ガママスター

■前回の取材のから数日、再びTAIL様からの手紙が届いた。

”こんにちは。昨日はありがとうございました。電鬼さんのおかげで、すばらしいアングルで怪人の写真を確認することができ、「嗚呼、あれは私の幻覚ではなかったんだぁ・・・」と内心ホッとしておりました。しかし、先ほど新たなモンスターを目撃してしまったのです!!今度こそ写真に収めようと、【写るんです】を構えたとたん、そのモンスターに攻撃され、破壊されてしまいました。なんか悔しかったので、報告だけさせていただこうと思います。”

無論断る理由等どこにもない。今回も早速現地へ趣く事にした。
ガママスターなるモンスターがいつも通るとされている国道2号で待つ事4分。4分である。彼もまた見確認生物としての自覚はないのか?
そう思いつつもカメラに捉えようとした瞬間、横からアテネオリンピックにてランナーを妨害した”マラソン邪魔おじさん”がガママスターを捕獲、どこかへ連れて行ってしまった。
しかもあろうことかガママスターの本体と思われるカエルを踏み潰してしまったのである。

その後のガママスターの行方に関しては不明。未確認生物としての威厳を見せ付けてくれた。

以下はTAIL様が書き記した特徴である。

                     特徴
■国道2号線沿いを走っているところを確認。他の目撃者によると、その場によく現れるという
■本体は実はカエルのほうであり、人型のほうは、連れているカエルに精神をのっとられている人間といううわさがある。
■精神をのっとられた人間は覆面と赤の襷をつけられ、死ぬまで国道2号線沿いを走らされるらしい
■自分の行くてを阻む者は、目から発射されるビーム砲で黒こげにされる(今回の犠牲者【写るんです】)
■色違いのモンスターも発見されているが、某RPGゲームと違い強さはあまり変わらないらしい
■このモンスターが現れる付近にジャージ姿の忍者が発見されたが、新種のモンスターかどうかは、まだはっきりしない。
■この間、走っている途中で前を歩いていたお年寄りをビームで撃破。その時、人型の方の目には涙が見られたらしい。
■自分の前を行く、いちゃつくバカップルを撃破した時は涙の“な”の字も流れていなかったらしい。
■覆面から見えた目元がどことなく電鬼さんに似ていたらしい。(見たことあるのかよ!!←すいませんありません。)


☆TAIL様、貴重な情報をありがとうございました。