。 声は出ていたようだが、お互いのプレーを理解し合わないままに時間が過ぎた。 彼を含めた後ろ4人は全てフル代表経験者。誰かがリーダーシップを取って、、 と思うが、(怪我で出遅れた分)彼は遠慮があるのだろうか? SW:5伊野波雅彦(5.5) このチームでしか入らないポジション故か?ライン統率が出来ていない。 前線でしっかりプレスが掛かっている状況で、しかもボールを奪取したにも かかわらず、押し上げが無い(又は遅い)。相手DFのフィード力、 すり抜ける走力を持ったFWがいなかった事に救われた印象だ。 後半は攻められっぱなし、2点リードで守りに入った訳ではないと思うが、 ズルズル下がってシュートを打たれる悪循環。 ST:4水本裕貴(6.0) ミドルシュートを数本打たれた時は、もう少し寄せを厳しくした方がいい のでは?と感じた。タイミングのいい攻撃参加を何度かみせ、左サイドを 駆け上がった。数的優位となる為、誰も彼に付けずフリーでクロスを入れる 事が出来た。クロスの質が悪い訳ではないが、中に入る選手とのタイミングが あっていなかった。WBとの連携は攻撃面では悪くないが、守備面では課題多し。 ST:3青山直晃(6.0) ビルドアップに参加する機会が彼だけ少ないのでは?と感じた。 本田圭のチーム2点目を呼び込むCKを得たロングシュート。 膠着状態が続いていただけに、いい選択、いいプレーだったと思う。 後半になって、かなり押込まれた。終了間際にはマークすべき相手に簡単に クロスを入れられるといった修正すべき点もみつかった。 DH:6青山敏弘(5.0) 前半は梶山を攻撃的にするため彼がバランスを取っていた印象。 しかしサイドに散らすボールを読まれカウンターを喰らったり、 自ら持ち出した場面では密集地帯に向けて無理なパス(ミドルシュートの場面!) を出すなどのミスがあった。 後半はシリアが捨て身の攻撃に出てきた事もあって、彼の守備能力(範囲)を 超えるプレーを要求された。ただ自業自得?パスミスでリズムを崩した。 DH:10梶山陽平(4.5) 両サイドの選手がボールを持ち上がった際に、彼がフォローアップしたり、 パスコースを作る動きをすべきだった。なんとなく家長と青山の間にいただけ という印象が強い。局所的に素晴らしいプレーを見せるが、エースナンバー「10」 を託されている重みを感じ取って欲しい。 変なボールの奪われ方をしていたし・・今日の出来なら後半最初から 下げられても不思議ではなかった。 WB:18水野晃樹(6.5) 開始直後から彼サイドを中心に良いコンビネーションで攻撃が出来ていた。 その結果が、カットインしながら左足で放ったミドルシュート。 この先制点でアウェイでの試合運びが楽になったと思う。右足の精度に定評が あった彼、左でも打てるとなるとプレーに幅が出来る。 後半、押込まれる時間が続いたが、彼の突破力は魅力的だ。 状況を一人で打開してしまうドリブルは、最終予選でも日本の武器になるだろう。 WB:8本田圭佑(6.5) ボールの持ち方が素晴らしい。それほど高速なドリブルでは無いが、 シリアDFは彼の間合いに入れずにいた。しかしゴール前まで侵入できても、 シュートコースを切られた。またパスを出したくとも、後ろからサポート する選手がおらず、結局は数的優位を作られボールを奪われた。 トラップしてからのボール扱いが非常に巧く、得点シーン以外でも 可能性を感じさせるクロスがあった。 OH:14家長昭博(5.5) 前線でのボールキープ力は流石だが、フォローがなく潰されてしまう シーンが目立った。それならシュートで終わればいいのだが、なかなか 良い体勢では打たせてもらえなかった。選択肢が無く、困ってしまっての・・ というシュートばかり目立った。 時間の経過とともに守備に追いやられ、不得手なプレーを強いられた。 運動量も落ち、交替前はチームにとって重要な選手では無くなっていた。 FW:11カレン・ロバート(5.0) 前半は前後左右に良く動きボールの受け手として機能していた。平山の位置を 常に意識したプレーぶりは、セカンドストライカーとして合格点の出来。 やはり長くコンビを組んでいる事もあって、そこには「一日の長」がある。 