エディがAV(オーディオ・ビジュアル)やホームシアターに関して熱く語る


おもむろにオーディオについて雑談

(2006.2.12)


 近所の量販店でオーディオ機器をいくつか
 試聴したのでそれについて語る。
 またスピーカースタンドを購入しようと思うのでその選定も行う。




    CDプレイヤーで音が変わるの?

 近所の量販店のオーディオコーナーには結構な数のアンプ、
 CDプレイヤー、スピーカーが置いてあり、それらが全て
 スイッチャーにつながれていて、バチバチと切り換えて
 音を聴くことができる。友人N氏がCDプレイヤーを購入する時に
 大変役に立ったと聞いて、CDを持参して立ち寄ることにした。
 
 現在使用中の「PD−HL1」に不満があるわけではないのだが、
 実は私はCDプレイヤーの音質差を認識したことがなかった。
 今まで、CDを再生する機器はいくつも変化してきた。
 最初はCDラジカセのプリアウト → 「CDP−XA5ES」
 → 「DV−S5」 → 「XV−PZ330」 → 「PD−HL1」
 接続はアナログだったりデジタルだったりしたが、
 音が良くなったとか悪くなったとか、「なんか今まで聴いてた感じと違うなぁ」
 とか、とにかく音が変わったと思ったことはない。
 だが、機器を変更するときは配線を抜いてまた接続して、と
 タイムラグが空くもの、瞬時に切り換えるのであれば
 音質差を認識しやすいはず、ということで期待して向かった。



    CDプレイヤー聴き比べ

 置いてあったのはマランツの2万円台機「CD5001」、
 15万円台の「SA−15S1」、デノンの8万円台「DCD−1500AE」、
 オンキョーの7万円台「C−777」などである。
 これらをマイ・フェイバリッド・ディスクである中島美嘉「Love Addict」
 にて聴き比べを行った。周囲の雑音もあったが、音を大きめにして
 聴いたのである程度は影響は排除できたと思われる。
 
 ベースの低音、ボーカルの明瞭性、シンバルの粒立ち、
 全体的なパワー、スケール感などに気をつけて聴いた。
 メーカーも値段も異なるわけだが、これらの製品を行ったり来たり、
 1時間は聴いたであろうか。
 結論から言えば、「差はよく分からん」。
 プレイヤーを変更して「あれ?こんな音だったっけ?」
 と思って前のプレイヤーに戻して聴いてみると、
 「あれ同じだ。気のせいか」と思ったり。
 2万円台と15万円台の製品でも差は分からない。
 ブラインドテストされたら言い当てる自信はない。
 
 言っておくが私は「オーディオマニア」ではなく「オーディオファン」だ。
 だからCDプレイヤーの音質差も分からなければケーブルや
 インシュレーターで音が変わるなんてことも分からない。
 音楽は文字通り「音を楽しく聴くもの」だと理解している。
 これらの差が分かる高尚な人から見ると「素人はそんなもんだろ」
 と言うかもしれないが、これは趣味の世界。
 自分で差が実感できなければ買わないだけのこと。
 余計なことにお金を使わなくて済むだけ良いことである。



    リファレンスシルバーを聴いた

 そんな私でも、スピーカーの音の違いは分かる。
 現在使用中のモニターオーディオ製「シルバースタジオ1」
 お店で試聴して納得して購入した。
 音質・デザイン・価格が高度にバランスしていて、
 この製品だけでモニターオーディオのファンになってしまった。
 
 そのシルバースタジオシリーズが2005年に一新され、
 「リファレンスシルバー」となって生まれ変わったと聞いて
 気にならないわけがない。
 量販店にミドル機のトールボーイであるRS6と
 ブックシェルフのRS1が並べて置いてあったので
 喜々として試聴した。CDはやはり「Love Addict」。
 
Monitor Audio
Reference Silver6


(定価 189,000円)


英国モニターオーディオのミドルクラスシリーズ「シルバースタジオ」が新しく「リファレンスシルバー」として生まれ変わった。RS6はそのミドル機

 まずRS1から聴いたが、いつも聴いているような音が聴こえてきた。
 低音から高音まで広いレンジを確保しながら、ダブつかない低音、
 粒立ちの良い高音が聴ける。
 そしてRS6に切り換えた途端、驚いた。
 
 低音の存在感が段違いなのである。

 RS1ではベースがいなかったのが、RS6では確かにいる、
 それほどの差で、驚きのあまり汗が出てきた。
 低音専用ユニットが追加され、キャビネット容積も2倍以上あることが
 これほどまでの差を生み出すのか。
 「やべー、RS6お買い上げかぁ」と悟ったのであった。
 
 急いで帰宅、そして我が家のシルバースタジオ1で「Love Addict」を聴く。
 (外でいい音を聴くと自分の家の音を無性に聴きたくなるんだよね)
 うん、いい音だ。やっぱいい音だよ。ベースは、いる。確かに、いる。
 これはよく考えると、どうやら空間の大きさが原因だと思われる。
 量販店はだだっ広くて天井も高い大きな空間なのに対し、
 我が家は8畳で天井もお店に比べれば低い。
 音という“エネルギー”を放射するターゲットが違うのである。
 
 大空間の量販店では、音のパワーが拡散してしまうため、RS1では
 パワー感が不足してしまっていたが、8畳程度の小空間では
 音のパワーが拡散することがないので十分な低音が再生できる、
 そういうことなのだろう。
 逆に、8畳程度の部屋でRS6を鳴らそうと思っても
 低音のパワーが強すぎて飽和して、良い結果を招かないのでは?
 という懸念すら抱くようになった。
 「6〜10畳程度の部屋にはブックシェルフが適している」という説に、
 今は説得力を感じる。



    スピーカースタンドをプレゼント

 ということで、シルバースタジオ1とこれからも付き合っていこうと
 愛を深めることになった。
 AVマニアとしては、常に良いもの、新しいものを
 取り込んでいくことが大事だが、気に入ったものを
 愛情を持って大事に使っていく、これもまたAVマニアである。
 
 やはり、シルバースタジオ1にスピーカースタンドをプレゼントしよう。
 現在のスタンドはDENON製のものだが、ハードオフで見つけて
 9000円で購入したもの。もともとちょっと汚れがあり、
 さらに最近汚れが目立ってきた。高さももうちょっと欲しい。
 そして、何よりもっとお洒落なスタンドがいい。
 「お洒落で、設置高が60cm以上」という条件でスタンドを探した。

ALPHASON DESIGNS
AG60C


(定価 42,000円)


アルファソン・デザインズは英国のオーディオラックメーカー。ライフスタイル性の高いデザインと、強化ガラス・金属を利用した高い耐振動性と堅牢さを特徴とする

 まず筆頭に上がったのが、やはりQUADRASPIRE。
 優美な曲線を取り入れたフォルムが魅力の、デザインラックメーカーの
 第一人者だ。スピーカースタンドは「QS60」がある。
 それから「Bell’o」の「SP−224」も、曲線を取り入れながら
 安定感のある設置ができそうなモデルだ。しかし、目下購入最右翼なのは
 「ALPHASON DESIGENS」の「AG60C」。
 安定感のある3本の支柱、そして洗練さと高級感が溢れる
 クロムメッキ仕上げに惹かれた。ちょっと前まで50cmタイプが標準で
 60cmタイプは取り寄せとなっていたが、3月より60cmが標準となるようだ。