ダヴィッドの手で大きな寝台のふちに座らされただけで、ラッシュの脳裏にはこれから起こるであろう一連の行為が思い浮かんだ。
未だ拭えぬわずかな恐怖と、それを飲み込むくらいの大きな期待を胸に秘めていることを悟り、ラッシュは恥ずかしさに居たたまれなくなり赤い顔で俯いた。
繰り返され、慣れたと思った行為と感情でも、その感覚は記憶を軽く凌駕する。
いつものようにダヴィッドが自らのシャツを脱ぎ、ラッシュの上着を脱がして肌を探る。
「…ん…」
外気に触れた肌にダヴィッドの手のぬくもりを感じ、大げさにビクリと身体が跳ねた。
「…そんなに緊張することはないだろう」
「だって…」
他人に服を脱がせて貰うというのは妙な感覚で、初めてのときは異常な程に緊張していたように思うが今は少し慣れた。
ラッシュは自分の服が脱がされていくのを傍観者のように見守っていた。
目も耳もフワフワとくもりがかってきているというのに触覚だけは鋭敏で、脱がされる時に一瞬掠める程度に触れる指先にさえ、体が熱くなる。
「ぁ…っ」
胸にぬるりとやわらかいものが這っている。
ダヴィッドの吐息にまで感じてしまってそれだけでも喉が戦慄く。
「ラッシュ」
なんて甘い声で自分の名前を呼ぶのだろう…ラッシュは頭の隅でその声色さえも自分を攻める道具なんだとぼんやりと認識した。






自分でこうゆう絵を描いてると途中からなんだかえろいのかえろくないのかよく分かんなくなる
小説が書ける人はすごいです
もっとラフに絵描けたらいいのになぁ