しかし押込まれる展開になると、守備専門になってしまう。守備力があるだけに マイナスのスパイラルに陥っている感があった。一発シュートを決められたら、 精神的にも強気になれるのだろうが・・・。 FW:9平山相太(5.0) サイドに流れてボールを受けるシーンが目立った。プレッシャーが掛かる 位置で無理にでも、、という強引さは感じられず、淡々とプレーしていた 印象。抽象的な表現をすれば「メリハリ」が感じられなかった。 常に同じリズムで動いている、スピードアップが必要な場面もあるはずだ。 また後半になってボールに絡むシーンが極端に減った。彼が真ん中にいる事で 他の選手が活きる、、それを意識出来ていただろうか? DH:15上田康太(採点対象外)−後半21分、梶山陽平に替わり出場− OH:7増田誓志(採点対象外)−後半32分、家長昭博に替わり出場− FW:13菅沼実(採点対象外)−後半39分、カレンロバートに替わり出場− 【ベンチ入り】 GK:1山本海人、DF:2細貝萌、MF:16本田拓也、FW:17李忠成 (ページの先頭へ) |
北京五輪アジア2次予選(3) 2007/03/28 東京・国立競技場 | ||||
---|---|---|---|---|
日本代表 | 3 |
2(前半)0 1(後半)0 | 0 | シリア代表 |
得点1:家長(前半16分)水野のサイドチェンジからボールを受けて、小刻みなキープから右足でミドルシュート。 得点2:平山(前半24分)右サイドから水野のFK。上手く相手のマークを外し肩でシュート。 得点3:平山(後半26分)カレンからのダイレクトパスに反応、DF裏に抜けGKを気にせずシュート。 |
||||
GK:12西川周作(6.0) 安定したセービングは勿論だが、ボールキャッチから攻撃に移るまでの スピードが速い。キック精度も高く、彼が攻撃の起点となるパスを出す、、 といったシーンもみられた。これからのGKには、こういった役割も必要に なってくる。遠目に打たれたシュートが1.2本あったが、 彼を脅かすモノではなかった。 SW:5伊野波雅彦(6.0) 概ね安定した守備を見せてくれたが、気になる点がある。 それは単純に放り込まれたボールをPA内でバウンドさせてしまう事。 日本の(優れた)グランドではアクシデントは起きないかも知れないが、 海外の試合で同じようなプレーをしては危険だ。 課題のビルドアップについては、まずまず及第点を付けられる出来だった。 ST:4水本裕貴(6.0) ユニフォームを引っ張られファウル判定、シリアの先制ゴールは幻に。 ただボールにアプローチするスピードと執着心の部分で負けていた気もする。 アウェイなら得点とされていた可能性もあった。 時折見せる攻撃参加が実にタイミング良く、効果的だったが、ラストパス精度 に課題がある。DFの彼に求めるのは酷かも知れないが、相手陣内で焦らず プレー出来るようになれば、もっと良い。SB(WB)を経験してみるといいかも? ST:3青山直晃(5.5) 前半、シリアの攻撃は、ほぼ水本サイドに偏っており、彼は中に絞ってカバーリング という形が多かった。相手10番に身体を入れられヘディングシュートを打たれた 点は感心出来ない。また課題となっているセットプレー時の守備。 マークした相手が190センチを超える選手だった事もあるが、完全に頭一つ抜 かれていた。身体を上手く使ってシュートまで持って行かせない技術を身に つけて欲しいものだ。フィード精度は幾分、改善されているようだ。 DH:16本田拓也(6.0) バランサーの役割求められていたようだが、アンカー的なセンスも必要だった。 幸い正面から突かれる事がほとんど無かった為、綻びは見られなかったが、 シリアに家長のような選手がいたら、苦しい試合になっていたと思う。 相手ボールをインターセプトする読みの鋭さを持っている、その後の展開力も まずまずのレベル。青山敏との競争に勝つためには、彼のストロングポイント が何か?をアピールする必要がある。玉際の強さなど、この試合は及第点。 DH:10梶山陽平(5.5) 積極的な前線サポートを見せ、何度か惜しい場面があった。 