レア・トラック検証

〜ドキュメント・オブ・シド・バレット〜

 シドは、ソロ活動期間がごくごく短かったため、流出音源の類は存外なほど少ない。だからこそか、ブートレッグを見かける機会もフロイドとは格段の差があるし、絶対的な量も異なる。また、その多くが正規編集盤『オペル』や、正規盤にボーナス・トラックとして収録された大量の別テイクにより意味を失った。
 しかしそれでも、正規盤未収録の音源は多々存在する。アウトテイクであるそれらが正規盤を上回る質であるとは無論言いがたいが、しかし、ドキュメントとしては『オペル』以上に重要かつ貴重であることも否めない。
 そのためここでは、それらをシドと彼の楽曲理解のため、検証及び考証していこうと思う。目的がそれであるので、全曲を解説するのは1作のみであり、後は注目曲のみ取り上げていく。そう、本項はブート・レヴューのコーナーではない。
 なお、正規盤に収録された曲はテイク違いなどであっても基本的に邦題を省略した。発掘音源の類にのみカタカナ・タイトルを冠したと思って頂ければ結構である。

基軸としての“OUT OF SIGHT, OUT OF MIND”検証

“DEMO'S FOR THE THIRD ALBUM 1974 / DEMO'S 1967”

“MAGNESIUM PROVERBS”

“DARK GLOBE”

“WOULD'N T MISS ME ?”

Kevin Ayers“JOY OF A TOY”

“BEYOND RHYME NOR REASON”

発掘の可能性がある未発表音源