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サイト開設6周年記念小説

『サイト6周年記念脇役による座談会』

登場人物紹介
本編
おまけ
 


・登場人物紹介

メイル=デーモン(BSD物語第29話初登場)
->管理者に取り憑いたメイルデーモン。自動制御型守護精霊と言い張るが外見・言動どう見ても小悪魔である。

美宇=I=TRON(BSD物語第45話初登場)
->屋敷に居着いた精霊。元座敷童子らしい。TRONOSと融合したためか各種家電などにアクセスしたり出来るがいかんせん影が薄い。時代かかったしゃべり型が特徴

レイナ=ゲートキーパー(BSD物語第23話初登場)
メインキャラでLinuxネコミミメイド『レイナ=トーバルス』のもう一つの人格。Windows2000ベースのネコミミメイド。出自故かティナとは仲が悪い。最近本家から離縁状が来るとか来ないとかでもう一つ落ち込み気味。これでも屋敷のハードトラブル対応担当である。

トロン(BSD物語外伝第3話登場)
屋敷に紛れ込んだアメリカンショートヘアの仔猫。屋敷に着た当初は躾けも出来ておらず大変な騒ぎだったが本来の飼い主のところできちんと躾けられ今ではそれなりに行儀のいい仔猫となっている。メイルの無二の友達(悪戯仲間とも言う)

ケンサキ・モンゴウ・ダイオウ・アオリ・ホタル(BSD物語第55話登場)
ティナ配下の屋敷とサーバを守るプロクシセキュリティシステム群<スクィッド>のメンバー。外見は擬人化されたイカがリボンをしているというもの。ティナ達が食べると腰を抜かすらしい

ほーすけ(BSD物語出張編03『首都遠征編』2nd登場)
管理人が首都に遠征しに行った際に憑いてきたフクロウ? の子供。外見はフクロウのヒナの縫いぐるみ。一応飛べるが普段は危なっかしい飛び方しかできない。(獲物を捕らえるときだけは別)
 
 


以下、本編

ケンサキ:「ではこれより、脇役による6周年記念座談会及び忘年会を始めます。率爾ながら乾杯の音頭は私ケンサキがとらせていただきます。一同コップをお取り下さい。屋敷ののシステム安定と発展を願って!」

一同:「「「「かんぱ〜い」」」」」
モンゴウ:「ぷは〜。やっぱりたまらねぇよな。この一杯。」
ミレイ:「主のは番茶だろう?」
モンゴウ:「いきなりばらすとは卑怯でござる!」
美宇:「まぁまぁ、早々からもめるのもなんれあろう? さ、もう一献」
モンゴウ:「すいやせんねぇ(頭を掻きつつ)」
美宇:「しかし、ティナにかわって屋敷の保安維持誠に感謝していると我が主も申していたぞ」
ケンサキ:「いやいや。これが我らの勤め。お気になさらず」
ダイオウ:「オレ、屋敷守ル。ソレ、勤メ」
ホタル:「私もがんばるの」
アオリ:「ま〜ま〜。気楽にいきやしょ〜や!気楽に!」
ケンサキ:「お前は黙ってろ!(アオリを押さえ込もうとしてモンゴウに覆い被さる)」
モンゴウ:「せ・・・拙者にはそのような趣味はござらぬ!ケンサキどの」
アオリ:「熱いね〜ご両人」
ホタル:「801なの(ぽっ)」
ケンサキ・モンゴウ:「何だとこのヤロ〜!(アオリに飛びかかる)」
アオリ:「そっちこそ…!」
ダイオウ:「オレ、参加スル」
 
 

