あたらしい君

あたしと君はいつもいっしょだった
違う学校になっても毎日遊んでた
社会に出るとお互いの不満を口にした
そうして笑いあって 日々を過ごした

そんな君が遠ざかること
あたしには止める権利もなかった
ただ懐かしさで泣きそうになった
そうしてつたないメールを送信した

君が旅立つこの道を
あたしは見ている 見ることしかできない
君にはまた会えるけど
あたしには君に会える資格があるんだろうか

君はあたしに あたしを気付かせてくれた
あたしが歌っていられるのは君のオカゲかもだ
縮んでは広がる距離を埋めようとして
あらゆるものに接してきた

君も
あたしも

あたしを救ったのは君
あたしは君を救えたかな
いっしょに駆け抜けた記憶がよみがえる
またふたりで 走りたい

君が旅立つこの道を
あたしは見ている 追うことはしない
君にはまた会えるけど
その時の君とあたしはどうなってるかな

君はあたしに 生きる権利を与えてくれた
あたしが歌っていられるのは君のオカゲかもだ
今はちりぢりになった仲間たち
君との離別がいちばんさみしい

でも
祝福しなくちゃ
桜の樹の下で
乾杯しなくちゃ

笑っていよう

君も
あたしも

あたらしい君
あたらしい街
あたらしい人
あたらしい世界
そこに花が咲いているといいね