ピンク・フロイド:オリジナル邦題
フロイドは、その歴史の割に消えた邦題が少ない。だが以下にある邦題は、レコード会社の姿勢が窺える反省材料に充分成り得るものばかりである。安易にブームやバンドの特質に寄っかかったタイトルが多いフロイドだが、後者はフロイドにとってプラス・イメージにさえなれ、前者はレコード会社の反省材料として頂きたいものである。
| 1969〜 | |
|---|---|
| See Emily Play | エミリーはプレイ・ガール |
| 日本でのデビュー・シングルであるが、当時のサイケ・ブームや軽い調子を余りに反映し過ぎたタイトルである。レコード会社にとっての永遠の反省材料として、残しておくべきであると思う。良く言えば当時の流行を推し測れる名訳と……言えないか。 | |
| A PIPER AT THE GATES OF THE DAWN | サイケデリックの新鋭 |
| 唯一タイトル変更となったアルバム。現在は直訳である『夜明けの口笛吹き』だが、これは変更して良かったのかも知れない。「エミリー」同様、当時のブームに乗せて売ろうとした反省材料である。 | |
| Take Up Thy Stethoscope And Walk | 恋の聴診器 |
| これも反省材料である。「サイケ・ブーム」が反映されたタイトルのアルバム収録曲であり、こちらは「軽い調子」が反映されている。精神分裂的曲調のジャム・インストに「恋」を無理矢理付加させるということは、当時のレコード会社はフロイドの良さなんか何も解っちゃいなかったのだろう。 | |
| Point Me At The Sky | 青空のファンタジア |
| 気恥ずかしい邦題が多いフロイドだが、これも例外ではない。確かにまだ気恥ずかしいタイトルだが、幻想性たっぷりだった頃のフロイドの残像が見える。レコード会社がそれに乗っかった一例である。 | |
| Shine On You Crazy Diamond | 狂ったダイアモンド |
| シド・バレットを端的に現す永遠の名曲にして名タイトル。現在は「クレイジー・ダイアモンド」という縮小カタカナ・タイトルになっている。詳しくは別項を参照。 | |