木の葉の役割は 光合成で樹木に必要な栄養を作り出すのが本来の働きなのです。 その時に空気中から二酸化炭素を吸収する気孔と呼ばれる場所があります。 周囲の温度が高くなるとその気孔から水分を蒸発させて葉の温度を下げます。 その時いっしょに周囲の空気の温度も下がります。 夏に木の下が涼しいのはこの作用のおかげです。 さらに木の葉は表面の細かな毛で空気中のほこりや車の排気ガスのすすなどを取り除き、空気をきれいにしてくれます。 秋に落ち葉として落ちた葉は微生物や土壌生物によって分解されて土になり、再び水に溶けて樹木の栄養として根から吸収されます。 春には蝶や蛾の幼虫の餌となって蝶や花を育てます。 また 、木の葉をえさにする昆虫はたくさんいます。木の葉はこのように生態系の中で大切な役割をしています。

樹木と環境について  (篠田陽作 先生)



   地球の言葉
    子どもたちにとってにとって
   知ることは感じることの半分も重要ではない
   自然の神秘屋不思議に感動する
   「センス オブ ワンダー」
   こそがもっとも大切なのです。

    レイチェル・カーソン 「センスオブワンダー」より

木の形
     針葉樹                     広葉樹 
                               [落葉樹]                [常緑樹]
葉が細くほとんどが常緑           秋-冬に、ほとんど葉     春から初夏に葉が落ちるが
                          が落ちる。            木全体がはだかになることは
                                             ない。


どんぐりのなかま

 コナラ         アラカシ      シラカシ




おち葉を食べる生き物たち

   地面に落ちたおち葉を土にかえてゆくのは様々な虫やそのフンを食べたり土の中の養分を食べる
さまざまないきものたちの力でおち葉は土にかえってゆきます。

ヤスデ          ワラジムシ   ダンゴムシ   
                         




この他には地面の中に白い糸のようなものがあるキノコや
カビのなかまや様様な生き物やびせいぶつのはたらきで
おちばが分解されたりして土にかえっていきます。

場所により土の中の様子は違うので、いろいろな場所で調べよう。

木の葉の不思議