PA外からのミドルシュートは、深めの相手DFラインを揺さぶるのに効果的だった。 何度かPA内でボールを受けたが、確実性を考えたか?スキルを過信したか? シュートまで持って行けずに奪われた。彼の場合、凄いプレーと、何それ?という プレーが混在しており、評価するのが難しい。 守備面は相変わらず緩いし、ポジショニングが悪い。プレスを掛けるべき場面で サボってしまったり、、で、中盤にスペースを与えてしまった。 SH:18水野晃樹(6.0) 縦への突破力が魅力の彼だが、サイドを変えるスクエアのパスも効果的。 自らドリブルで仕掛けることも、遠くの選手をみて起点となる事も出来る。 家長の先制点などは、彼の視野の広さから始まった。 また平山の得点をアシストしたFK精度の高さは、目を見張るモノがある。 右足で蹴るキッカーとしては(現在のところ)日本一だと思う。 逆サイドにボールが有るときはキッチリとゴール前に詰めている、必要と有れば DFラインまで下がり守備をする。とにかく良く走る、ポジショニングの良い選手。 SH:8本田圭佑(6.0) 家長とのコンビネーションが素晴らしい。DFからビルドアップされた ボールを平山が競って、家長がセカンドボールに反応。その時、彼は家長からの パスを予測して動き出している。得点という結果こそ得られなかったが、 シンプルなボール回しは、見ていて気持ちの良いものだった。 また攻守両面において長い距離を走る事が出来るようになった。ボールを持たなく てもチームに貢献出来る事を知っている戦術眼の高さ。これはオシムジャパンに 召集された賜物か?FKを含めたキック精度は、、???本領を発揮出来ていない。 OH:14家長昭博(6.5) 基本的には2トップ下でフリーロール、だったと思う。 ボランチラインまで下がってボールを受けたり、左サイドに流れて本田圭と 良い連携で突破を仕掛けたりと縦横無尽の働きを見せた。 果敢に打ったシュートが先制点となり、その後はドリブル、パス、多方面で 輝きを放った。気持ちが前面に出るタイプ、上手く試合に入ることが出来れば、 何かやってくれる(臭いがする)頼もしい存在だ。今後は90分間、コンスタント に顔を出せる力が必要となる。後半、ゲームから消える時間があった事は反省材料。 その象徴が、どフリーのシュートミスだったか? FW:17李忠成(5.5) 動きの質自体は悪くないと思うが、チームメイトはまず平山をみてしまう。 もっと(練習の時から)信頼を勝ち得なければならない。何回かDF裏を取る ことに成功したが、シュートを打つところまでは行かなかった。時折、平山との 関係で彼がポストに入り、平山がシュートという形を作った。しかしFWなら もっと強引なプレーも必要ではないか?と思う。 パスではなく自分で打つアグレッシブさ。帰化した当時の「フレッシュ感」 が無くなってしまった。 FW:9平山相太(7.5) 思っていたより彼へのマークはきつくなかった。 クサビのボールも比較的楽な状態で受けられ、ほぼ正確に捌く事が出来た。 また家長、本田圭らと奏でるハーモニー(ダイレクトパス)は、彼の新境地かも しれない。孤立するのではなく、積極的にボールに関わりながらペースを掴んで いった。そして追加点となるヘディングシュート、水野のクロスも良かったが、 彼のストロングポイントを十分に見せつけるモノだった。バー&ポストに1度ずつ 嫌われ、「彼の日」ではない?と思われたが、カレンのダイレクトパスに反応し、 強引にシュートを決めた。久しぶりに彼は「怪物」だったのだ、、と感じた(笑)。 FW:11カレン・ロバート(6.0)−後半18分、李忠成に替わり出場− 得点が欲しいはずなのに、ファーストチョイスがシュートではなくパスになって しまう。これを消極性と取るか、確実性の高いプレーと取るか?は微妙だ。 平山とは長いつきあい、彼の2点目をアシストしたダイレクトパスは見事だった。 常に平山の位置を確認しているからこそ出来たプレー、ただFWとしては全く 怖さがない。とは言っても家長へのクロスなど、チャンスメーカーとしては機能した。 磐田でも同じような状況に陥っている、なんとかFWとしての壁を打ち破って欲しい。 OH:13枝村匠馬(採点対象外)−後半35分、家長昭博に替わり出場− OH:15上田康太(採点対象外)−後半43分、梶山陽平に替わり出場− 【ベンチ入り】 GK:1山本海人、DF:2一柳夢吾、MF:6青山敏弘、7増田誓志 (ページの先頭へ) |
