抗鬱日誌

〜抗鬱剤とアルコール〜

 鬱病患者の中には、アルコール依存症の方がよくいます。かくいう僕もその可能性のあるひとりです。
 でも一般には、抗鬱剤とアルコールは同時摂取してはいけないと言われています。どうしてかというと、抗鬱剤の効き目が上下してしまったり、そのせいで無駄になってしまったりするからです。
 そのため医師などはアルコールをやめるように言うでしょうが、困ったことに、アルコール依存症に陥ると酒なしではいられなくなります。少しでも酒を口にできないと、不安やストレスの原因になってしまいます。
 そこで、僕は提唱します。
 鬱病患者には、抗鬱剤と「少しの」アルコールを与えようと。
 鬱病は結局、ストレスに起因するものですから、その原因をむざむざ作ってしまっては逆効果です。これを執筆している現在、近所に専門医がいなくて仕方なしに訪れた病院(心療内科もなく、ただの内科)で大袈裟な説明をされ、家族がそれをまるきり信じてしまったため、僕はアルコールを禁止されました。医師は「薬の効き目が30〜50倍になってしまう」と説明しました。嘘っぱちです。そんなに効果が上がるのだったら僕の鬱病はとっくに治っています。ところが別の医師(専門医)になると、適度ならまったく構わないと言われました。
 このアルコール禁止は、酒好きにはかなりのストレスです。酒を禁止されてから、食欲や口数がまるきり減りました。家族といるよりひとりでヒキコモリになっていることが多くなり、偏頭痛や胃のムカつきに悩まされ、喫煙量が増えました。
 このように、アルコール依存している鬱病患者に一般の考え「アルコール禁止」をあてはめるのは疑問です。結局、本人の苦しみが倍化するだけのことです。
「酒は百薬の長」
 という言葉があるでしょう? 「適度な」酒は薬になるのです。呑みまくるのは問題ですが、少しのアルコールも禁止してしまうのは患者にとっての負担でしかありません。
 だから、ストレス解消程度のお酒は必要だと思います。睡眠導入剤の効果を上げ、寝つきを良くするという副作用だってあります。もちろん過度の飲酒のうえで服薬は危険ですが、呑み過ぎなければいいのです。僕は自分の体験でそう感じ取りました。
 医師によっては、飲酒を禁じる人もいれば、まったく止めない人もいて、適度にするように助言する人もいます。けれど、「禁酒」ははっきり言ってしまえば、薬の効き目が落ちるのを恐れた医師の口癖のようなものです。

……以上、ストレス性の偏頭痛で書かせて頂きました。
 酒呑みの戯言なので、信じても信じなくても結構です。