《 もっと!セキュリティ強化 》
■ WPA2/WPA ( Wi-Fi Protected Access )
WEP暗号化はそれなりにセキュリティとしては有効ですが一方ではその
脆弱性が指摘されました。又、暗号化解読ソフトまで出回っています。
(1) 暗号化キー(ネットワークセキュリティキー)= Pre-Shared Key
WEP は暗号化キーを使って通信データを暗号化しているのですが、
暗号化キーが固定されているため解読されてしまう余地があります。
(2) ユーザー認証機能 ( WPA2/WPA Personal )
WEP は ユーザー認証機能 は備えていませんが、WPA2/WPA では無線ルータ
に ユーザー認証 の機能を持たせることができます。(WPA2-PSK/WPA-PSK)
◇ 無線ルータ/アクセスポイント (親機) の設定
◇ 子機側パソコンの設定
WPA2/WPA-PSK の暗号化キーの設定手順は WEP の設定とほぼ同じです。
「SSID ワイヤレスネットワークのプロパティ」 画面で、セキュリティタブを選びます。
マルチSSID 対応
ESS-IDステルス機能
かんたん無線LANと小学校教育実践
WN-G54/R3のWPA設定画面
大規模LANでは、認証サーバ
により更に強固な認証を行う
ことが可能ですが家庭内等で
使用する場合は、PSK (Pre-
Shared Key) での簡易認証
機能によります。(Personal)
ONU (HG8045j) ならこちら
Windows 10 図説
これに対して WPA は暗号化キーを一定の時間毎に自動的に更新
する機能があります。TKIP (Temporal Key Integrity Protocol)
左図の WN-G54/R3 の設定
画面を例に、設定内容を確認
してみましょう。
 ・セキュリティの種類・・・WPA2-パーソナル ・暗号化の種類・・・AES
のようにネットワークセキュリティキーを入力します。(半角英数字で 8〜63 文字)
WPA は、WEP の弱点を補強して、より一層のセキュリティ強化 を図る
手段です。では、どのような点が強化されているか確認しましょう。
や AES (Advanced Encryption Standard)という暗号化方式の
採用で実現されています。大幅なセキュリティの強化ですね。
Windows 11 図説