古本クリーニング

〜ラベルの落とし方〜

 今や多くの古本は、ラベルで値段が表示されています。
 そのまま放っておく人も多いけど、どうにか綺麗にしようとして苦戦した人は多いんじゃないでしょうか。剥がしてもベタベタするノリが残るけど、できれば綺麗にしたい。古本屋でもラベルが貼ってあると買い取り値を下げることがままあるし、ベタベタのまま積んだり並べたりすると他の本にくっついてしまったりする。
 そこで今回は、ラベルのクリーニング方法をご紹介しましょう。
 最初は難しいかもですが、慣れれば簡単です。

 こちらが買ってきたばかりのもの。こういうふうにラベルが貼ってありますよね。

 これを、「カヴァーに傷を付けず、ラベルとカヴァーの間に爪を走らせるように」剥がしていきます。一気にビーッと引っ張らず、なるべく爪だけで全部をゆっくり剥がすこと。ヴィニール・コーティングされているものならある程度乱暴に剥がしても大丈夫ですが、文芸本などの紙製カヴァーは焦らず剥がさないと、カヴァーそのものまで破れてしまいます。

 剥がしたあと。どうしても白いノリが残ってしまいますね。

 片方の手で本体をぐっと押さえながら、もう片方の手で持ったタオル(色移りしない白)でぐっぐっと押し付けながらノリを拭き取ります。力強く、でも乱暴はせずに。余り力を入れ過ぎるとカヴァーがぐにゃっと曲がってしまいます。こうするとノリの大半はタオルにくっつき、残りは拭いた方向に固まります。その場合はそれをつまんで取りましょう。拭く方向を縦横変えるのも手です。それを繰り返します。
 年季が入って黒くなったノリも、根気よく拭けば落ちます。落ちなければ濡れ布巾を使いましょう。

 このように、ノリがなくなって綺麗になりました。
 紙製のものは比較的簡単に拭き取れますが、ヴィニールは拭きあとが残ることが多いので、濡れ布巾で拭き直し、また乾拭きすると幾らか落ちます。でも、ノリが強いと完全に落ちることはないのが殆どです。拭いて落とした跡が残りますが、それでもラベルが貼ったままや、ノリがベタベタなのよりはマシでしょう。それでも気になる人は無茶言わず新刊を買ってください。
 この方法はレンタル落ちのCDにも使えます。

 また、カヴァーの日焼けではないホコリなどの汚れは、ひどいものでなければ濡れ布巾で拭けば落とせます。さすがに本体の日焼けやカビは無理ですが。

 以上、ごくごく簡単ですが、こんなふうにラベルは落とせます。
 文章だとわかりづらいので本当は動画に記録してお見せしたいところですが、僕にはそういう技術や環境がないので、すいません。
 皆さんもぜひ、やってみてください。