BSD物語 『白き波濤とホワイトブリム』おまけ02
おれはFFF(Florida Freedom Federation:フロリダ自由連邦)の駆逐艦に乗っているしがないシステム管理人。以前は小さなISPでシステム管理をやっていたんだがメール一つで徴兵されて今は海の上って訳だ。徴兵といっても技術佐官扱いの待遇だからきつい訓練とかが少ないのが救いなんだが……何をするにも軍のFWごしってのが正直やってらんぜ
そのくせクラッカーどもはそこら中にいやがるしウィルスメールにミントメールは今日も大量に届くし新兵どもはアダルトサイトにアクセスできないってわめくしIPは勝手に変える馬鹿がいるしケーブル抜いたまま故郷に帰るう゛ぉけがいやがるしまったくやってられん。
お、総員戦闘配置だ。どうやらまたFEEU(Far East Economic Unaited:極東経済圏連合)の連中がやってきたらしい。毎日定時通りにやってきては対地ミサイルを投げ込んでいく。タイムカードでも置いてあるのか?全くまめな連中だ。
おいおい戦闘中にSystemUpdateってなんだよ。しかも「この作業でお客様の情報はM$社には一切送信されません」って大嘘やんけ、おもっきり通常回線で信号が出ているぞ。だいたいFCSに民生用OSを採用するなよなぁ、ったくもう。あぁ、信号拾われて敵に見つかったぞコラァ。回避行動っ。。。ってオイ、うわ、ミサイルが迫ってきているのに、こんなときに再起動するなぁ。ウォォ!
……ご主人様、目標駆逐艦爆沈しました。次の目標指定をお願いします。今日のノルマ完了ですか。じゃいつも通りお向こうの回線にいろいろばらまいてから帰りますね。
はぁ。いつになったらアホらしいこと終わるんでしょうか。とっととネットのインフラシステムを破壊する方がよほど効率的なのに。「えらい人はそれがわからんのです」ですか? はぁそういうものですか
オチはありません。どうしても欲しい人は探してください
登場人物:
被害者1名
システム管理人
某小説よりネコミミメイドUNIX少女