北京五輪アジア2次予選(2) 2007/03/14 マレーシア・クアラルンプール | ||||
---|---|---|---|---|
日本代表 | 2 |
1(前半)0 1(後半)1 | 1 | マレーシア代表 |
得点(1):平山(前半13分)本田のグラウンダーのCKから、平山がシュート。GKにはじかれるも、再度押込んだ。 得点(2):李(後半31分)家長が右サイドをドリブル突破、ボールキープしパス。これを走り込んでいた李が押込んだ。 |
||||
GK:12林彰洋(5.5) 意図的にPA内でバウンドするシュートを打たれたが、概ね落ち着いた対応を 見せてくれた。スリッピーなコンディションでDFラインとは、バックパスを しないよう・・話し合っていたと思う。 ただ失点シーンは彼が慌ててフィードしたボールを奪われたのが遠因。 更にFKに対し、目測を誤りパンチングに飛び出せなかった事も悔やまれる。 これも経験と反省し、マーキングの指示と自身の判断力を高めて欲しい。 SW:5伊野波雅彦(5.5) 日本が危険なシーンを作られたときに彼はどこに居たか? 結果論だが、ほとんどボランチラインか、サイドに引っ張られており ストッパーの2人をカバーリング出来るポジションにいなかった(苦笑)。 またセットプレーでの失点に関して。セットプレーはチーム力の差など 関係ない。しかし失点する時間帯が悪いと感じた。終了間近という安心感を 持ってしまうのか?集中力を維持させるのも、主将たる彼の役割だろう。 ST:4水本裕貴(5.5) 特に後半になって右サイドを割られ、必至に水野が戻ってクリア!というシーン を幾度か見た。全ての時間帯、ゾーンで守備している訳では無いと思う。 よって彼の問題・・という事では無いのだろうが、「何故いないのか?」気になった。 それにしても彼は前後半で1回ずつ程度、必ずクリアミスを犯し、相手ボールに してしまう。こういう悪癖は、(技術の問題ではないので)無くしてもらいたい。 ST:3青山直晃(5.5) ロングボールに対応するため中に絞ってボールに競り合う必要があった (競り合いは完勝)。しかし時折、システム的な泣き所でもある3バック 横スペースにボールを出され、WBをサポートする余裕がなかった。 中盤を繋がれた場合は積極的な潰しも出来たが、攻撃的な選手に負担を掛け すぎてしまった。DFの仕事としては、速いクロスについて行けず、 相手FWをフリーにしてしまたシーンがあった。 また、課題のフィード精度については、未だ改善されぬままだ。 DH:6青山敏弘(5.0) 相手DFがピッチ状況を考え単純に放り込んで来たロングボール。 頭上を通り越していくのを、彼はどのように感じていただろう? 3バックの泣き所である両サイドにボールを入れられ、守備の下手な水野や 本田圭が応対しFKを奪われたのを、どう見ていたのだろう? 彼の判断だけで最終ライン(サイドバック)に入る事は出来ないと思うが、 ケアすべき相手が居ない場合は、WBをもっと守備面でサポートする必要があった。 ゴール前に飛び込んだシーンでは得点を決めたかった、、。 DH:10梶山陽平(5.0) ピッチ状態を考慮し、積極的なミドルシュートをグラウンダーで打った戦術眼は 評価して良いと思う。しかし平山が下がってボールを処理する形ではなく、 彼が起点となって平山、あるいは2シャドーの選手を使う(相手DFライン裏に 走らせる)ゲームコントロールが必要ではなかったか?運動量的にキツイとは 思うが、実践してもらわないと・・・。また、再三にわたり左サイドを抜けられた。 第2ボランチと言えども、もう少し身体を張って守備面での貢献があっても いいのでは?と感じた。 SH:18水野晃樹(5.0) スキルを活かしきれないピッチ状態。ドリブルも相手に脅威を与える迄には 至らず、ただ何となくボールを相手陣内に運んでいた印象だ。 ボールに触らないと本領発揮できないタイプ、フリーランもしていかないと今後 サイドで生き残る事は難しいと思う。