「プリギャップ」とは?

〜最初は誰もが気付かない〜

 これから焼き作業を説明していくうえで、何度も「プリギャップ」という言葉を使用します。ここではその説明を簡単にしていきましょう。

「プリギャップ」とは曲間にあるブランク(無音部分)のことで、これを設定しないと曲間がすべて同じ秒数(すべて「0秒」や、すべて「2秒」など)になり、元のCDとはまるで別のものになってしまう。バラードが終わった後にいきなりアップ・テンポ・ナンバーが始まるのは妙なことでしょう? 普通はブランクがあるから違和感がないのです。
 または、デフォルト(最初の設定)のままだと、WinCDRではプリギャップをすべて「2秒」にしてしまいます。このままでは2つ以上の曲が繋がっているメドレーなどは、その間に2秒の無音が入り、メドレーでなくなってしまう。これは熱心な音楽ファンならどうしても違和感があるし、ミュージシャンの意向を無碍にしてしまう行為でしょう。
 すべてのプリギャップが「0秒」というアルバムもなくはない(特にライヴ録音など)のですが、それでも音楽CDの1曲目には、どんなCDでも必ず1〜2秒以上のプリギャップが設定されています。最低限、これだけは気を付けたいところです。

 プリギャップはマニュアルをナナメ読みしてしまうと「メドレー形式の曲ではじめてその存在に気付いた」ということが多いもので、何を隠そう僕もそうでした。早めに気付ければ幸運ですが、ずっと気付かない人もいるので、ここで改めて書かせて頂きました。

 また「ポストギャップ」というものもあり、これは逆に「曲が終わった後のブランク」になるのですが、これが入ったCDを僕は見たことがありません。恐らく、使っている人も少ないでしょう。
 なぜなら、同じ曲間のブランクでも、プリギャップは頭出しをすれば飛ばせます。ですが、ポストギャップは楽曲終了後に強制的にブランクに入るので、使い勝手がいかんせんよろしくないのです。

 このプリギャップ/ポストギャップを含んだまま、曲をWAVEファイルにすることもできますが、それだと大概ブランクが終わる/ブランクに入る際に「ブチッ」というノイズが入ってしまうので、音楽CD-Rをキレイに作りたいなら、手を抜いてそれらを含まず、自分で設定(別項後述)することをお勧めします。

*焼き付けソフトやPC環境によってはプリギャップを取得できない場合もあります。