作詞/沢井 慶太

 

どん底    1、グラス片手のlonely play  いつもよりハイグレード・ウィスキー 

      ロクな人生じゃない  氷を鳴らすたびに年をとる

      波うつ酒眺めてみれば 女たちの影が映っては消え

 

      恋に破れた昨日  二度と愛などするものかと誓った

      でもあこがれの今夜  きっと別の女が現れる

      そうさまるで振られるために 恋して愛して求め続け

 

    ※ oh darlin’  惚れっぽい味

      oh darlin’   もう一ついこうか

              やめられないのさ

               やみつきになって 

      気がつけばどん底

 

    2、ボトルかかえてfall in love 無礼承知で話しかける

      しょせん短い若さ  楽しみ後にとっておく性分じゃない

      自分の年に目を覆って 嘆くくらいならやってみるさ

 

      だてな理論かまえても  スケスケ見すかされてる

      すでに女のウソ泣き  見破る手だても熟知

      繰りかえしバカし合いして 男女のキビなどトボケた振り

    

 

 

    3、夢を語りホラになる  どこまでもロマンティシズム

      あとはカイ性次第  野郎の価値はそこにあるのさ

      でも女のリアリズムに 解け込んで行くのは至難の業

 

       ※

 

※ 作詞者よりコメント。三島由紀夫のよく出入りしていたオカマバーがかつて新宿三丁目にあったら
しい。だが現在そこはすでにオカマバーではなく、『どん底』というショットバーであった。それ
を知ったガリバルディは記念に『どん底』という曲を書いてみよう、と思い立った。
このようにして出来上がった曲がこの曲である。曲調はどす黒いまでのブルース・ロックだ。

  

   

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