GRTは定評あるビクター製。左ゴーストまで対応している。
IP変換は、ビデオ素材では前後3フィールドの情報から補間画素を
作り出す方式。通常は前後2フィールドを用いるのが普通で、
3フィールドを使うのはプログレッシブテレビ並み、
かなり高品位なプログレッシブ変換が期待できる。
またシネマ素材では余計な処理を行わずに直接出力する
「ダイレクト・プログレッシブ」方式に切り換わるので、
IP変換については不安はない。
長時間録画は本機の最も得意とするところだ。
現在のところ、高解像度を最も長時間維持するモデルだ。
3/4D1で最低でも150分、2/3D1だと最低でも190分は録れる。
圧縮のアルゴリズムから言って、解像度を確保するとその分
「荒れ」が目立つはずなのだが、本機はこれも少ないという。
「モーションアクティブ・ノイズリダクション」という独自の録画NRや
プリフィルター、再生NRなど、総合的な手法が優れているのだろう。
映像DACは10bit/54MHzで、標準的なスペックだ。
他の特徴としては、Wチューナで2番組同時録画が可能。
まあ出番は多くなさそうだが、あるに越したことはない。
RWとRAM両方に完全対応したマルチドライブ。
自分で使う分にはどちらかしか使わないと思うが、まあ安心だ。
VHSからのダビングに効く、強力なTBCとフレームシンクロナイザー。
VHS資産を100本ほど保有している私には嬉しい。
オートCMスキップ、音声付1.5倍速再生も便利だ。
逆に弱点は高速ダビングができないこと、デジタル放送の
ダビングができないこと、EPGが非搭載なことなどだ。
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