Why Pink Floyd?
〜2011年、フロイド新年〜
ピンク・フロイドの最新リマスター盤がリリースされる。
こちらはEMI Japanでの公式ページでのアナウンス。
こちらは“Syd Barrett”名義でフロイド・ファンに直々にアドレスと文面がメールによって送られてきた、直輸入盤での公式アナウンス。
ともに全アルバムの最新リマスター盤、それをすべて含む14枚ボックス・セット、ならびに『狂気』『炎〜あなたがここにいてほしい〜』『ザ・ウォール』の拡大コレクターズ・エディション、そして最新選曲のベスト・アルバムのリリースが告知されているが、多少細部が食い違う。おもに日本盤のアナウンスが仮段階で、完全に決まっていない様子であることに起因する。
統合すると、
※オリジナル・アルバム14作バラ
※オリジナル・アルバム14作をセットにしたボックス
※『狂気』拡大盤(コレクターズ・ボックス、2枚組デラックス・エディション、ヴィニール盤)
※『炎』拡大盤(5枚組コレクターズ・ボックス、2枚組デラックス・エディション、ヴィニール盤)
※『ザ・ウォール』拡大盤(7枚組コレクターズ・ボックス、3枚組デラックス・エディション、ヴィニール盤)
※新編集ベスト・アルバム『A Foot In The Door
- The Best Of Pink Floyd』
のリリースがアナウンスされている。
日本盤でのアナウンスはないが、輸入盤では新しいデジ・パックに1974年のウェンブレーでのライヴ・パフォーマンスをおさめたCDとの2枚組とブックレットを収納した「エクスペリエンス・エディション(デラックス・エディション)」が予定されている。海賊盤では恐ろしいほどのリリース・アイテムがのぼる『狂気』ツアーだが、ライヴ音源が公式に発表されるのはこれが初めて。クリアな音声でのライヴ再現が期待される。それと同時に、『炎』『ザ・ウォール』同様に複数枚組の「コレクターズ・ボックス」のリリースも予定されているのだが、詳細は決まっていない。
『炎』『ザ・ウォール』の追加音源は、以前より流出してきた別テイクなどが豊富なので、想像はつくものの公式のリリースであるので、音質や内容も期待される。何より「公式に」h唾いされるのが嬉しいことだ。
新選曲ベスト盤、『A Foot In The Door』の収録曲は以下の通り。
01. Hey You
02. See Emily Play
03. The Happiest Days Of Our Lives
04. Another Brick In The Wall pt2
05. Have A Cigar
06. Wish You Were Here
07. Time
08. The Great Gig In The Sky
09. Money
10. Comfortably Numb
11. High Hopes
12. Learning To Fly
13. The Fletcher Memorial Home
14. Shine On You Crazy Diamond (edit)
15. Brain Damage
16. Eclipse
ご覧のように、フロイドの長い歴史をディスク1枚で俯瞰するという、非常に勇気ある選曲になっている。これにオールド・ファンは「『エコーズ』が入っていない」とまず言い出すだろうが、それを言うなら「ユージン、斧に気をつけて」や「神秘」など、ファンにはおなじみのライヴ常連曲も入っていない。『エコーズ〜啓示』のように、まだ存命中だったシド・バレットへの印税を気にしての選曲にもなっていない。
筆者は過去に、「フロイドのベスト盤をCD1枚で編集してみるといい」との文章を記したことがあったが、それが公式に実現したのだ。
その選曲などについてはのちのち考えていくとして、ここで期待されるのは2点。
「『クレイジー・ダイアモンド』の『エディット』はどんなものか?」
「メドレー部分はどのように編集されているのか?」
前者は、ひょっとするとラジオ・エディットとして流布していた5分ほどのヴァージョンかもしれない。だとするとつまらない編集ではあるが、公式リリースは初めてのことだ。
後者は、期待しても裏切られないだろう。あるいは、バッサリと単曲になってしまっているだろう。
追って推文を連ねていくこととする。
(2011/05/17)