ロボットを動かすためにはモータなどの動力が必要となります。モータをロボットに乗せただけでも動きません。このページではモータをマイコンで動かすための回路を紹介したいと思います。 |
トランジスタを4個組み合わせたりしてモータを制御するというのが紹介されている本を読んだことがあります。私は、実際にその回路を作ったのですが・・・失敗していました。原因はわかりません(当時10歳) それ以来、トランジスタが苦手なパーツになってしまいました。しかし、トランジスタは使わなければならないパーツなので今では普通に使っていますが・・・・ 難しい回路を考えても初心者にはわかりにくいし、完成するかも疑問になってしまいます。東芝から発売しているICでモータを簡単に制御できてしまうものがあるので、このICを紹介します。 TA8429H DCモータ用フルブリッジドライバ(H-スイッチ)(正逆転切り替えドライバ) データシート[PDF] 慣れている人ならば、データシートを見ただけでどのようなICなのかがわかると思います。このICはモータの回転を制御するもので、正転させたり逆転させたりすることが容易にできます。 |
端子番号 | 端子記号 | 端子説明 |
1 | IN1 | 出力の状態を制御する入力端子。 |
2 | IN2 | |
3 | N.C | 何もつなぎません |
4 | OUT1 | DCモータをつなぐ端子 |
5 | N.C | 何もつなぎません |
6 | GND | 接地端子 |
7 | N.C | 何もつなぎません |
8 | OUT2 | DCモータをつなぐ端子 |
9 | N.C | 何もつなぎません |
10 | Vs | モータ用の電源端子 |
11 | Vcc | 制御部用の電源端子 |
12 | ST | つながなかったりGNDにつなぐとモータがスタンバイになります。 |
上の表にあるように接続することでモータが制御できます。端子記号[N.C]あという端子には何も接続しません。Vsにはモータに供給したい電圧を入力します。モータに3Vを入れたければ、ここに3Vをつなぎます。VccはIC内部の制御部用の電源供給をします。モータ用の電源とは別の電源を用意する必要があります。同じ電源をつないだ場合は、モータに電流が流れる瞬間にICに電流が流れなくなってしまい、誤動作することがあります。
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■このICを手に入れる方法 手にいれる方法はいくつかありますが、ここでは通信販売を紹介します。 ロボコンマガジン館 −−> モータドライブIC −−> マブチモータ −−> ツカサ電工 |