BOSE
55WER(左)(定価 98,000円)
33WER(右)(定価 24,900円−1本)
小さいドライバながら、共鳴現象を利用して振動を増幅、そのサイズからは信じられない低音を生み出す。
BOSE 125 (定価 49,800円)
大ヒットモデル121がリファイン。フルレンジならでは特長はそのままに低域再生能力を拡大した
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私はボーズファンである。
そのくせボーズ製品を買ったことはないが。
さて最近のボーズの売れ筋スピーカーを聴ける
チャンスがあったので、その報告だ。
私も今年はスピーカーを刷新しようと企んでおり、
とりわけ海外製への執着心が強くなっている。
ボーズ、JBL、B&W、KEFあたりが頭にある。
先日ボーズショップなるお店を発見した。
そこはボーズのスピーカーをスイッチ一つで切り替えて
自由に聴けるという便利なスペースがあり、
ボーズスピーカー同士の音質比較がしやすい。
トールボーイの55WER、その弟分の33WER、
そして今人気の125の3つを聴いた。
125はボンボンという箱鳴りが目(耳)立つ。
高域の解像感もイマイチ。音の粒立ちも良くない。
125は壁に直接張り付けられるようにして設置されて
いたので、余計に箱鳴りが強調されていたのかも
しれない。でも印象は良くはなかった。
33WERは高域はまずまずはっきり聴こえる。
低音があまり出ない。しかし近くに耳を近づけると
かなり出ていることが分かる。そのサイズからは
ちょっと信じられない感じだ。
視聴スペースは広い空間だったが、6畳位の狭い部屋
ではまずまずバランスの良い音を聴かせてくれる
のではという期待が持てた。
55WERは高域から低域まで最もバランスが良い。
高域は粒立ちの良い、鮮度の高い音を再生。
低域も良く伸びている。トールボーイならではの
スケール感も感じられた。とにかく余裕を感じた。
私なら間違いなく55WERを買うなと思った。
私はフロント3本のスピーカーを一気に刷新する予定だが、
私はシアター用途も重視しているので、
55WERと同等の力を持ったセンターがラインナップ
されていないのが痛い。正直言って33WERでは
55WERと差があるのは確か。
つまり私は、フロント3本のSPを刷新するにあたり、
「まず本格派のセンターSPありき」でモデルを選定する
つもりである。
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