ここは四川省の山間である。 上海から飛行機に乗ると大阪に行くより遠い距離にある成都。 約3時間を要す。 三国志演義の中で蜀兵は魏兵の三倍も強いと言われた。 21世紀の現代においても ここに暮らす人々を見ると納得できる。 ここでは強靱な体力の持ち主でないと生きていけない。 農作業はすべて人力勝負。 我々の10倍の体力があるのではと考えてしまう。 肥満とは無縁の暮らしぶりである。 起伏の激しい地形のため小さな畑と田圃が並ぶ。 機械が入りそうもない棚田を耕すのは今でも昔ながらの水牛君である。 彼に働いてもらうしか方法がない 農家の朝は早い、日出と共に水牛を小屋から出し朝食の草を食べさせる。 この風景はいつから続いて来たのだろうか。 もしかすると蜀漢のころからか・・・ |
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