パスは通らず、彼の存在意義は時折 あったFKの場面だけとなった。また、中に選手が揃っていないのを知りつつ クロスボールを挙げるのは、無責任極まりないプレーだと感じた。 SH:8本田圭佑(5.0) 相手DFにロングボールを放り込まれた為、どうしても低い位置どりをせざるを 得なかった。アウェイと言うこともあり致し方なかった部分はあるだろう。 しかし急いで戻って不用意なファウルを連発した守備は頂けない。 何本もFKを与え、そのうちの1本が失点に繋がったのだから、猛省して欲しい。 Jリーグと判定基準が違ったと思うが、それを修正出来ない様では、フル代表 どころか、このチームでのポジションも危うくなるだろう。 平山の先制点をアシストしたCK、グラウンダーのアイデアは良かった。 見ている側は、ミスキックか?と思ったが、、、。 OH:7増田誓志(5.0) ゴール前に飛び込むプレーは何度か観られたが、彼だけが・・とか、平山と 連動していないとか、、連携面で課題を残した。 またボランチとの間が開き、プレスが掛からない場面もあった。しかし彼が 下がってばかりいると、平山を孤立させる結果となる。シーンに応じて必要な プレーを選択する戦術眼が欲しい。シュートに直結するような仕掛けがない。 そして何度もパスミス(弱く短い)を犯し、ボールを奪われていた。彼のスキルを 披露しにくいコンディションではあったが、もっと簡単にプレーした方が良かった と思う。 OH:14家長昭博(6.0) 後半31分、個人技でドリブル突破しゴールライン際で頑張って溜を作る。 そして走り込んできた李のゴールをアシストするラストパスを供出した。 サッカーで「タラレバ」は厳禁だが、このプレーがなければ勝ち点3を奪う事は できなかった。その点では評価していいと思う。しかし雨のピッチ状態 でドリブルの連続に意味があったのか?疑問だ。2シャドーの一角として、 平山との距離にも問題があったと見る。1アシストを評価しただけの合格点。 FW:9平山相太(6.0) 本田圭のCKに合わせてシュート、一度はキーパーにはね返されたが再び押込んだ。 時間帯としては素晴らしいゴールだったと思う。しかし1トップ(2シャドー)で あるにもかかわらず、サイドに開いたり、下がり過ぎの印象だった。 ボールを受ける位置が拙い為、シュートに至るプレーがほとんどなかった。 フィードを受けて増田にはたこうという意識は感じられたが、 ピッチ状況を考えれば足元より、(得点に直結する)空中戦を挑むべきだったと思う。 DH:15上田康太(5.0)−後半19分、梶山陽平に替わり出場− 投入された直後はコンダクターとしてボールの流れを速くする事に成功した。 相手が疲れている時間帯にボールを相手陣内に運ぶ、その邪魔をしない プレースタイルは悪くなかった。ただ失点シーンは彼がマークすべき選手を 外してしまったのが直接の原因。体格差は無いのだから、集中力の問題だ。 FW:17李忠成(採点対象外)−後半30分、平山相太に替わり出場− DH:13谷口博之(採点対象外)−後半35分、増田誓志に替わり出場− 【ベンチ入り】 GK:1松井謙弥、DF:2一柳夢吾、MF:16本田拓也、FW:11カレン・ロバート (ページの先頭へ) |
北京五輪アジア2次予選(1) 2007/02/28 東京・国立競技場 | ||||
---|---|---|---|---|
日本代表 | 3 |
1(前半)0 2(後半)0 | 0 | 香港代表 |
得点(1):平山(前半11分)カレンからのパスを受けて、足技でGKをかわしゴールマウスに流し込んだ。 得点(2):梶山(後半21分)右サイドで粘った水野からのパスを中央で受けて落ち着いてシュート。 得点(3):増田(後半38分)家長がPAエリア内で突っかける、優しいパスを受けた増田が流し込む。 |
||||
