FIRE’S ELEMENTOA 「FLARE−BARNOUT」



















炎のエレメントーア 「フレア・バーンアウト」

武装
両手:篭手型火炎放射機「ファイアーインパクト」
腰:両刃小剣「フレア&フィーナ」

両手に装備されている「ファイアーインパクト」は
火炎放射器として起動するだけでなく、火炎弾で遠距離攻撃もできる。
その射出口に両刃小剣を差し込むことによって
超高温の小剣で攻撃をするのが得意技。
ちなみに「フィーナ」とは竜の国から逃げてきた娘の名前である。

ただし、攻撃するたびに技の名前を大声で叫んでしまう為
敵に推測されてよけられる事も度々あるとか

上腕から肘にかけてタンクがあり、火炎放射の為の燃料(主に溶岩)を搭載している。
空っぽになっても自身のエネルギーを変換して射出が可能となるが
自身のエネルギーを失うと極端に弱くなってしまう欠点がある。

4枚の羽は飛ぶ目的だけではなく
火炎放射の際に大きく羽ばたかせる事によって攻撃範囲を広げられる。
スラスターのように見える一番下のホーディカツールも羽の一部。
スラスターを一切装備していないので
バッサバッサと羽を羽ばたかせて空を移動する姿は正に竜そのもの。


〜〜〜ストーリー〜〜〜

とある村にいるちょっと変わった青年。

真面目で一直線すぎる彼には夢があった。
誰もが憧れる英雄になりたい・・・
村の人には笑われたが彼は本気だった。

深い森の中、いつもの修行に精を出す青年。
そこにとても美しい娘が倒れていた。
どうやら他の土地から追われていたらしく、弱っていたものの息はあった。
人一倍正義感の強い彼の事、当然彼女を助けたのは言うまでも無い。

彼女との生活は彼にとって素晴らしいひと時だった。
彼女の笑顔に癒され、励まされ、勇気をくれた。
大きすぎる夢を語っても彼女は笑顔で聞いてくれた。
それだけで十分だった。

そんな時に事件は起きた。
村に三つ首の炎竜が襲ってきたのである。 
逃げ惑う村人を容赦なく炎が襲う。
彼も竜に挑んだもののあっという間にやられてしまった。
大怪我を負って動けない彼にとどめを刺そうとする竜に立ちふさがったのは彼女だった。 

三つ首の炎竜を目の前にして彼女は静かに語り始めた。

自分は竜の国から来た事、国を出る事は死を意味すると言う事、
この竜は自分を始末する為に使わされた事、
そしてあなたと過ごした時間はとても楽しかったという事・・・
そう言い残すと彼女は静かに竜の爪に切り裂かれた

彼は彼女の骸を必死に抱きしめると大声で叫んだ。
痛みなど感じない。力だけが自分の中に溢れ出していた。
怒りと憎しみの炎に操られるがまま竜に立ち向かった。
死闘は一昼夜続き、最後は相打ちという形で終わりを迎える。

自分の足元で息絶えた三つ首の炎竜を見届けると
青年は力無くその上に倒れこんだ。

夢を見ていたような気がする
そこには娘が笑顔で立っていた

私の為に戦ってくれてありがとう
でも、あなたはここで倒れてはいけない
わたしがあなたの夢を助けてあげる
そして、自分で夢を掴み取って・・・

青年はハッと目を覚ます
そこにはあの憎き三つ首の炎竜と同化した自分がいた
竜の頑強さと空を制する羽、そして強力な炎の力

娘を失った悲しみ、突然強すぎる力を手に入れた戸惑い
拭いきれないモノが沢山あったが
英雄としての力を青年は手に入れた

悪人の噂を聞けば飛んでいき
悪魔が現れればその炎で焦がした
青年の噂は瞬く間に全土に伝わり
彼は炎の英雄「フレア」と呼ばれた

それでも彼は傲慢になる事無く
いつも娘への感謝を胸に抱き
悪に立ち向かい続けた

しかし、彼を追いつづけている影があった
竜の国からの刺客である
たびたび現れては「フレア」に立ち向かい
激闘をくりひろげた

らちがあかないと感じた「フレア」は
竜の国へ乗り込むことを決意する
あまり深く考えなかった「フレア」は正面から竜の国に入っていったが
そこには完全に「フレア」を敵対視している竜の大群だった

いくら英雄となった「フレア」であっても
多勢に無勢
あっという間に怒り狂った竜に囲まれ
絶体絶命の窮地に陥ってしまった


そんな中、次元歪曲が発生
「フレア」はマクータによりマタ・ヌイ島に召喚されたのである。


マクータを一目見て悪を感じた「フレア」
正々堂々とマクータに戦いを挑んだ「フレア」だったが
力の差は歴然としており完敗
命からがら逃げ出した「フレア」は
タ・コロにたどり着く

そこで長老ワカマやタフーに会い
機械生命化された住人を見て驚く「フレア」だったが
自身もいつのまにか気化プロトデルミスを浴び、アンドロイド化していた

マタ・ヌイでも「フレア」は変わらなかった
「リボルバー」を勝手にライバル視して戦いを挑んだり
「あおい」に萌えを感じて夢中になったり
「グロリア」と単純に意気投合したり
そして、正義の心も変わる事は無かった

真面目で一直線な彼をマトラン達は歓迎し
トーア達も彼の正義の心に感心した
その情熱の炎を常に感じていた長老ワカマは
彼に「炎」のエレメントーアの称号を与えた

マクータへの復讐の炎を燃やしつつも
正義の炎を両手に持ち、そして娘への感謝の炎を胸に抱き
今日も悪に立ち向かい続けるだろう




〜〜〜コメント〜〜〜

バイキングのレッドドラゴンと言う最高の素材を元に組み上げてみました。
ドラゴンといっても、竜騎士をイメージしています。
まあ、ドラゴンコンテストに普通のドラゴンを組むのもありきたりかなと思いまして・・・
少し変化球を放ってみます(笑

テーマは「かなりドラゴンっぽい竜騎士」

前にレッドドラゴン、グリーンドラゴンでプロトタイプを作っていまして
そのときはそれなりに満足していました。
その後特殊部隊EXO−FORCEが発売され、要塞の攻防を買ったのですが
その中に入っていた敵方のロボや暗赤の肩部品をみた時にイメージがグンと湧きまし
た。
私の作品は拳をあんまり意識しない物が多かったのですが
とある素晴らしい作品を見て「指の表現」に感動と驚きを頂きまして
初めて作品に指という概念を入れてみました。
少々貧相だった体格も直し、肩を竜が大きく口を開けたようにデザインし
マッシヴな感じに仕上げました。
パイプでごまかした感は否めませんが(汗