AUSSIE とはなんぞや?


U12が熱いセダンだということにご賛同いただけた所で、BLUE BIRD AUSSIE について解説したいと思います。
AUSSIE:オーズィーって、名前でちょっと想像できるかもしれませんが、一時期はやった「オージービーフ」のオージーと同じです。そう、オーストラリア産のことなんです。

BLUE BIRD AUSSIE=オーストラリア産のブルーバード

ってことになります。
オーストラリア産のブルーバードって、もともと日本の日産ブルーバードがなんでオーストラリア産なの?って感じです。「要は逆輸入しただけでしょ?」「オーストラリアの車って右ハンドルだし珍しいこともないじゃん」って思われますが、良く見てみると謎な部分が多い車です。
まずボディー!日本には設定されなかった5ドアハッチモデルです。プリメーラでもUKなんかがありましたが、海外ではリアハッチというのは好まれるのでしょうか


HAU12 BLUE BIRD AUSSIE(5DOOR)

エンジンはご当地オーストラリアではKA24やCA20が乗ってるのですが、日本で販売されたものはSR20DEが搭載されています。これはわざわざ日本の工場で作ったSR20DEをオーストラリアに持っていって車体に搭載して日本に輸入するという「ちょっと無駄!?」って作業をしています。SR20DE搭載ということで、運動性能なんかは日本版HU12のSSS系FFと同様になってますがミッションはATになります。
というか、AUSSIEはシングルグレードでATのみ(汗)(※1)

定番ですが、ここでカタログスペックを紹介します。




まあ、特にFF系のSR20DEをつんだセダンと変わりはありません。あえてカタログ上で通常のU12との違いと言えば「ドア数:5枚」ぐらいでしょうか?
あと特別なのはカラー!白、赤、青と日本版U12にもラインナップされている色と思われがちですが、実はオーズィー専用色となります。(違いはあんまりよくわかりませんが(汗))


rear hatch

オプションについては以下のものを標準装備してます。




クルーズコントロールは特別というわけではないですが、標準装備なのは珍しいですね。お国の事情というものでしょう。使ってみると結構便利な装備です。
この他にも、謎の装備があります。後席用ヘッドホンジャック!
真中の肘掛部分の下の方、後席側にヘッドホンジャックがあるのです。後部スピーカから出る音が、ここのジャックにヘッドホンを装着することで聞こえるらしいのです。って、なんで後席だけでヘッドホンで聞かなあかんねん(笑)
しかも、いまどき見ない、でっかいジャック・・・
この他にも、運転席、助手席のシートにかぶせるムートンのシートカバーやコアラのぬいぐるみがおまけで付いてきたそうです。
僕は中古購入だったのでおまけはなかったです(T_T)

こんな感じで、見れば見るほど変な車なわけですが、そんな車がいったいどれだけ売れたのかと言いますと、実は日本国内では約1300台しか販売されなかったらしいです(驚)
3色あるので白いオーズィーといえば、単純に1/3でも430台ぐらいしか販売されてない?10年経った今、いったいどれぐらいの台数が現役で走っているのでしょうね?

ということで、とっても変で珍しい車だということをご理解いただけたでしょうか?



※1 販売の背景がアベニールに変わるお洒落で便利でお得なワゴンというものだったらしいです。その関係でATのみだったのではないかと推測されます。





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