GK:1松井謙弥(5.5) 後半13分にボール処理をミス。相手FWにプレスを掛けられ、 あわや失点というシーンを作ってしまった。完全な判断ミスだが、 90分間集中力を切らしてはならないキーパーが、これでは、、。 1-0という最小得点差の中で、「自分たちもやれるのでは?」 と思わせてはならない! SW:5伊野波雅彦(5.5) 前半ロスタイムに不注意なパスミスを犯し、学習能力が無いのでは? と感じさせられた。相手が世界レベルなら失点に繋がっていたと思われる。 自分で潰しに行くタイミングは悪くないが、ストッパーを動かす統率力に 欠ける印象だ。両サイドに通すフィード精度は、まずまずだった。 彼を見ているとアテネ五輪を目指したチームで初期に使われた青木(鹿島)を 思い出す。「餅は餅屋」ではないだろうか?リベロと呼ぶに相応しい攻撃参加 も今後の課題に挙げられよう。 ST:4水本裕貴(5.5) 後半ロスタイムにあった不用意なパスミスは何なのだろう? 厳しい監督(ジェフ時代のオシムの様な)なら、気持ちの抜けたプレーを した時点で、交替を命ぜられていただろう。 格下相手に仕掛けられ、「あわや・・」という場面も作られた。 イージーなミスで速攻を喰らったり、厳しいアウェイを闘う準備は出来て いるのだろうか?フル代表のストッパーとはいえ、心配になる出来だった。 ST:3青山直晃(5.5) 相手との力量差を考えれば、やらなくていいFKを簡単に与える 守備方法は改めるべきと思う。ガツガツ行くのは悪くないが、 日本の失点パターン(セットプレー)を自覚しなければならない。 この試合はテストマッチではないのだから、強いチームを想定して・・ではなく、 この試合でベストな選択をせなばなるまい。良いカバーリングを見せたシーンも あった、、ただ、ビルドアップなど課題も多く合格点とはいかない。 DH:6青山敏弘(5.0) 相手10番のキープ力と展開力に手こずった。 今年になって初めての公式戦、試合勘、周囲とのコンビネーションなど、 若干のズレがあったように思う。せっかくマイボールにしたのに、パスミスで 攻撃のリズムを壊してしう場面が幾度と無くあった。 特に拙いと感じたのが、前線に出すクサビの精度。タイミング、正確性、 ともに課題多し、いつもの彼らしくなかった。相手10番が怪我で去ってから、 幾分良くなったが、マークを外して前をサポートするシーンは皆無だった。 DH:10梶山陽平(6.0) 個人技に走りすぎる!前半は何かボールをこねくり回している印象だった。 溜をつくるべきところと、簡単に捌くべきところの判断が悪く、攻撃を断絶して しまった。3トップ故に中盤スペースが空き、彼への負担が大きくなってしまうの は解る。しかし相手との力量差を考えれば、もっと効果的なプレーが出来たはず。 後半、家長や増田が入ってから彼らしい展開力が見え始めた。 また水野の頑張りでラッキーな得点をゲットした。 SH:18水野晃樹(7.0) とにかく頑張れる選手だ。右サイドでボールを受け、サポートが無い中でも 個人技でチャンスを広げる事が出来る。梶山のゴールをアシストした場面は、 まさにその典型だった。中に絞って司令塔的な仕事もこなす。 自分が仕掛けるべきプレーも、周囲を使うプレーも、質・量ともにバランス が良い。また右足のクロス精度は、この世代で群を抜いている。 昨年までは中村(福岡)が使われてきたポジション、しかしここに来て 彼は欠かせぬ存在となった。 SH:8本田圭佑(5.5) 前半はどうしたのだろう?と思うほど存在感が薄かった。 後ろの選手が攻め急いでしまい(FWも得点という結果を欲しがり)、 DF裏にパスを通すだけの単調な攻撃になっていたのが原因と思う。 まるでボールに触れず、試合に参加出来ていなかった。 後半、家長が入り、中盤でのアクセントが加わって力を発揮し始めた。 「使い、使われ」、自分のぺースを取り戻していった印象だ。 ただ自信過剰気味のFKは、もう少し謙虚に練習を重ねた方がいいだろう。 FW:24李忠成(5.0) 初めての国際試合で硬くなっていた印象。ポストも、すり抜けも出来るはずだが、 スペースが無く、詰まったフィールドで自分の持ち味を出せずに退いた。 反町監督の信頼、期待が大きければ大きいほど、プレーで周囲を納得させられない 「イライラ感」が募ったか?運動量の質量ともにあげていかねばなるまい。 3トップとはいえ、平山が下がるのではなく、(カレンの様に)もう少し中盤で ボールを受ける必要がある。