君の手

君の手に、
すべてはゆだねられた
世界の構築も
わたしの崩壊さえも

だけど君はそれに気付かず、
わたしの前でペンを踊らせる
まるでもてあそぶように
わたしをも

その指先に宿るほのを、
わたしにあずけてほしい
氷で溶かしてあげましょう
悪いようにはしないから

しかしろくでもないわたしを、
少しでも気にかけてくれたことに
まず感謝しつつ、わたしは君の手を見詰める
そこに世界が存在するかのように

全世界によろこびを
君の手に祝福を
みにくいわたしはひとり
酒を呑んで寝るばかり

そうして、

君の手に、操られる
夢をみる。

気付けば、
また日常に回帰する
朝が来る
その繰り返しを、日々とする