ヤマハ YST−SW80   定価\29,800 (1997年発売、使用期間97年11月〜05年10月)


コンパクトさと量感豊かな低音再生を両立した高C/Pな製品。

YST-SW80




    主な特徴
 ・YST方式によってコンパクトながら優れた低音再生能力
 ・20cmコーン×1,再生周波数帯域:23Hz〜150Hz


    音 質   ★★★★
 本機はヤマハ独自の低音再生方式であるYST方式を採用したウーハー。
 負性インピーダンス回路と最適化されたアンプを組み合わせることで、
 コンパクトなキャビネットから低音を再生する技術である。
 現在ではさらに発展させてアドバンスト・YST(A-YST)となっている。

 さてその音、最初に聴いた時は、ぶったまげた!!
 音楽再生、サラウンド再生において低音がいかに重要であるかを
 思い知らされた!
例えば、アクション映画。
 低音がスリル感を大きくする。爆発・戦闘シーンの迫力と言ったら!!
 ラブものを見る。バックの音楽だけでうるうるきてしまう。
 エンヤを聴く。低音が加わることで躍動感が増し、
 聴いてるだけでうるうる来てしまう。

 興味深いのは、低音がさほど出ていないようなソースでも、
 低音をしっかり再生することで実体感が出てくることである。

 そしてサラウンドでも、低音が加わることでその効果が
 一枚も二枚も上がるのである。


   デザイン・端子等   ★★
 本機は低価格、よく見ると安っぽいが、サブウーハーは近くに行って
 見たりしないし、普段はまさに“黒子”の存在でいいわけで、
 まあいい。端子は安っぽい。

 前面の下部がすぼまっているデザイン、後継機では上部が
 すぼまっているデザインになった。
 自分的には下部がすぼまっている方が好き。


    総 評   ★★★★
 3万のウーハーだが、十分な量と質の低音を再生し、
 コストパフォーマンスは優れている。
 これだけの感動が得られて3万円とは安い!
 本機はあまり大きくない空間で使うのならば、
 十分な性能を持っていると言える。
 部屋が広くなると、不満を感じてくるのかもしれない。


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