後半の家長が良かっただけに、 次(スタメンのチャンス)があるか?は微妙だ。 FW:22カレン・ロバート(5.5) 攻守両面で効果的な活動量を披露。平山の先制点を演出する素晴らしいパスを 供出した。一方でストライカーたる自身のアイデンテティを示そうと、 角度の無いところから強引にシュートを放つシーンもあった。FW登録なのだから 「打てる」と確信したら、その選択で間違っていないと思う。 しかし前に出すぎて中盤にスペースを作ってしまう傾向がみられた。 3トップの一角でありながら、2シャドーというMF的な動きを要求される 難しさを感じた。サイドハーフが孤立しないようサポートすべきだ。 FW:9平山相太(6.0) カレンからパスを受け、素晴らしい足技でキーパーをかわし、先制点を奪った。 身体が絞れており、ボールを引き出す動きも、絡んでいく運動量も問題無い レベルにある。しかしこの試合に限っては、ポストプレーが若干、粗雑になる シーンが見受けられた。伊野波が上がったシーンなど、もっと確実にボールを繋ぐ 必要があった。今後Jリーグでどれだけコンディションを上げていけるか? 出場機会の問題も含め、見守っていきたい。 OH:14家長昭博(7.0)−後半00分、李忠成に替わり出場− ハーフタイムでの監督指示(個人技に走るな!)と裏腹、彼の個人技で 詰まった状況が打開された。メリハリのある運動量は、高いボールキープ力と、 仕掛けのドリブル突破で有効だった。特に疲労感いっぱいの時間帯に、彼の プレースタイルは相手にとって嫌だったと思う。 左WB(あるいはSB)のイメージが強い彼だが、縦横無尽に動き回り、 チャンスを演出する能力も高い。日本のメッシ(アルゼンチン代表)になれる 可能性がある。既に(A代表の)三都主を超えていると私は観ている。 OH:7増田誓志(採点対象外)−後半22分、カレン・ロバートに替わり出場− DH:15上田康太(採点対象外)−後半39分、青山敏弘に替わり出場− 【ベンチ入り】 GK:23林彰洋、DF:2一柳夢吾、MF:13谷口博之、16本田拓也 (ページの先頭へ) |
国際親善試合キリンチャレンジ杯 2007/02/21 熊本KKウィング | ||||
---|---|---|---|---|
日本代表 | 0 |
0(前半)0 0(後半)0 | 0 | 米国代表 |
得点:なし | ||||
GK:1松井謙弥(6.0) 守備範囲が広い西川(大分)と違い、彼はハイボールに強いキーパーだと感じた。 特にクロスボール対応が落ち着いており、チームに安心感を与えた。 キーパーが目立つような展開では無かったが、無難なプレーが一番のポジション。 西川、あるいは飛び級でフル代表に召集された林(流通経済大)と、 ハイレベルな争いを演じていって欲しい。 SW:5伊野波雅彦(5.5) 2ストッパーが競った後のカバーリングが遅い。コンマ数秒、出足が 遅れることで相手ボールとしてしまう。FWに直接当てる、またはサイド に流れた前線の選手に出すビルドアップ精度は素晴らしく高い。そのため、 監督は、このポジションで使いたがるのだろう。しかし、ちょっとした プレッシャーをかけられた時、リスキーなパスを出してしまう。 ザルツブルグに移籍した宮本の短所を、そのまま受け継いでしまっている かのようだ(苦笑;)。 ST:3青山直晃(5.5) 相手の単調なロビングボールにはキッチリと身体を寄せて良い対応を 見せた。しかしサイドハーフの水野をもっと高い位置にあげられるよう、 ボランチの本田拓と連携を密に取るべきだったかも知れない。 わざわざ水野が下がって守備しなくとも良い形が望ましい。 後半途中から水本とサイドを変えたようだが、その辺りのコンビネーション もあったのか?またフィードの精度をもう少し上げて欲しい。 ST:4水本裕貴(5.5) 左サイドハーフに入った本田圭佑は守備が得意な選手ではない。足も速くない為、 突破されると高い確率でクロスボールを入れられる。彼がもっとサイドに開いて 守備を助けるべきだったと思うが、中で競り合う方法を選んでいた。 結果的に無失点で抑えたのだから評価して良いのかもしれない。 