抗鬱日誌
〜鬱病とは何か?〜
「何が鬱病であるのか」
「どんな薬があるのか」
といったことは、僕は専門ではないので、きちんとは書けません。書けても、自分の範疇が中心になるでしょうから、詳しく知りたい方は様々なサイトを検索するなどして、知ってもらいたく思います。
でも、噛み砕いて言うならば、鬱病の兆候は以下のようなものが言えるでしょう。
| 鬱病の兆候 |
| ・気分がすぐれない ・食欲不振/体重減退 ・過食/体重激増 ・意欲が湧かない ・何をしても徒労感に包まれる ・何をしても楽しくない ・外に出たくない ・かなり朝早くに目が醒める ・不眠がち/疲れているのに眠れない ・解決不可能な悩みごとが多い ・嫌なことを強要されている気がする ・死について考えることが多い |
この状態が、一時的にでなく慢性的(数週間〜数ヶ月)に続いている人は、鬱病の可能性があります。
一般に、鬱病にかかりやすいのは、生真面目で真剣になってしまう「A型的性格」の人と言えるでしょう。これらを「関係ないね」と言える冷静さのある「B型的性格」や、「どうだっていいや!」と言える強さのある「O型的性格」があれば、鬱病にまで至りません。日本人で最も多い血液型が「A型」であるというのも、象徴的な話です。
「あれをやらないと」「きちんとしないと」「なのに邪魔する人とか、ものがあって!」……という、生真面目さが鬱病を招くことが、往々にしてあります。
酷い場合にはそれが強迫観念などに発展し、自殺やリストカットに繋がる恐れもあります。そうなる前に、精神科の扉を叩くことが肝要です。
鬱病を扱うのは、「精神科」「神経科」「心療内科」の3つがありますが、僕は「精神科」をお勧めします。なぜなら、「神経科」というのは「精神科」という文字面のイメージを改善したものでもあり、そもそも神経と精神は別です。さらに「心療内科」はどうしたって「内科」ですから、精神病のトレーニングを受けている医者は僅かです。餅は餅屋、精神のことは精神科に任せましょう。
続いて、薬についても少しだけ。
鬱病患者に与えられる薬は、既に何十種類もありますが、それらは大体、以下の4つに分類できます。
| 鬱病の薬 | |
| 安定剤 | 高揚・混乱などした精神を安定させる薬 |
| 抗鬱剤(三環系・四環系) | 鬱状態を改善する薬 |
| SSRI | 鬱状態を改善する新薬、副作用が少ない |
| SNRI | 鬱状態を改善する最新薬、副作用がきわめて少ない |
これらの組み合わせが、鬱病患者には与えられます。
「安定剤」などは、鬱病患者でなくても精神科は処方してくれます。落ち着きがないだとか、気分がすぐ高揚して困る、という人にはそれだけで充分です。
ただ、「鬱病」となると、気分を安定させたうえで鬱状態を改善する薬が必要になるのです。それが「抗鬱剤」です。ただ、この薬は副作用が強く、また長期間の服用が必要なため、新たに開発されたのが「SSRI」です。これは効き目も(どちらかというと)早く、副作用も少ない。但し認可されているものが余り多くなく、単独での効き目は弱いため「抗鬱剤」と組み合わせての服用が一般的です。それがさらに発展したものがSNRIになります。
ネット上には、僕が「精神科に行こう」と決断したきっかけとなった、実に優良なサイトが多くあります。薬の写真や効能、副作用、さらにはご自身の通院日記や掲示板まであり、鬱病や、鬱気味の方には大変参考になるでしょう。僕自身、悩むより早く調べればよかった! と思ったものです。喩えば「UTU-NET」というページは、「鬱かな?」と思う方には手助けになるでしょう。「バーチャル精神科」というコーナーでは初めての精神科通いが仮想体験できます。
そのうえで「おくすり110番」というページも参考にされるとよろしいでしょう。こちらには「ハイパー薬辞典」というコーナーで、ものすごい種類のお薬を調べることができます。
また、読み物もひとつ紹介しましょう。
僕は原田宗典が好きなのですが、彼もしばしば鬱病に悩まされています。その彼が、精神科医の町沢静夫と「Q&A」形式で展開する、エッセイ的に読める気軽なものです。
『ぼくの心をなおしてください』/原田宗典・町沢静夫
(幻冬舎文庫・は-1-7/税抜495円)
「鬱」という文字が脳裏にちらついてやまない人、
これらを参考にしてみて、精神科に行くかどうかを決めてみてはどうでしょうか。