月夜の雫

あなたのことが好きです
気付いてくれませんか
触れずとも論じられるだけで
どうにかなりそうで……

あなたに包まれ
抱き締められているのに
いつだって
気付いてくれないのですね
お慕いしておりますのに
ご理解してくれますように

月夜の雫を汲み上げて
闇に浮かべば淡い秘すれば華よ
風に舞う涙とせき立つ心
迷いも戸惑いもすべて乗せて

ひらひらひらり
ほろほろほろり

あなたを想って やまない
それは甘く 苦しい
解っています
「傍に居られればそれだけでいい」
だなんて
私はどうかしています
羊と同化しています

(based on 睡蓮「葉桜の頃」)