キング・クリムゾン レア・トラック解説
クリムゾンに於いては「レア・トラック」というものの絶対量が他のミュージシャンよりも少なく、また基準が曖昧である。前者の「絶対量が少ない」ことについては、近年のロバート・フリップの発掘作業のお陰で様々な音源が日の目を見ているお陰である。後者の「基準が曖昧である」という発言については、ライヴではほぼ必ずインプロヴィゼイションを行う彼らのこと、その存在自体が「レア・トラック」の塊であるので、それらすべてを網羅することなど、恐らくフリップ自身にも不可能である、ということだ。
よってここでは「ヴァージョン違いのスタジオ・トラック」に基準を合わせたうえで「現在日本盤が流通していないもの」を取り上げることにした。よってここで解説している音源は、すべてオフィシャル音源である。日本盤が新品で並ぶオリジナル・アルバムとライヴ盤を揃えた方が、次のステップに移る手助けとでも思って頂きたい。
本項では「レア・トラック」に値する曲目のみの解説にとどまり、これといって変更されていない曲については特に触れないこととする。そちらは通常の字体のままであり、別ヴァージョンとすべき曲は文字フォントを変えてある。
赤字は「明らかに別ヴァージョンである曲」
青字は「別ヴァージョンとしてとらえるかどうかはリスナー次第の曲」
太字は「その他説明を加えている曲」
である。また、英字による曲名は( )内のヴァージョン表示も含め、オリジナル表記に準じている。喩えば「クリムゾン・キングの宮殿」が“In
The Court〜”もしくは“The Court〜”であるのは、ジャケット表記をそのままに記しているためである。(
)でヴァージョン違いが宣告されているか否かも然りである。
[アルバム・タイトル]
A YOUNG PERSON'S GUIDE TO KING CRIMSON
(新世代への啓示)
FRAME BY FRAME
-The Essencial Of King Crimson-
(紅伝説)
SLEEPLESS〜THE CONCISE KING CRIMSON
(スリープレス〜ザ・コンサイス・キング・クリムゾン)
HEARTBEAT
-The Abbreviated King Crimson-
(King Crimson Collectors Edition No.1)
SCHIZOID MAN
(King Crimson Collectors Edition No.2)
THE CONDENSED 21ST CENTURY GUIDE TO KING
CRIMSON: 1969-2003
(濃縮キング・クリムゾン)