しかし、フル代表のストッパーも兼ねる彼には、もっと高いハードルを課したい。 後半、右にポジションを変えたのは水野(同じ千葉)との関係からか? DH:16本田拓也(5.0) アンカーなのかバランサーなのか非常に中途半端な印象。 梶山がゲームを支配出来るように黒子役に徹し切れればいいのだが、攻撃でも 良いところを見せようとしていた。ガツガツ行くプレーがあってもいい、 もっと玉際での強さを見せてもらいたい。青山(広島)の発熱でチャンスを もらったのだろうが、アピール出来たとは言えない。 DH:10梶山陽平(5.5) ハマッタ時に見せるスルーパスの美しさはあるのだが、試合から消えている 時間が長すぎる。3トップで形が出来ていたからか?サイド攻撃(遅攻)を 選択するパターンが極端に少なかった。 縦ばかりを意識し、得点という結果を求めすぎたのか?ドリブル突破もあり、 巧いのだが恐くない選手、、という印象だ。 SH:18水野晃樹(5.5) 彼の右足はスーパーだ。ボランチラインから相手DF裏を李に取らせた ミドルパスは特に素晴らしかった。シドニー五輪アジア最終予選 カザフスタン戦の俊輔→平瀬を思い出した。右サイドからのクロス精度も 標準的で悪くなかった。中の選手とのコンビネーションが高まれば、、得点 シーンも見られたのでは?と思う。ただ回数が少なすぎ(苦笑;)。 仕掛けてシュートまで行く時の彼は相手にとって脅威となる! ポストには嫌われたが、、、。 SH:8本田圭佑(5.0) フィジカルが弱い訳ではないが、守備が下手すぎる。足もさほど速くない為、 突破されると追いつけず、更には危険な位置でファウルを犯してしまう。 彼の良さは攻撃のはずだが、守備に追いやられる事で、すっかり長所を消されて しまった。増田が入りセンタースペースが埋まるようになってから、 徐々に彼の攻撃的センスが顔を出し始めた。平山をピンポイントで狙った FK精度には度肝を抜かされたが、、。 FW:22カレン・ロバート(5.5) サイドに開いて起点を作ったり、中盤に下がってボールをキープする、 いわゆる「彼らしさ」を見せた。ボランチラインで守備をしてトップスピードで 前線まで走る良い動きもあった。しかしフォア・ザ・チームに徹するあまり、 FWとしての強引さに欠けた印象。長年、平山とコンビを組むと、こうなって しまうのかも?磐田で見せる熱いプレーは影を潜めた。 FW:24李忠成(5.5) 身体が強く前線で起点になれる。またDFラインをすり抜けるスピードもある。 ポストもスプリントも出来る万能型FWといった印象。 日本には居そうで居なかったタイプの選手かもしれない。平山との距離感も 悪くなく、、今後、彼を使える良い司令塔が現れたら、と期待を抱かせた。 ただ後半になって運動量が激減?相手のプレスにも手を焼いていた印象。 FW:9平山相太(5.5) ほぼ完璧に制空権を握り、ポストプレーも高い確率でマイボールとした。 2シャドー(FW)との位置関係も良く、シュートで終わるシーンが目立った。 身体のキレも申し分なく、走れていたし動き自体は良かったと思う。 問題はゴールを決められるか?その決定力にある。いいシュートを 放つが、キーパー正面だったりと、「彼の日」では無かったのかも? 本田圭のピンポイントFKもクロスバーを叩いた、、。 OH:7増田誓志(5.0)−後半15分、カレンロバートに替わり出場− 2列目からFWを追い越す形や、中盤でのゲームコントロールを 期待されての投入だった思う。しかしスペースを埋める動きだけが目立ち、 彼本来のアグレッシブさが見られなかった。 FWの力を上手く引き出す頭脳的なプレーも無かった。 SH:14家長昭博(採点対象外)−後半26分、本田圭佑に替わり出場− FW:11苔口卓也(採点対象外)−後半26分、李忠成に替わり出場− DH:13谷口博之(採点対象外)−後半32分、本田拓也に替わり出場− FW:20森島康仁(採点対象外)−後半42分、平山相太に替わり出場− 【ベンチ入り】 GK:12山本海人、23林彰洋、DF:2一柳夢吾、17内田篤人、19千葉和彦、21福元洋平、MF:15上田康太 (※6青山敏弘は発熱でベンチ入りせず) (ページの先頭へ) |
|