ホタル:「乱闘が始まっちゃったの」
ほーすけ:「ぴーっ! ぴーーっ!」
トロン:「みゃ〜〜〜」
メイル:「あ〜あ、レイナおねぇちゃんが造ったおつまみちょっと落ちちゃった。」
美宇:「後でばれたらお仕置き物であろうな。まぁ良い薬じゃ」
ミレイ:「はて、私がそのようなことをしたら誰が仕置きするのだ?」
ほーすけ:「ぴぃ?(首を傾げる)」
トロン:「な〜(ミレイの膝の上に座り込む)」
ミレイ:「ああっ!だから食事をしているときに人の膝の上に乗るなとあれほど言っているのに・・・・・・! やむをえん、少しだけだぞ」
トロン:「にゃあ♪」
メイル:「トロン〜 後で遊ぼうね〜」
ほーすけ:「ぴぃ!」
メイル:「はいはい、ほーすけも一緒にね」
ほーすけ:「ぴぃ〜♪」

美宇:「しかしこの屋敷も大所帯になったものよのぅ」
管理人:「まぁ、仕方がないさ。」
美宇:「これは失礼を。こちらに席を設けます故にしばしお待ちを」
管理人:「あっちで乱闘しているのはスクイッド達?」
ミレイ:「まぁ、たまにはああやって大暴れさせる方がストレス発散にも良いだろうな」
管理人:「ミレイ、だからといって屋敷に侵入してきた変質者を狙撃するのは無しだぞ」
ミレイ:「……何故ばれた」
管理人「ばれない方がどうかして居るぞ」
ミレイ:「分かった、気を付けよう。以後痕跡が残らないよう対人地雷で周辺ごと……」
管理人:「まてまてまて!」

メイル:「いたた…」
管理人:「?」
メイル:「お菓子の中のクッキーに何か入っていたよぉ」
管理人:「どれどれ……? cookie? 何でこんな物が」
メイル:「何でクッキーの中にcookieが入っているの?」
管理人:「あ、それティナが用意していた奴か。間違って混入させたな」
メイル:「それにしてもティナおねぇちゃんってどうしてあんなにドジするの?」
管理人:「そのワリにセキュリティ業務には問題ないんだよねぇ」
メイル:「この前、ワークログを日付間違えて書き込んでいなかったっけ」
管理人:「なんで書き込むファイル間違えるのかなぁ」
メイル:「あと、豆乳鍋するのに牛乳入れていなかった?」
管理人:「まぁ、原因は分かって居るんだけどね……」

「みゃあ」

メイル:「あれ?トロン?   じゃないや」
管理人:「ん?黒猫??」
美宇:「ふむ、来客か」
ミレイ:「特に危険物等の持ち込みは無し……別に何者かが送り込んだエージェントというわけでもなさそうだ」
メイル:「かわいぃ〜。マスター、屋敷においといても良いでしょ?」

が、そういって抱きつこうとしたメイルを黒猫はひょいとよけた

管理人:「この子。ひょっとして……?」
美宇:「首輪をしているところを見ると野良猫ではなさそうだがかなりプライドが高いようじゃの」

全身見事なまでのビロードのような漆黒の毛皮に細い赤の首輪、その喉元には金色の小さな鈴が付けられていた。黒猫が動くたびに時折チリンとなる物の普通に動くときはまったく鳴らない。不思議な物だ。どこか気品があるというか……お嬢様のような雰囲気を持っている。メイルに興味がある物のあくまで何気ない風を装っている。

管理人:「これは付き合い難しいなぁ」
美宇:「まぁ、気長に行くのが良いだろうの」

向こうでスクイッド達の乱闘が続く中一同は新たなる客と微妙に距離を取りながらお茶をするのであった
 
 
 


おまけ
ティナ:「は? 黒猫ですか?」
管理人:「昨日、みんなとお茶していたら居たんだけど今日は姿見掛けなくて……」
ティナ:「えーっ!?」

慌てたようにログファイルを確認しはじめるティナ。何があったのだろう?

ティナ:「もうしあげますが。そのような存在が屋敷に出入りした形跡はございません」
管理人:「幻?いやいや、確かにいたぞ。みんなで見ていたんだから」
ティナ:「これは・・・・・・なにかありそうですね……」

いろいろ有りつつ、本編に続きます